デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治13年2月2日（1880年）

第六十六銀行全国諸銀行考課状編纂ノ議案ヲ発ス。

屡次之ニ付キ協議ス。

東京経済雑誌
　○第二〇号・第九七―一〇〇頁〔明治一三年二月一四日〕
　　　　○択善会第二十九回録事
二月二日、択善会第二十九次叙会幹事第一銀行渋沢栄一・三井八郎二郎、同第十五銀行三輪振次郎・戸田欽堂、同三井銀行三野村利助・田中茂兵衛、第二銀行原善三郎、第三同松下一郎右衛門、第四同原田銀造・辻金五郎、第五同市来広治・一井保、第六同平尾東三・草鹿砥孫第十同市川好三、第十二同北川亥之作、第十三同蘆田順三郎・山川勇木、第十四同加藤典経、第二十同川杉義方、第二十二同堀内正善、第廿七同山口三男・礒与吉、第三十二同平池玄四郎、第三十三同種田誠一・岩橋静彦、第四十四同市原政樹・斎藤岑雄、第六十同関岡孝治・壬生寛静、第七十四同大塚由之、第九十五同青山幾之助・福田敏脩、第百同原六郎・宮部久、第百十三同鈴木重恒・古山数馬、第百十九同村瀬和一郎、第十八同・第二十三同代理第一銀行大沢正道等三十九名来会シ、第三十銀行・第百十八銀行・久治米銀行等ハ欠席ス、午後五時会場ヲ開ク
○中略
第六次、○中略又第六十六銀行ヨリ照議セシ全国諸銀行考課状編纂ノ議案、及同盟上申書文例ノ議等ハ、時已ニ深更ニ際スヲ以テ後会ニ譲ルヘキヲ告ケタリ

　○第二二号・第一七七頁〔明治一三年三月一五日〕
　　　　○択善会第三十次会録事
○中略
第四次、会頭ハ第六十六銀行建案全国諸銀行考課状編纂方法ヲ議シテ曰ク、該方法ハ悉ク計算表図式ニ係リ、一読一見シテ可否ヲ決スヘカラサルヲ以テ、別ニ数部ヲ写シ、輪議ヲ以テ其可否ヲ論スルヲ要ス、因テ不日輪札ヲ発セバ諸君預メ之ヲ領セヨト、皆之ヲ領意ス

　○第二五号・第二九七頁〔明治三一年四月二一日〕
　　　　○択善会第三十一次会録事
○中略
第一次、会頭渋沢栄一君ハ前会ノ後幹事銀行ニテ処理セシ事務ヲ報道スル左ノ如シ
○中略
　一第十三号輪札ヲ以テ第三十次会ニ於テ決議シタル諸牒記名例ヲ再議シ、併セテ第六十六銀行建議全国銀行考課状編纂方法、及ビ本年二月分本会並ニ経済雑誌社計算表ヲ廻閲ニ付シタリ
 - 第5巻 p.657 -ページ画像 
○中略
第四次、第六十六銀行建議全国銀行考課状編纂方法ノ議ハ、尚後会ニ延テ議スヘキコトニ決定セリ