デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
2款 株式会社 東京貯蓄銀行
■綱文

第5巻 p.19-20(DK050002k) ページ画像

明治25年7月(1892年)

同行、第一国立銀行横浜支店ニ代理店ヲ嘱託シ、続イテ仙台、名古屋及京都ノ各支店ニモ夫々代理店ヲ嘱託ス。


■資料

東京貯蓄銀行書類 壱(DK050002k-0001)
第5巻 p.19-20 ページ画像

東京貯蓄銀行書類 壱                   (東京貯蓄銀行所蔵)
明治二十五年七月九日
                         支配人 (印)
                   (時一郎印)
  取締役 栄一印    (印)
  監査役 (印)             
第一国立銀行横浜支店ヘ東京貯蓄銀行横浜代理店ヲ嘱托シ、別冊草按之通約定取結、同地ニ於テ貯蓄預金ノ受払及元利金計算ノ取扱為致度存候、依テ約定書及ヒ貯蓄預金取扱規程草按添、此段及廻議候也
  追テ本件決議之上ハ帳簿用紙其外左記之通代理店ヘ送付致度候
 一通帳 弐十冊
 一貯蓄金仮預切符及同台紙
 一貯蓄預金元帳及日締帳
 一名印帳
 一規則書
 一代理店印章

  東京貯蓄銀行ヨリ第一国立銀行横浜支店ヘ貯蓄預金事務取扱ノ代理ヲ委托スルニ付双方ノ間ニ於テ約定シタル条項左ノ如シ
   第一条
東京貯蓄銀行ハ第一国立銀行横浜支店ヲ代理者ト定メ、貯蓄預金事務ノ取扱ヲ委托スルニ付、第一国立銀行横浜支店ハ別冊貯蓄預金取扱規定ニ拠リ之ヲ取扱フヘシ
   第二条
第一国立銀行横浜支店ハ貯蓄預金ノ受払及元利金ノ計算方ニ付テハ総テ其責ニ任スヘシ
   第三条
第一国立銀行横浜支店ニ於テ受取リタル貯蓄預金及支払ヒタル元利金ハ毎日事務終了後日計表ヲ作リテ東京貯蓄銀行ヘ報告シ、其金員ハ第一国立銀行本店ヘ付替東京ニ於テ受渡ヲ為スヘシ
   第四条
 - 第5巻 p.20 -ページ画像 
代理店ニ於テ用フル印章・帳薄・切符及用紙等ハ、東京貯蓄銀行ヨリ第一国立銀行横浜支店ヘ送付スヘシ
   第五条
貯蓄預金通帳ニ貼付スル証券印紙及新聞広告料等ハ、東京貯蓄銀行ヨリ第一国立銀行横浜支店ヘ支払フヘシ
   第六条
東京貯蓄銀行ハ此代理約定ノ手数料トシテ預リ金収入高ノ弐千分ノ一及利子支払高ノ百分ノ三ニ当ル金額ヲ毎半季二月八月第一国立銀行横浜支店ヘ支払フヘシ
   第七条
此約定ハ一方ノ都合ニヨリ六ケ月前ノ予告ヲ以テ之ヲ解約スルコトヲ得ヘシ
右ノ条項締約シタル証トシテ此約定書二通ヲ作リ、各一通ヲ領収スルモノ也
                   株式会社東京貯蓄銀行
                   第一国立銀行横浜支店

東京貯蓄銀行書類 壱(DK050002k-0002)
第5巻 p.20 ページ画像

東京貯蓄銀行書類 壱         (東京貯蓄銀行所蔵)
明治二十五年八月十三日
                   支配人 (印)
  取締役 栄一印  (印)
  監査役 (印) 
仙台及名古屋第一国立銀行支店ヘ貯蓄銀行代理店ヲ嘱托シ、横浜之例ニ依リ夫々約定取結度存候、此段及廻議候也
  追テ決議之上ハ諸用紙・帳簿等横浜同様製造回付致度候
  又来ル廿五日ヨリ両代理店共開業為致候

明治二十五年十二月三日
                   支配人 (印)
  取締役 栄一印 (印) 
  監査役 (印) 
第一国立銀行京都支店ヘ貯蓄銀行代理店ヲ嘱托シ、従来取開タル代理店之例ニ依リ、約定取結、来ル十六日ヨリ開業為致度存候、此段及廻議候也
  追テ決議之上ハ用紙・帳簿・印章等、例之通製造回付致度候
   ○日付ハスベテ支配人ガ書類ヲ提出セシ日ナリ。