デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
21節 瓦斯
3款 東京瓦斯株式会社
■綱文

第12巻 p.696-697(DK120091k) ページ画像

明治39年3月14日(1906年)

是日英人マクノートン、栄一ノ事務所ヲ訪問シテ
 - 第12巻 p.697 -ページ画像 
当会社ニ投資ノ件ヲ申出ヅ。是年七月、栄一当会社ニ対スル課税問題ニ関シ尽力ス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治三九年(DK120091k-0001)
第12巻 p.697 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治三九年
三月十四日 晴 軽暖               起床七時四十分就蓐十一時
○上略 午前十時半兜町事務所ニ抵リ書類ヲ撿閲ス、英人マクノートン及両氏来《(マヽ)》リテ東京瓦斯会社ニ投資ノコトヲ談ス○下略
三月二十七日 雨 軽寒              起床七時就蓐十二時
○上略 午後一時事務所ニ抵リ、東京瓦斯会社重役会ヲ開ク、種々ノ紛議ヲ解決ス○下略
  ○英人マクノートンヨリ外資輸入ヲ勧誘シ来レドモ、取締役大橋新太郎之ヲ拒絶シテ其事止ム。


渋沢栄一 書翰 萩原源太郎宛(明治三九年)七月一六日(DK120091k-0002)
第12巻 p.697 ページ画像

渋沢栄一 書翰  萩原源太郎宛(明治三九年)七月一六日
                    (萩原英一氏所蔵)
貴翰拝読益御清適之条抃賀之至ニ候、然者瓦斯会社半季計算も都合能く相済、来ル十八日ニハ株主総会ニ付小生ニも是非出席候様重役諸君御企望之趣拝承仕候、小生も韓国之事務ハ本月初旬ニ相済、其後内地各支店巡回中ニて昨今京都ニ滞在いたし居、明日ハ出立之積ニ候得共尚名古屋ニ一日を要し可申、其上両三日前よリ少々風邪気ニて昨日ハ無拠平臥休息仕候仕合ニ付、十八日之総会出席之義者何分無覚束候間高松君始御一同へ右之段宜敷御申上可被下候
課税問題ニ付種々重役諸君之御厚配有之候云々拝承仕候、早晩相生候事とは予期致候も随分困却之事ニ御坐候、右ニ付而も此季之利益配当ハ可相成ハ壱割四分位ニ引下候方可然歟と相考候得共前陳之如く総会ニも間ニ合兼候場合強而ハ申上兼候、只高松君まて貴兄より御申述被下御一考相願度と存候、いつれ十九日夕まてニハ帰京之見込ニ付其上前条課税之事も及ふ限り尽力可仕と存候、右拝答旁一書申上候 不宣
  七月十六日               渋沢栄一
    萩原源太郎様
          拝復