デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
2款 株式会社 東京貯蓄銀行
■綱文

第5巻 p.25-26(DK050006k) ページ画像

明治26年3月18日(1893年)

小口ノ貸付金ヲ取扱フコトニ決シ、四月一日ヨリ開始ス。


■資料

東京貯蓄銀行書類 壱(DK050006k-0001)
第5巻 p.25-26 ページ画像

東京貯蓄銀行書類 壱        (東京貯蓄銀行所蔵)
明治二十六年三月十八日
                支配人 (印)
  取締役 栄一印 (印) 
  監査役 (印) 
来ル四月一日ヨリ本所ニ於テ小口ノ貸付金相始メ申度、依テ左記書類取調此段及廻議候也
 一貸付金取扱綱領     一貸付金開業広告
 - 第5巻 p.26 -ページ画像 
 一借用金証書       一貸付金回議書
 追テ広告之義ハ左記新聞紙之内八種ニ日数七日間以内掲載之積ニ有之候
  時事 日本 日々 朝日 商業 改進 やまと 都 報知 読売
    貸付金取扱綱領
一貸付金ハ五拾円以上弐千五百円迄トシ利子ノ割合左ノ通リ
 一五拾円以上千円未満    年七分弐厘
 一千円以上弐千五百円迄   年六分
一貸付金ノ期限ハ六ケ月以内トス
一貸付金ノ利子ハ日ノ多少ヲ問ハス都テ半ケ月割ヲ以テ計算ス譬ヘハ十五日前ノ貸出及十六日後ノ返金ニハ全月分ノ利子ヲ付シ十六日後ノ貸出及十五日前ノ返金ニハ半ケ月分ノ利子ヲ附ス
一貸付金ニ対スル抵当品ハ国債証券及地方債証券ニ限ルモノトシ、其抵当価格ハ当分左ノ通リ
  金禄六分利     百円
  金禄五分利     九拾五円
  整理公債      〃
  海運公債      〃
  新公債       九拾円
  旧公債       弐拾円
  東京市公債     百円
    東京貯蓄銀行広告
貯蓄金ハ壱銭以上何程にても確実に預るへし
来る四月一日より五拾円以上弐千五百円迄の貸付金を取扱ふへし
  但貸付金の抵当ハ公債証書に限る
預り金及貸付金の利息ハ左の割合とす
  預り金          年五分四厘
  貸付金千円以下ハ     年七分弐厘
  〃千円以上ハ       年六分
             東京日本橋区兜町一番地
             第一国立銀行構内
                  株式会社東京貯蓄銀行