デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
25節 取引所
1款 東京株式取引所
■綱文

第13巻 p.386-401(DK130031k) ページ画像

明治17年4月24日(1884年)

栄一、東京株式取引所ニ対シ、ソノ条例・定款・申合規則等、関係諸規則ノ改正増補セル毎ニ印刷セシモノノ悉クヲ請求ス。


■資料

株主関渉書類 明治一七年一月―一二月(DK130031k-0001)
第13巻 p.386 ページ画像

株主関渉書類  明治一七年一月―一二月(東京株式取引所所蔵)
  明治十七年四月二十四日
拝啓陳ハ貴所条例定款並ニ申合規則是迄改正増補相成候沿革一通リ拝見仕度候間、乍御手数其沿革之度毎ニ御印刷相成居候もの各壱部宛此者ニ御附与被下度、此段御依頼申上候也
                      渋沢栄一
    株式取引所御中


株主関渉書類 明治十七年(DK130031k-0002)
第13巻 p.386-389 ページ画像

株主関渉書類 明治十七年       (東京株式取引所所蔵)
当取引所金禄公債証書売買ノ儀、額面五円ヲ以テ呼価ト為シ爾来一年有余実施致シ来リ当所ノ取扱上ニ於テハ強テ差支候儀モ無之候処、事実一般ノ称呼及ヒ直取引ノ呼価百円建ノ相場ニ照シ計算上或ハ不便ヲ感シ候儀モ有之候ニ付、今般申合規則第五条ヲ左ノ通リ改正候筈、頭取肝煎ノ衆議ニ決定致シ候、仍テハ右旨趣御承認ノ上ハ早々貴名下ヘ御調印被下度候也
    改正条項
 第五条 売買ノ呼価諸公債証書ハ額面百円諸株式ハ一株ノ直段ヲ以テスヘシ
  明治十七年四月十九日     東京株式取引所 東京株式取引所印
    野依周吉郎殿 (印)○以下各押印略
    吉永治道殿
    森田晋三殿
    深川亮蔵殿
    川崎八右衛門殿
    山中隣之助殿
    諸葛政太殿
    相良剛造殿   強テ差支無之候ハヽ現今之通リ
    寺村鉄造殿
    渡辺福三郎殿代理
    平尾保義殿
 - 第13巻 p.387 -ページ画像 
    朝吹英二殿   代印
    野村潤次郎殿  強而差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    渡辺勝三郎殿
    中山信彬殿   強而差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    今村清之助殿  現今之通リニ致し置度候也
    伊東蔓殿    強テ差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    諸葛小弥太殿
    野村儀兵衛殿  現今之通リニテ宜敷存候
    弘田忠五郎殿
    三好玄清殿   強而差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    青木善七殿
    相良大八郎殿  強而差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    松岡又四郎殿  右同断代印
    串田孫三郎殿
    小松春三殿   代印
    岡本善七殿   現今之通願度候
    三野村利助殿
    原信男殿    代印
    小松精一殿   代印
    松林義之殿
    橋本政八郎殿
    青木勝重殿   代印
    犬塚嘉十殿
    山本俊三殿   代印
    山口雄蔵殿
    高野藤吉殿   代印
    沼間守一殿   御同意代印
    益田孝殿
    川田勇殿    強テ差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    山崎景戡殿   右同断代印
    山田央殿    代印
    曾我助顕殿   強而差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    小川為次郎殿  右同断代印
    山本次郎兵衛殿 右同断代印
    渋沢栄一殿
    小室信夫殿
    山本徳次郎殿
    吉川長兵衛殿
    田中平八殿
    小松操殿    代印
    宇都宮礼蔵殿
    伊東小三殿
    河上左右殿代理
    西村英三殿
    山田敏殿    代印
 - 第13巻 p.388 -ページ画像 
    黒須仙太郎殿代理
    北島庄兵衛殿  代印
    前島弥殿    代
    阪谷達三殿   強テ差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    佐納岩吉殿   右同断代印
    酒井忠彰殿
〔貼紙別紙〕
                            (酒井)
月限リ委百株券売却候ニ付可否申入候権利無之ニ付調印難仕候也(印)
    山郷善助殿
    原代九郎殿
    平岡しけ殿   代印
    藤倉荘太郎殿  強テ差支無之候ハヽ現今之通リ代印
    伊藤幹一殿
    坂本夏殿代理
    印東武馬殿
    諫早酉三郎殿
    西川平三殿
    富永冬樹殿   断然従前之通リにて可然候
    水野九郎殿
    西村誠造殿   代印
    須藤時一郎殿
    本村文六殿   代印
    杉山弘憲殿
    木村源兵衛殿
    近藤善助殿   断然従前之通ニ可然候
    竹口武兵衛殿  現今之通宜敷存候
    関谷善八殿
    遠藤敬止殿
    大塚藤八殿
    野口利右衛門殿
    蜷川緝殿
    加藤忠蔵殿   代印
    多崎忠七殿
    北島庄兵衛殿
    野本貞次郎殿
    平林喜三郎殿
    住吉太助殿
    西田永助殿
    鹿島新兵衛殿
    福井とみ殿
    池田浩平殿
    古川景愛殿
    菊池三九郎殿
    辻知之殿    現今之通リニテ宜敷
    諸隈ふさ殿
    島田久兵衛殿  代印
    井上庄蔵殿
 - 第13巻 p.389 -ページ画像 
    新井儀兵衛殿
    今井篤殿
    三村君平殿
    岩田誠吉殿
    今村繁三殿   強而差支無之候ハヽ現今之通リ致置度候
    神戸清兵衛殿  現今之通ニ致度候
    山県保兵衛殿
    高岡新三郎殿
    山中正兵衛殿
    平松甚四郎殿  現今之通ニテ宜敷
    鹿嶋昌三殿
    白柳惣平殿   多数ニ寄可申候也
    寺林藤太郎殿  現今之通願度
    岡本弥平次殿代
    小島清右衛門殿
    松本常蔵殿   敢テ差支無之候ハヽ現今ノ通リニテ可然奉存候
    木村弥重殿
    小川栄殿
    松橋銀殿    代印改正条項ハ普通ノ称呼ニ随フモノナレハ大賛成也
    山本市蔵殿
    杉平新造殿
    小林与一殿   現今之通リニテ宜敷
    市川善兵衛殿
    疋田平造殿
    堀秀知殿
    吉田良栄殿   多数ニ寄可申候也
    穂苅半兵衛殿
    安達直吉殿
    福島幸次郎殿
    伴田六三郎殿
    吉沢作之助殿
         御中


株主関渉書類 明治一七年(DK130031k-0003)
第13巻 p.389-392 ページ画像

株主関渉書類 明治一七年      (東京株式取引所所蔵)
別冊当取引所第一期営業報告落成ニ付贈呈仕候也
  明治十七年四月             東京株式取引所
    野依周吉郎殿 (印)○以下各押印略
    吉永治道殿
    森田晋三殿  不在ニ付代印
    深川亮蔵殿
    川崎八右衛門殿
    山中隣之助殿
    諸葛政太殿
    相良剛造殿
    寺村鉄造殿  不在ニ付代理
 - 第13巻 p.390 -ページ画像 
    渡辺福三郎殿
    朝吹英二殿
    野村潤次郎殿
    渡辺勝三郎殿
    今村清之助殿
    諸葛小弥太殿
    野村儀兵衛殿
    弘田忠五郎殿 不在ニ付代理
    串田孫三郎殿
    岡本善七殿
    三野村利助殿
    原信男殿
    橋本政八郎殿
    犬塚嘉十殿
    山口雄蔵殿
    高野藤吉殿
    沼間守一殿
    益田孝殿
    山本次郎兵衛殿
    渋沢栄一殿
    小室信夫殿
    山本徳次郎殿
    吉川長兵衛殿
    田中平八殿
    小松操殿
    宇都宮礼蔵殿
    伊東小三殿
    河上左右殿
    黒須仙太郎殿
    前嶋弥殿   代印
    阪谷達三殿
    佐納岩吉殿
    酒井忠彰殿
    山郷善助殿
    平岡しけ殿
    藤倉荘太郎殿
    坂本夏殿
    諫早酉三郎殿
    西川平三殿
    富永冬樹殿  代印
    水野九郎殿
    須藤時一郎殿
    本村文六殿  代印
    杉山弘憲殿
 - 第13巻 p.391 -ページ画像 
    木村源兵衛殿
    近藤善助殿
    竹口武兵衛殿
    関谷善八殿
    遠藤敬止殿
    大塚藤八殿
    野口利右衛門殿
    蜷川緝殿    本人不在ニ付代印致為
    加藤忠蔵殿
    多崎忠七殿
    野本貞次郎殿
    平林喜三郎殿
    住吉太助殿
    西田永助殿
    鹿島新兵衛殿
    福井とみ殿
    池田浩平殿
    菊地三九郎殿
    辻知之殿
    諸隈ふさ殿
    嶋田久兵衛殿
    井上庄蔵殿
    新井儀兵衛殿
    今井篤殿
    三村君平殿
    岩田誠吉殿
    今村繁三殿
    神戸清兵衛殿
    山県保兵衛殿
    富岡新三郎殿
    山中正兵衛殿
    平松甚四郎殿
    鹿島昌三殿
    白柳惣平殿
    寺林藤太郎殿
    岡本弥平次殿  代理小島清右衛門
    松本常蔵殿
    木村弥重殿
    小川栄一殿
    松橋銀殿    不在代印
    山本市蔵殿
    杉本新造殿
    小林与一殿
    市川善兵衛殿
 - 第13巻 p.392 -ページ画像 
    堀秀知殿
    吉田良栄殿
    穂苅半兵衛様
    安達直吉様
    福島幸次郎様
    伴田六三郎様
    吉沢作之助殿
    北島庄兵衛殿
    松林義之殿


株主関渉書類 明治一七年自一月至一二月(DK130031k-0004)
第13巻 p.392-393 ページ画像

株主関渉書類 明治一七年自一月至一二月  (東京株式取引所所蔵)
鉄道会社株式売買昨廿四日ヨリ開始候処追々多額ノ取組有之、就テハ日々立会挙行致シ度旨仲買人一同ヨリ請求有之、従前隔日ノ立会ニ応シ候規則ニテハ実際差支有之候条、申合規則条項中左ノ朱書之通加除改正候筈、頭取肝煎ノ衆議ニ決定致シ候、仍テ右旨趣御承認之上貴名下ヘ御調印被下度、此段得御意候也
    申合規則改正条項
第十一条 公債証書株式トモ前日二番ノ寄附ヨリ本日本場ノ大引迄庭帳記入ノ価格ヲ平均(売買ノ総代価ヲ合計シ更ニ之ヲ総額ニ除ス)シテ一定ノ約定直段トス、此約定直段ニ対シ各自庭帳記入ノ価格ニ於テ過不及ヲ生スルトキハ、其過不及ノ金額ハ其本証拠金差入ノ定刻迄ニ決算受渡ヲ為スヘシ
   但右時間中ニ在リテ新規買ヲ為シタルモノヲ転売シ、新規売ヲ為シタルモノヲ買戻シタル分ハ、其取組直段ヲ以テ決算スヘシ
第十二条 株式ノ品種ニ由リ連日立会挙行セサルモノハ当日本場寄付ヨリ二番大引迄庭帳記入ノ代価ヲ平均(売買ノ総代価ヲ合計シ更ニ之ヲ総株数ニ除ス)シテ一定ノ約定直段トス、此約定直段ニ対シ各自庭帳記入ノ価格ニ於テ過不及ヲ生スルトキハ、其過不及ノ金額ハ其本証拠金差入ノ定刻迄ニ決算受渡ヲ為スヘシ
   但右時間中ニ在テ新規買ヲ為シタルモノヲ転売シ、新規売ヲ為シタルモノヲ買戻シタル分ハ、其取組直段ヲ以テ決算スヘシ
第十五条
  (第一項第二節)
  一諸株式 実価 百分ノ五ヨリ百分ノ三十マテ
   但各株式売買ノ景況ニ依リ頭取肝煎商議ノ上本文ノ制限内ニ於テ時々之ヲ定メ取引所ノ市場ニ掲示スヘシ
  右本証拠金ハ前日二番寄付ヨリ本日本場大引迄売買ノ分ニ対シ翌日本場第二節立会迄ニ差入ルヘシ、又連日立会《(以下朱書)》セサルモノハ当日本場寄付ヨリ二番大引迄売買ノ分ニ対シ前同刻迄ニ差入ルヘシ
    以上
  明治十七年四月廿六日 東京株式取引所
    野依周吉郎殿 不在ニ付代理(印)
    吉永治道殿  (印)○以下各押印略
    森田晋三殿  不在ニ付代理
 - 第13巻 p.393 -ページ画像 
    深川亮蔵殿
    川崎八右衛門殿
    山中隣之助殿
    諸葛政太殿
    相良剛造殿
    寺村鉄造殿  不在ニ附キ代理
    中山信彬殿  代
    野村潤次郎殿
    渡辺福三郎殿  代理
    平尾保義殿
    朝吹英二殿   代理
    渡辺勝三郎殿
    今村清之助殿
    伊東蔓殿
    諸葛小弥太殿
    野村儀兵衛殿
    弘田忠五郎殿  不在ニ付代理
    三好玄清殿
    青木善七殿
    相良大八郎殿  代
    松岡又四郎殿  代
    串田孫三郎殿
    小松春三殿   代理
    岡本善七殿
    三野村利助殿
    原信男殿    代理
    小松精一殿   代理
    松林義之殿
    橋本政八郎殿
    青木勝重殿
    犬塚嘉十殿
    山本俊三殿   代理
    山口雄蔵殿
    高野藤吉殿
    沼間守一殿   代理
    益田孝殿
    小田勇殿    代
    山崎景戡殿   代
    山田央殿    代理
    曾我助顕殿
    山本次郎兵衛殿 代
    渋沢栄一殿
    小室信夫殿
       ○他八十四名略ス

 - 第13巻 p.394 -ページ画像 

諸願伺届 明治一七年(DK130031k-0005)
第13巻 p.394 ページ画像

諸願伺届 明治一七年        (東京株式取引所所蔵)
明治十七年六月五日
  今般改正御認許相成候申合規則印刷出来候ニ付株主一同ヘ輪札ヲ以テ該本御配付之儀、左按之通リニテ可然哉
当取引所金禄公債証書売買呼価及ヒ諸株式之内連日立会之分申合規則改正之儀、過般御承認之有無及御訊合候処、改正御同意多数ニ依リ其筋ヘ伺出、御認許相済申候、仍テ別冊進呈此段御通知申候也
  明治十七年六月 日           東京株式取引所
    株主連名宛


株主関渉書類諸会社往復 明治十八年(DK130031k-0006)
第13巻 p.394-395 ページ画像

株主関渉書類諸会社往復 明治十八年 (東京株式取引所所蔵)
当取引所金銀貨幣定期売買ノ儀、是迄千円ヲ以テ切手一枚ト相定メ置候処、自今百円ヲ以テ切手一枚ト改正致シ度候、右ハ近来貨幣ノ高低著シク府下両替商仲買等屡々相場ノ標準ヲ失ヒ、随テ正確ノ売買ヲ相望候処、当市場売買ノ制限千円以上ニ有之候テハ実際給需相応シ兼候ニ付、之ヲ百円ト改メ一般ノ利便ヲ得度、仲買一同ノ企望ニ依リ申合規則中左ノ通改訂候筈、頭取肝煎之衆議ニ決定致シ候、就テハ御承認之上貴名下ヘ御調印被下度、此段得貴意候也
    金銀貨売買之部改正条項
第二章
第四条ヲ左ノ通改正ス
  第四条 金銀貨幣ノ定期売買ハ百円ヲ以テ切手一枚ト定メ、一枚以上何枚ニテモ売買約定ヲ為スコトヲ得ヘシ
第三章
第十四条第一項ヲ左ノ通リ改正ス
  第一   本証拠金
   一実価  壱円以上壱円拾銭迄 切手一枚ニ付 金五円五拾銭
   一同   壱円拾銭以上壱円廿銭迄 同 金六円
   一同   壱円廿銭以上壱円三十銭迄 同 金六円五拾銭
      余ハ右ニ準ス
  明治十八年一月十六日          東京株式取引所
    吉永治道殿  (印)○以下各押印略
    森田晋三殿
    深川亮蔵殿
    野依周吉郎殿
    川崎八右衛門殿
    山中隣之助殿
    相良剛造殿
    渡辺勝三郎殿  不在中ニ付代理 石榑利八
    寺村鉄造殿
    牟田口元学殿
    諸葛政太殿
    渡辺福三郎殿代理
    平尾保義殿   不在中ニ付 石榑
 - 第13巻 p.395 -ページ画像 
    朝吹英二殿   代理 小松彰
    野村潤次郎殿
    田中菊次郎殿
    今村清之助殿
    伊東蔓殿    代理 小松彰
    黒須仙太郎殿  代理 北嶋庄兵衛
    諸葛小弥太殿
    弘田忠五郎殿  不在ニ付代理 森田晋三
    三好玄清殿
    青木善七殿   代理 小松彰
    相良大八郎殿  代理 相良剛造
    野村儀兵衛殿  代理 江波栄次郎
    河野寿男殿代理
    山中隣之助殿
    小松春三殿   代理 小松彰
    三野村利助殿
    原信男殿    代理 小松彰
    小松精一殿   代理 小松彰
    松林義之殿
    平沼八太郎殿  代理 小松彰
    岡本善七殿
    青木勝重殿   代理 小松彰
    犬塚嘉十殿
    山本俊三殿   代理 小松彰
    牟田口淳介殿  代理 牟田口元学
    曾我助顕殿
    伊藤幹一殿
    沼間守一殿
    益田孝殿
    山田央殿    代理 小松彰
    山本次郎兵衛殿 代理 相良剛造
    石井常英殿   代理 牟田口元学
    渋沢栄一殿
    串田孫三郎殿  代理 竹田七太記
      ○以下八十八名略ス


株主関渉書類諸会社往復 明治十八年(DK130031k-0007)
第13巻 p.395-396 ページ画像

株主関渉書類諸会社往復 明治十八年 (東京株式取引所所蔵)
拝啓去月三十日及ヒ本月二日附ヲ以テ及御報道置候通リ当取引所諸種売買改正手数料ノ項ハ申合規則中ヲ削除シ更ニ御認許出願可致旨事務局長ヨリ御達相成候ニ付、右手数料定額金及ヒ申合規則中改正ノ本□併テ四通調製及御回達候間、各貴名下ヘ御調印被下度此段得貴意候也
  明治十八年十二月 日         東京株式取引所
    吉永治道殿  (印)
    森田晋三殿  
    深川亮蔵殿  (印)
 - 第13巻 p.396 -ページ画像 
    川崎八右衛門殿(印)
    野依周吉郎殿 (印)
    犬塚嘉十殿  (印)
    山中隣之助殿 (印)
    相良剛造殿  
    渡辺勝三郎殿 (印)
    寺村鉄造殿  (印)
    牟田口元学殿代
    牟田口淳介殿代
    渡辺福三郎殿代理
    平尾保義殿  (印)
    串田孫三郎殿 (印)
    朝吹英二殿
    伊東蔓殿
    黒須仙太郎殿代理
    北島庄兵衛殿 (印)
    渡辺治右衛門殿(印)
    岡本浅吉殿  (印)
    弘田忠五郎殿 (印)
    田中菊次郎殿 (印)
    野村潤次郎殿 (印)
    三好玄清殿  
    今村清之助殿 (印)
    相良大八郎殿 (印)
    松林義之殿  (印)
    河野寿男殿代理
    山中隣之助殿 (印)
    諸葛政太殿代理
    諸葛小弥太殿 (印)
    小池春三殿  (印)
    三野村利助殿 
    原信男殿   (印)
    青木善七殿  (印)
    平沼八太郎殿 
    岡本善七殿  
    諸葛小弥太殿 (印)
    山本俊三殿  (印)
    伊藤幹一殿  (印)
    沼間守一殿  (印)
    益田孝殿   (印)
    山田央殿
    山本次郎兵衛殿代
    石井常英殿代
    渋沢栄一殿   栄一
    山本徳次郎殿(印)     ○以下八十名略ス


自明治十一年至同四十年沿革及統計(東京株式取引所編) 第二三―二五頁〔明治四一年一一月〕(DK130031k-0008)
第13巻 p.396-398 ページ画像

自明治十一年至同四十年沿革及統計(東京株式取引所編)
                   第二三―二五頁〔明治四一年一一月〕
 - 第13巻 p.397 -ページ画像 
    営業概況(自明治十一年五月至同四十年十二月)
○上略
金銀貨ノ売買一タヒ廃滅ニ帰シテヨリ市況頓ニ沈睡ノ域ニ陥リタリシガ、此間当取引所ハ定款及営業細則ヲ改正シ又株式ノ取引期間ヲ改ムル等種々ノ改良ヲ施ス所アリシカ為メ、明治十六年上半期ニ至リテ公債株式ノ売買高日ニ漸ク多キヲ加ヘタリ、然ルニ同年四月以降仲買人納税規則(明治十五年十二月六十五号布告)実施セラレタルヲ以テ、将ニ伸張セントスル市場ノ売買取引モ亦漸ク沈衰ニ向ハントシタルモノヽ如シ、該規則ニ拠レハ株式仲買人ノ納税額ハ銀米ニ比シテ較ヤ軽カリシノミナラス、当時銀貨ノ売買ハ既ニ廃滅ニ帰シ各仲買人ハ其売買ノ利益ニ依頼セサルノ習慣ヲ養成シ居リタルヲ以テ、当取引所市場ノ衰退ハ大阪・横浜両取引所及各地米商会所ノ如ク著大ナラザリシモ而モ其商勢ノ漸ク閑散ノ域ニ沈淪シタルコト疑フ可カラス
明治十六年下半期間ノ商勢ヲ観査スルニ、新・旧・秩禄・起業等ノ諸公債ハ其売買殆ント絶無ニ帰シ独リ金禄公債ノ売買取引行ハレタルノミ、而シテ其売買高額面二千五百五十万八千円余ニ過キスシテ之ヲ前期ニ比スレハ実ニ二百七十三万八千余円ヲ減シ、株式ノ売買高モ亦幾分ノ退縮ヲ見タリ、然ルニ同半期間ニ於テ金銀貨幣ノ定期取引ヲ許可セラレタルヲ以テ、八月二十日ヨリ之レカ売買ヲ開始シタルモ商勢依然トシテ振ハス、当時僅ニ二十三万五千円余ノ取引アリシノミニシテ爾後絶テ其売買ナク全然休止ノ状ヲ呈スルニ至レリ、十七年上半期ニ至リテハ公債ノ売買日々益々衰凋ノ状ヲ呈シ其取引高僅々一千六百七十万円余ニ過キサリシ、又株式ハ日本鉄道会社株式ノ売買ヲ開始シタル以来大ニ取引ノ数ヲ増進シタルモノヽ如シト雖モ、而モ市場ノ大勢ハ萎靡不振ノ状ヲ免カレス、蓋シ其原因一ニシテ足ラスト雖モ、要スルニ十六年四月以降実施セラレタル仲買人納税規則カ其影響ヲ市場ニ及ホシ、為メニ此衰態ヲ招致シタルモノト謂ハサル可カラス、斯クテ同年下半期ヨリ十八年下半期ニ至ル迄此悲況ヲ持続シ、同半期ニ於ケル売買手数料ハ以テ当取引所ノ経費ヲ償フコト能ハサルノ惨状ニ陥レリ、是ニ於テ乎理事者ハ其原因主トシテ仲買人納税規則実施ノ為メ彼等ガ其課税ノ負担ニ堪ヘサルヨリ自然市場ノ取引ヲ猶予スルニ在ルコトヲ察シ、先ツ該規則ノ改正ヲ大蔵農商務両卿ニ上願シ只管年来ノ衰態ヲ救済センコトヲ企図シタリ、然ルニ同年十二月ニ至リ改府ハ仲買人納税規則ヲ廃止シ同時ニ株式取引所条例及ヒ米商会所・株式取引所収税規則ヲ改正シテ玆ニ取引所税則ノ面目ヲ一新シタリ
仲買人納税規則廃止ノ効果シテ空シカラスシテ明治十九年上半期ニ至リ市況漸ク挽回ノ兆ヲ顕ハシ、同年三四月ノ交ヨリ株式ノ売買殊ニ繁盛ヲ来シ、爾来商勢駸々トシテ進ミ公債ノ取引モ亦之ニ伴フテ次第ニ増加ノ傾向ヲ示シタリ、左レハ同半期ニ於ケル売買総出来高ハ公債証書額面壱千拾四万七千五百円余、株式弐拾四万五千六百四拾株余ニシテ之ヲ前期即チ仲買人納税規則現存ノ当時ニ比スレハ公債ニ於テ弐倍強、株式ニ於テ拾倍強ノ増加ヲ見タリ、夫ヨリ同二十年上半期ニ至ル迄ハ市況恒ニ活躍ノ状ヲ持続シ、殊ニ同半期ノ如キハ公債ノ取引大ニ減少シタルニモ拘ハラス株式ノ売買七十七万五千九百余株ノ巨額ニ達
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シ、実ニ当取引所創業以来未曾有ノ盛況ヲ見タリ、亜テ同年下半期及ヒ同二十一年上半期ニ至リテハ商勢一変シテ公債株式共ニ較ヤ需給ノ数ヲ減シタルモ、而モ之ヲ明治十五六年頃ノ商勢ニ比スルトキハ啻ニ沈衰ノ状ナキノミナラス取引市場ノ発達実ニ驚クヘキモノアリキ○下略



〔参考〕農商務卿第四回報告 第九九―一〇四頁明治一七年(DK130031k-0009)
第13巻 p.398-399 ページ画像

農商務卿第四回報告 第九九―一〇四頁明治一七年
    株式取引所
株式取引所ノ景況モ亦米商会所ト情ヲ均シクスルモノナリ、故ニ其業途ニ於テモ之ト同シク異状ヲ見ス、然レトモ特リ公債証書ノミ著シキ増加ヲ来セシハ蓋シ前年度ト同シク税額ノ卑キト一般ノ商業不振ナルトニ原因スルモノヽ如シ、其他株式金銀貨等ノ業途ニ於テ日ニ退縮スルカ如キハ尚ホ各米商会所ノ情態ニ異ナルコトナシ、就中横浜株式取引所ノ如キハ仲買人納税規則実施以来頓ニ取引スル者ナク恰モ休業ニ均シキ光景ニテ殆ト一年半ノ歳月ヲ経過シ、客年九月ニ至リ僅カニ定款申合規則ヲ改正シ公債及ヒ諸株式ノ売買ヲ試ミタリシモ其取引実ニ僅々ニ過キサルナリ、玆ニ去十六年七月一日ヨリ客年六月三十日迄各株式取引所ニ於ケル売買取引ノ総高ヲ挙クレハ、公債証書額面六千四百七拾九万九千六百円ニシテ、外ニ現場取引六千円、株式三拾万四千弐百三拾、金銀貨三拾壱万六千円、外ニ現場取引三拾弐万零四百円トス、而シテ之ヲ前年度ノ公債四千三百万四千九百六拾八円、株式三拾万四千零五拾九、金銀貨拾億五千六百六拾四万七千三百六拾壱円ニ比スレハ公債ハ弐千壱百七拾九万四千六百三拾弐円外ニ現場六千円ヲ増加スルモ、株式ハ新タニ神戸株式取引所ヲ増加シテ僅々壱百七拾壱ヲ増加スルニ過キス、金銀貨ノ如キハ拾億五千六百零壱万九千三百六拾壱円ヲ減セリ、而シテ別ニ現場取引三拾弐万四百円アリ、其詳ナルハ左表ノ如シ
    株式取引所売買取引高増減表

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 株式取引所地名   自十六年七月          自十五年七月           至十七年六月          至十六年六月           増              減 東京  公債  四二、二〇九、〇〇〇     二一、五一五、一六八  二〇、六九三、八三三          ……………     株式     二九一、六〇四        二〇一、七八九      八九、八一五          ……………     金銀貨    二三五、〇〇〇         九五、〇〇〇     一四〇、〇〇〇          …………… 横浜  公債       ……………          ……………       ……………          ……………     株式       二、〇〇〇         五九、五四一       ……………         五七、五四一     金銀貨      一、〇〇〇    九八四、一二二、二二五       ……………    九八四、一二一、二二五 大阪  公債  二二、五八九、一〇〇     二一、四八九、八〇〇   一、〇九九、三〇〇          ……………         現場   六、〇〇〇          ……………       六、〇〇〇     株式      一〇、三六七         四二、七二九       ……………         三二、三六二     金銀貨     七六、〇〇〇     七二、四三〇、一三六       ……………     七二、三五四、一三六 神戸  公債       一、五〇〇          ……………       一、五〇〇          ……………     株式         二五九          ……………         二五九          ……………     金銀貨    三一六、〇〇〇          ……………     三一六、〇〇〇          ……………         現場 三二〇、四〇〇                    三二〇、四〇〇 合計  公債  六四、七九九、六〇〇     四三、〇〇四、九六八  二一、七九四、六三二          ……………         現場   六、〇〇〇          ……………       六、〇〇〇     株式     三〇四、二三〇        三〇四、〇五九         一七一          ……………     金銀貨    六二八、〇〇〇  一、〇五六、六四七、三六一       ……………  一、〇五六、〇一九、三六一         現場 三二〇、四〇〇          ……………     三二〇、四〇〇          …………… 




 - 第13巻 p.399 -ページ画像 
京都府下ニ於テ京都株式取引所ノ設立ヲ出願セリ、仍テ客年七月太政官第拾七号布達ニ準拠シ其設立ヲ許可シ、十二月十五日ヲ以テ開業スルニ至レリ
    各米商会所各株式取引所等仲買ニ関スル件
仲買人認許年限ハ旧来米商会所又ハ株式取引所ノ規約ニヨリ一年ヲ限リ営業ニ従事スルノ契約ナルヨリ、永ク其業ヲ営マント欲スル者ハ年年継続ノ認許ヲ仰カサルヲ得サリシモ、去十六年本省第六号告示ニ拠リ其認可ヲ得タル者ハ米商会所及ヒ株式取引所ノ営業年限間依然仲買人タルノ資格ヲ有シ其営業ニ従事スルヲ得ルニ至レリ、而シテ同年第弐拾八号布告ニ拠リ本季間仲買人ヨリ徴収セシ認許料ハ米商会所仲買人ヨリ九千九百三拾円株式取引所仲買人ヨリ四千九百弐拾円ニシテ、其合額壱万四千八百五拾円ナリ、又十六年八月本省第七号告示ヲ以テ米商会所株式取引所仲買人人員ヲ定限セシカ、客年十一月第九号告示ヲ以テ更ニ東京・大坂ノ両米商会所仲買人員ヲ増加シ、更ニ東京ハ壱百名、大坂ハ七拾五名トセリ、畢竟東京・大坂ノ両会所ハ他ノ諸会所ヨリ資本ノ額逈カニ超過シタレトモ人員ハ却テ他諸会所ト均シキ故ヲ以テ之ヲ相当ニ増加セシナリ、又京都株式取引所ノ設立ヲ許可セシニヨリ該取引所仲買人人員ヲ六拾名ニ定限シタリ
客年間各米商会所ノ仲買トシテ認許シタル者ハ東京ニ七拾四人、大坂堂島ニ五拾人、京都七条ニ壱拾九人、近江ニ壱拾六人、赤間ケ関ニ壱拾人、桑名ニ壱拾五人、新潟ニ壱拾壱人、兵庫ニ弐拾七人、金沢ニ九人、名古屋ニ弐拾弐人、岡山ニ壱拾人、徳島ニ弐人、博多ニ壱拾五人、野蒜ニ壱拾八人、松山ニ壱拾人、高岡ニ弐拾三人ニシテ総計三百三拾壱人ナリ、又各株式取引所ノ仲買トシテ認許シタル者ハ東京ニ三拾五人、大坂ニ弐拾七人、同金銀貨ニ八人、横浜株式ニ三拾九人、同金銀貨ニ三人、神戸株式ニ壱拾五人、同金銀貨ニ壱拾五人、京都株式ニ弐拾弐人、総計壱百六拾四人ナリ、又仲買人ノ退社セシモノハ米商会所ニ七拾七人、株式取引所ニ九拾九人、又仲買人タランコトヲ出願シ、認許セサルモノハ米商会所ニ於テ壱拾七人アリシ、而シテ客年十二月三十一日各米商会所及ヒ各株式取引所仲買人ノ現員ヲ挙クレハ東京米商会所ニ八拾五人、堂島ニ五拾六人、七条ニ壱拾七人、近江ニ三拾人、赤間ケ関ニ九人、桑名ニ弐拾八人、金沢ニ弐拾六人、松山ニ九人、名古屋ニ弐拾八人、岡山ニ壱拾弐人、徳島ニ壱拾人、博多ニ壱拾四人、野蒜ニ壱拾八人、高岡ニ弐拾三人、合計三百六拾五人、又株式取引所ニ於テハ東京株式取引所ニ四拾四人、同金銀貨ニ拾壱人、大坂株式取引所ニ三拾七人、同金銀貨ニ壱拾七人、横浜株式取引所ニ三拾九人、同金銀貨ニ三人、神戸株式取引所ニ弐拾三人、同金銀貨ニ弐拾三人、京都株式取引所ニ弐拾弐人合計弐百壱拾九人ニシテ、各米商会所各株式取引所ヲ通計スレハ五百八拾四人ナリ


〔参考〕農商務省第五回報告 第一四七―一五三頁明治一八年(DK130031k-0010)
第13巻 p.399-401 ページ画像

農商務省第五回報告  第一四七―一五三頁明治一八年
    株式取引所
株式取引所ハ自ラ米商会所ト休戚ヲ等フスルヲ以テ其状況モ亦之レト異ナルコトナシ、是又萎蘼不振ノ年ト謂ヘシ、而テ本季中纔ニ好況ヲ
 - 第13巻 p.400 -ページ画像 
見シハ金銀貨ノ売買取引ニ止マリ、公債及株式ハ甚衰況ヲ呈セリ、金銀貨ト雖モ唯公債株式ニ対シテ言フノミ、若シ本季中外交ノ多事及生糸等市況ノ少変ナカリセハ尚前季ニ比シ一層ノ衰状ヲ顕セシモ未タ知ル可ラス、乃本季間各株式取引所ニ於テ売買取引セル金銀貨ノ総高ハ五百弐万九千円、外現場取引ハ弐百弐拾弐万四千九百円、之ヲ前季六拾弐万八千円、外現場取引三拾弐万四百円ニ比較セハ其超過四百四拾万百円、外現場取引百九拾万四千五百円ナリ、抑モ前季ハ納税規則実施ニ際シ且商況振ハサルヲ以テ其取引非常ノ減額タリ、遽ニ之ニ比シテ例トナスヘキモノニ非ス、故ニ暫ク例外トシ前々季十五年七月ヨリ十六年六月ニ至ル取引高ニ比較セハ其減額実ニ十億四千百六拾壱万八千三百六拾壱円ノ大差アリ、此減少ハ即平年ニ及ハサルノ証ナリ、又公債証書売買取引高ハ額面三千六百八拾八万千五百円、外現場取引千円ナリ、之ヲ前季ノ六千四百七拾九万九千六百円、外現場取引六千円ニ対シテ弐千七百九拾壱万八千百円、外現場取引五千円ノ減少トス、株式ハ八万八千五百弐拾九ナリ、前季ノ三拾万四千弐百三拾ニ対シ弐拾壱万五千七百壱ノ減少トス、夫レ前季非常ノ減額ニ比シテ尚然リ、若シ前々季平年ノ時ニ対セハ到底並列スヘキノ数ニアラス、及衰況ノ実アル以テ察知スヘシ、其委詳ハ左表ノ如シ
    株式取引所売買取引高増減表

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              十七年七月ヨリ      十六年七月ヨリ              十八年六月マデ      十七年六月マテ          増            減  東京  公債   二二、三〇三、〇〇〇円  四二、二〇九、〇〇〇円      ……………  一九、九〇六、〇〇〇円     株式       八七、五九六株     二九一、六〇四株       …………     二〇四、〇〇八株    金銀貨    四、一一三、四〇〇円     二三五、〇〇〇円  三、八七八、四〇〇        …………… 横浜  公債       二八、三〇〇         ……………     二八、三〇〇        ……………     株式          四九六        二、〇〇〇       ……………        一、五〇四    金銀貨        四、〇〇〇                    三、〇〇〇        ……………         現場一、九二七、四〇〇        一、〇〇〇 現場一、九二七、四〇〇        …………… 大阪  公債   一三、一二四、七〇〇   二二、五八九、一〇〇       ……………    九、四六四、四〇〇            現場 一、〇〇〇   現場   六、〇〇〇                現場  五、〇〇〇     株式          二〇一       一〇、三六七       ……………       一〇、一六六    金銀貨      九〇五、六〇〇       七六、〇〇〇     八二九、六〇〇        …………… 神戸  公債        ……………        一、五〇〇       ……………        一、五〇〇     株式           一八          二五九       ……………          二四一    金銀貨        六、〇〇〇      三一六、〇〇〇       ……………      三一〇、〇〇〇          現場 二九七、五〇〇   現場 三二〇、四〇〇                   二二、九〇〇 京都  公債    一、四二五、五〇〇        ……………   一、四二五、五〇〇        ……………     株式          二一八        ……………         二一八        ……………    金銀貨        ……………        ……………       ……………        …………… 合計  公債   三六、八八一、五〇〇   六四、七九九、六〇〇       ……………   二七、九一八、一〇〇            現場 一、〇〇〇        六、〇〇〇                    五、〇〇〇     株式       八八、五二九      三〇四、二三〇       ……………      二一五、七〇一    金銀貨    五、〇二九、〇〇〇      六二八、〇〇〇   四、四〇〇、一〇〇        ……………         現場二、二二四、九〇〇      三二〇、四〇〇   一、九〇四、五〇〇 



神戸株式取引所ハ去明治十六年ノ創立ニ係リ、客歳七月ニ至リ僅ニ二年ナリ、而テ既ニ解散ヲ請願セルヲ以テ之ヲ允許シタリ、尋テ開業免状返納ヲ聞届ケタルヲ以テ其ノ決算書ヲ出シタリ、其解散セシ所以ハ偶々商況不振ニ由テ維持ニ苦ミシモノト雖モ亦仲買人税則ノ過重ナルカ為メ取引所内ニ於テ公然取引ヲ行ハサルヨリ玆ニ至レルモノ歟、前
 - 第13巻 p.401 -ページ画像 
表ニヨリテ之ヲ見ルモ、金銀貨ヲ取引スルノ各所ハ此種ニ限リ前季ニ対シテ皆幾許ヲ増加セルニ、神戸特リ其数ヲ減セシモノハ蓋シ故アルナラン
横浜株式取引所ハ初メ資本金弐拾万円ヲ以テシ、客歳八月改メ減シテ拾万円ト為シ、創立証書第五条ノ改正ヲ認許ス、而テ九月中残金ノ割渡分ヲ届出タリ
東京株式取引所ハ客歳八月、大阪及京都株式取引所ハ其九月ヲ以テ各営業維持法ニ就キ嘆願書ヲ出セリ、其言フ所、税則ノ過重ナルヨリ取引所外ニ於テ密売買ヲ行フノ弊日ニ増長シ、正確ノ取引ヲ挙行スル取引所ハ愈々衰頽ニ陥リ、収支相償ハス終ニ其業ヲ維持スル能ハサルニ至ルノ主旨ヲ以テ、税則ノ改正ヲ希望シタリ、然ルニ前項ニ述ブルカ如ク既ニ十一月ヲ以テ条例ノ改正アリ、是ヨリ会所ノ業途日ニ進捗シ課税ヲ恐レ会所外ニ於テ密売買ノ弊風ハ自ラ止ムニ至ルヘシ
    各米商会所及各株式取引所仲買人ニ関スル件
客歳間仲買人ヨリ徴収セル認許料ハ米商会所仲買人ヨリ三千九百九拾円、株式取引所仲買人ヨリ三千百八拾円、合額七千百七拾円ナリ、而テ米商会所仲買人ヲ認許シタル者ハ東京ニ三拾壱人、大阪ニ拾五人、京都ニ拾弐人、近江ニ七人、赤間関ニ三人、桑名ニ五人、新潟ニ拾三人、兵庫ニ七人、金沢ニ六人、松山ニ六人、名古屋ニ七人、岡山ニ五人、徳島ニ弐人、野蒜ニ四人、高岡ニ拾人、合テ百三拾三人ナリ、又株式取引所ノ仲買人ヲ認許シタル者ハ東京株式ニ拾弐人、同金銀貨ニ拾人、横浜株式ニ七人、同金銀貨ニ六拾人、大阪株式ニ四人、同金銀貨ニ七人、神戸金銀貨ニ三人、京都株式ニ三人、総テ百六人ナリ、又其退社セシモノハ米商会所ニ九拾壱人、株式取引所ニ百八拾六人ナリ而テ今其現人数ハ米商会所ハ東京ニ九拾九人、堂島ニ六拾四人、七条ニ拾九人、近江ニ弐拾九人、赤間関ニ九人、桑名ニ三拾人、新潟ニ弐拾弐人、兵庫ニ弐拾八人、金沢ニ弐拾壱人、松山ニ拾六人、名古屋ニ弐拾九人、岡山ニ拾弐人、徳島ニ拾弐人、博多ニ拾三人、野蒜ニ九人、高岡ニ弐拾九人、合テ四百四拾壱人、株式取引所ハ東京株式ニ四拾八人、同金銀貨ニ壱人、横浜株式ニ拾九人、同金銀貨ニ四人、大阪株式ニ三拾三人、同金銀貨ニ四人、京都株式ニ弐拾人、合テ百弐拾九人ナリ、両所ヲ通計スレハ総テ五百七拾人ナリ