デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
25節 取引所
1款 東京株式取引所
■綱文

第13巻 p.530-537(DK130048k) ページ画像

明治20年7月23日(1887年)

栄一等東京取引所創立願書ニ日本橋区長ノ奥印ヲ得、東京府庁ヲ経テ農商務省ヘ呈出ス。尋イデ八月一日特許サル。


■資料

添申録 農商課・東京株式取引所〔明治二〇年〕(DK130048k-0001)
第13巻 p.530-531 ページ画像

添申録 農商課・東京株式取引所〔明治二〇年〕 (東京府文庫所蔵)
  明治廿年七月廿五日    農商課長 出井藤次郎(印)
        農商課長         課僚(印)
知事 代理書記官
      第一部長(印)
    東京取引所設立願書進達按
    農商務大臣殿 知事
当府士族河野敏鎌外百六名ヨリ本年五月勅令第十一号取引所条例ニ基キ府下ニ於テ取引所創立願出別紙之通リ差出候処、右取引所設立ノ義ハ府下商業上極メテ必要ニ有之且創立員之義ハ何レモ身元慥ナル者ニ候間、別紙書面進達候也
   年 月 日
 (理由)取引所条例執行規則ニ拠レバ地方長官(中略)其要否ヲ考ヘ創立員ノ身元ヲ糺シ意見ヲ具シ出ス事アレトモ、右創立員ノ如キハ多クハ銀行諸会社ノ社員ニシテ是迄身元ノ取調ヲ経タル者不少相応ノ者ト認メタルヲ以テ、殊更ニ身元取調ヲ要セサルナリ
    進達願
本年勅令第十一号取引所条例之御旨意相奉シ東京府下ニ於テ取引所設立仕度、依テ別冊之通東京取引所創立願書差出候間、其筋御進達之儀可然御取計被成下度、此段奉願上候也
  明治二十年七月廿三日、
                  東京取引所創立委員
                      河野敏鎌
                      渋沢栄一
                      早川勇
                      安田善次郎
                      三野村利助
 - 第13巻 p.531 -ページ画像 
                      西村虎四郎
                      大倉喜八郎
                      川崎八右衛門
                      中村道太
                      谷元道之
                      渋沢喜作
                      朝吹英二
                      中野武営
                      小川為次郎
                      町野五八
    東京府知事 男爵 高崎五六殿
 右出願ニ付奥印候也
         東京府日本橋区長 伊藤正信


添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年(DK130048k-0002)
第13巻 p.531-532 ページ画像

添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年 (東京府文庫所蔵)
    取引所設立願
本年勅令第拾壱号取引所条例ノ御旨趣ヲ遵奉シ、私共創立員トナリ東京府下ニ取引所ヲ創立仕度、依テ取引所条例第一章第一条ニ則リ左ノ事項ヲ具申仕候
第一項 取引所ハ東京取引所ト公称シ、其位置ハ東京府武蔵国日本橋区阪本町ニ設立可致見込ニ有之候事
第二項 東京ハ輦轂ノ下ニシテ諸物貨輻輳ノ地ナリ、因テ今般取引所ヲ設立シテ各種商人ノ利便ニ供セントス、之レ取引所ヲ要スル事由ニ有之候事
第三項 取引ノ種類ヲ分ツテ五部トナシ、左ノ物件ヲ取引致候事
 第一部
 一諸公債証書
 一諸銀行株式(日本銀行・横浜正金銀行其他各国立銀行株式)
 一諸会社株式(日本鉄道会社・日本郵船会社・東京海上保険会社・東京瓦斯会社・東京馬車鉄道会社・両毛鉄道会社・水戸鉄道会社其他制法又ハ特許ニ依リ成立シタル諸会社ノ株式)
 一諸証券(大蔵省証券・約束手形ノ類)
 第二部
 一米雑穀
 一肥料(鯡鰮搾粕・乾鰮ノ類)
 第三部
 一灯油(種子油・石炭油ノ類)
 第四部
 一綿
 一綿糸
 一太物
 一麻
 第五部
 一砂糖
 - 第13巻 p.532 -ページ画像 
 一食塩
 一紙
 以上一部中ニ数種ノ物件ヲ合併セシモノハ其種類ノ商品取引上自ラ相関繋ヲ有スルモノ(第一部・第二部・第四部ノ類)又左程ニ関繋ヲ有セサルモ各種ヲ独立セシメテ特ニ部ヲ設クル程ノ必要ナキモノ(第三部・第五部ノ類)ヲ合併シタル次第ニ御座候
第四項 当取引所ノ会員タルヲ得ヘキ商人ノ概数ハ凡ソ弐千人ノ見込ニシテ、其身元保証金額ハ壱名ニ付金千円ニ相定メ可申候事
第五項 各部仲買人ノ差入ル可キ営業保証金額ハ左ノ割合ニ相定メ可申候事
 第一部
 第二部 仲買人壱名ニ付金七千円
 第三部
 第四部 右同金参千円
 第五部
第六項 売買取引スヘキ物件集散ノ実況及ヒ将来売買取引高ノ目算ハ別ニ調書ヲ以テ具申可仕候
第七項 取引所設立ニ関スル費用ノ予算及徴収ノ方法ハ左ノ見込ニ有之候事
 一金三拾万円 家屋建築其他創立費
 右金員ハ会員ノ連帯責任ヲ以テ一時負債ヲ起シ、年賦返済ノ約ヲ為シ、其返済ノ方法ハ市場ノ売買取引ニ対シ相当ノ手数料ヲ徴収シ弁消ノ資ニ供シ可申歟、又ハ便宜ニ依リ家屋ノ建築ハ別ニ方法ヲ設ケテ資金ヲ募集シ取引所ハ之ニ対シ年々相当ノ家税ヲ支払候事ニ為ス歟、其孰レニスルモ実際着手ノ場合ニ至リ詳細法案ヲ具シ御認許ヲ経テ施行可致見込ニ有之候事
右之通ニ候間、願之通取引所創立ノ御許可被成下度、此段創立員一同連署ヲ以テ上願仕候也
  明治二十年七月廿三日
               深川区福住町四番地平民
                   渋沢栄一
                     ○外百六名氏名印略
    農商務大臣 子爵 谷干城殿
割印
  東京取引所ノ設立ヲ特許シ特許状ヲ下付ス
  但売買物件中日本銀行株券ハ取引スルコトヲ許サス
   明治二十年八月一日
          農商務大臣 子爵 土方久元印


添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年(DK130048k-0003)
第13巻 p.532-533 ページ画像

添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年 (東京府文庫所蔵)
  明治廿年八月二日     農商課主任属 出井藤四郎(印)
        農商課長           課僚(印)(印)
知事 代理書記官
        第一部長(印)
割印
   東京取引所設立特許ニ付指令按
               知事
 - 第13巻 p.533 -ページ画像 
別紙願出候朱書ノ通リ指命相成候条即チ特許状相添下付候事
  年 月 日
第六六〇二号
当府士族河野敏鎌外百六名ヨリ、本年五月勅令第十一号取引所条例ニ基キ府下ニ於テ取行所創設願出別紙《(引)》ノ通リ差出候処、右取引所設立ノ義ハ府下商業上極メテ必要ニ有之候且創立員ノ義ハ何レモ身元慥カナル者ニ候間別紙書面進達候也
  明治二十年七月廿六日
          東京府知事 男爵 高崎五六
農商務大臣 子爵 谷干城殿
別紙朱書ノ通及指令候条創立員ヘ下付スヘシ
  明治廿年八月一日
          農商務大臣 子爵 土方久元
割印
  第三号
    特許状
明治二十年勅令第十一号取引所条例ニ拠リ東京府東京ニ於テ東京取引所ヲ設立スルコトヲ特許ス
  明治二十年八月一日
          農商務大臣 子爵 土方久元印


添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年(DK130048k-0004)
第13巻 p.533-535 ページ画像

添申録 農商課・東京株式取引所明治二〇年 (東京府文庫所蔵)
  明治廿年九月一日 農商課主任属 関口良礼(印)
        農商課長 課僚(印)
 知事
    第一部長(印)
一東京取引所設立願書ニ添付スヘキ物件集散調ノ件
 但農商務省江ハ取引所ヨリ直チニ差出シタル旨ニ付別紙ハ当庁控トシテ取置モノトス

先般創立願書進達ノ節物件集散ノ取調書相添可申候処、当時調査間ニ合兼候ニ付追テ上申可仕旨申上置候処、右先至急ヲ要シ候次第モ有之候ニ付直ニ本省ヘ差出申候ニ付、別冊壱通進達致候、此段上申仕候也
  明治二十年八月三十一日       町野五八(印)
                    小川為次郎(印)
    東京府知事 高崎五六殿

曩ニ上呈仕候東京取引所設立願書第六項ニ売買取引スヘキ物件集散ノ実況及将来売買取引高ノ目算ハ、別ニ調書ヲ以テ具申可仕旨申上置候処、乃チ左之通取調候間、此段上申仕候也
  明治二十年七月三十日        町野五八(印)
                    小川為次郎(印)
                    中野武営(印)
                    渋沢喜作(印)
    農商務大臣 子爵 土方久元殿
 - 第13巻 p.534 -ページ画像 
第一部 公債証書 諸株券 諸証券
 集散実況
  全国ニ現在スル政府発行ノ公債証書及銀行諸会社ノ株式等ハ東京府下ニ於テ其総額ノ大半ヲ所有ス、而シテ其集散ノ景況ノ如キハ必スシモ贅言ヲ要セスシテ明白ナルカ故ニ此ニ之ヲ省ク
 将来取引目算高
  公債証書 壱ケ年凡 千万円
  諸株式 壱ケ年凡 百五十万株
  諸証券 見込相立不申
第二部 米 雑穀 肥料
 集散実況
  府下ノ米穀ハ首トシテ両越・三陸・両羽・尾張・美濃・伊勢・九州及ヒ近在ノ地方ヨリ輸入シ、大半ハ府下ノ消費ニ供シ、猶其余ヲ以テ上野・安房・相模等ノ諸国ヘ輸出ス
  米穀 府下輸入高 壱ケ年凡 百七拾万石
  府下輸出高 拾万石
  雑穀(大豆大麦小麦)ハ関東諸国・三陸・羽後・越後等ヨリ輸入シ、府ノ消費ニ供スルノ外、尾張・美濃・伊勢及ヒ上方諸国ヘ輸出シ、殊ニ小麦ノ如キハ海外ヘモ輸出スルコトアリ
  雑穀 府下輸入高 壱ケ年凡 三十五万石
  府下輸出高 壱ケ年凡 弐拾五万石
  肥料(〆粕干鰯ノ類)ハ北海道・三陸・常陸・両総・安房等ヨリ輸入シ、近在諸国及ヒ尾張・参河・伊勢其外上方筋ヘ輸出ス
  肥料 府下輸入高 壱ケ年凡 七拾万俵
  府下輸出高 壱ケ年凡 七拾万俵
 将来取引目算高
  米穀 壱ケ年凡 千弐百万石
  雑穀 壱ケ年凡 百万石
  肥料 壱ケ年凡 弐百万俵
第三部 灯油(種油石炭油ノ類)
 集散実況
  府下ハ種油ヲ輸入スルノ地ハ、大阪・和泉・伊勢・美濃等ヲ最トシ、其外常陸・下総等ヨリモ多額ヲ輸入ス、其需要ハ概シテ府下ノ消費ニ充テ及ヒ近在ノ地方ヘ輸出スル者ナリ、又舶来石炭油ヲ府下ヨリ輸送スルハ近在地方及ヒ下野・上野・美濃等ノ各地ナリ
  種油  府下輸入高 壱ケ年凡 拾六万樽
      府下輸出高 壱ケ年凡 九万樽
  石炭油 府下輸入高 壱ケ年凡 八拾万函
      府下輸出高 壱ケ年凡 五拾万函
 将来取引目算高
  種油 壱ケ年凡 三拾万樽
  石炭油 壱ケ年凡 弐百万函
第四部 綿 綿糸 太物(木綿反物金巾) 麻
 集散実況
  府下繰綿ハ主トシテ三尾・大阪及武蔵・上野・常陸等ヨリ輸送シ来リ、又舶来綿ノ如キハ重モニ支那地方ヨリ輸入シ其高凡壱万五千本内外トス、然シテ其輸出先ヲ挙クレハ、凡弐万五千本ハ北国筋・奥羽・北海道等ニ向テ出テ、又其弐万本ハ東京府下需要ノ外近県諸国ヘ輸送スルモノトス
 - 第13巻 p.535 -ページ画像 
  綿 府下輸入高 壱ケ年凡 四万五千本
  府下輸出高 壱ケ年凡 四万五千本
  綿糸ハ大阪府下及ヒ伊勢・下野・甲斐等ヨリ輸入シ、近県諸国並ニ北国筋・奥羽等ヘ輸出ス、洋綛ノ輸出先モ大抵綿糸ト異ナルコトナシ
  綿糸 府下輸入高 壱ケ年凡 三千個
  府下輸出高 壱ケ年凡 弐千七百個
  洋綛 府下輸入高 壱ケ年凡 四万個
  府下輸出高 壱ケ年凡 三万八千個
  太物(二タ子縞・綿銘泉・手織縞・纃・晒・縮・生白等)ノ産地ハ武蔵・上野・下野・参河・尾張・伊勢・大和・河内・和泉・紀伊・播磨・伊予・阿波等ノ諸国ニシテ東京ヨリ之ヲ関東諸国ハ勿論、北ハ北国筋・奥羽・北海道、西ハ上方筋一般ニ輸出スルモノナリ
  又生金巾ノ需用ハ府下消費ノ外越後・信濃等ヲ重モナル輸送先ノ地ト為ス
  太物 府下輸入高 壱ケ年凡 弐千弐百万反
  府下輸出高 壱ケ年凡 弐千万反
  生金巾 府下輸入高 壱ケ年凡 四拾万疋
  府下輸出高 壱ケ年凡 拾万疋
  麻苧ハ下野・上野・岩代・信濃等ヨリ輸入シ、房総及ヒ大阪・尾張・伊勢等ノ各地ヘ輸出ス
  麻苧 府下輸入高 壱ケ年凡 三万五千個
  府下輸出高 壱ケ年凡 弐万個
 将来取引目算高
  綿 壱ケ年凡 拾三万五千本
  綿糸 和糸 壱ケ年凡 壱万個
  洋綛 拾五万個
  太物 壱ケ年凡 五千万反
  金巾 壱ケ年凡 百弐拾万反
  麻 壱ケ年凡 拾万個
第五部 砂糖 食塩 紙
 集散実況
  砂糖ハ琉球・薩摩諸島及讃岐等ヨリ輸入シ府下需用ノ外ハ近県諸国並三陸・両羽・北国筋・北海道等ニ輸出ス、又舶来品ハ台湾・厦門・呂宋等ヨリ輸入セリ、而シテ其個数ニ至リテハ府下輸入高ノ三分ノ二已上ヲ占メ其輸出先ハ内地産出ノ品ト同一ノ地方ニアリ
  砂糖 府下輸入高 壱ケ年凡 七拾万個
  府下輸出高 壱ケ年凡 五拾万個
  食塩ノ産地ハ播磨・阿波・讃岐及周防・長門等ノ諸国ニシテ之ヲ東京ヘ輸送シタル上、再ヒ近県諸国及ヒ信濃・三陸等ヘ輸出ス
  塩 府下輸入高 壱ケ年凡 百八拾万俵
  府下輸出高 壱ケ年凡 百六拾万俵
  紙ノ輸出先ハ石見・伊予・周防・美濃・駿河・甲斐等ニシテ之ヲ府下ノ需用ニ供シ、且更ニ近県諸国ヘ輸出スルモノトス
  紙 府下輸入高 壱ケ年凡 弐拾万個
  府下輸出高 壱ケ年凡 拾万個
  将来取引目算高
  砂糖 壱ケ年凡 弐百五十万個
  塩 壱ケ年凡 五百五拾万俵
  紙 壱ケ年凡 八拾万個


中外物価新報 第一五九二号〔明治二〇年七月二三日〕 ○東京取引所設立願書の上呈(DK130048k-0005)
第13巻 p.535-536 ページ画像

中外物価新報 第一五九二号〔明治二〇年七月二三日〕
    ○東京取引所設立願書の上呈
 - 第13巻 p.536 -ページ画像 
東京取引所創立計画の模様は是迄屡々中外物価新報に詳記し又株式米商両仲買人中に於て一時営業保証金の減額説起りたれど、両会所役員方の懇謝に依て孰れも納得したる由にて、去る十八日の創立相談会へ臨席したる重立たる商業家中九十七名(株式米商の仲買人も加り居れり)丈けは既に調印も済みたる故、愈よ昨日右設立願書へ日本橋区長の奥印を請ひ多分本日東京府庁を経て農商務省へ上呈する都合なりと聞く、又去五月十七日渋沢栄一氏其他の諸氏が主唱者となりて聞きたる最初の相談会に招かれたる人々にして本月十八日の相談会に与らざる人も数多ありしが、昨日右等の人々に対し渋沢氏が発せられたる通知書の大意を聞くに、貴殿方を今度招がざりしは余り大勢が設立願書へ連署するも実に無益のことにして却て錯雑を来すの基なれば、不日其筋より設立の特許を得ば直に報道及ぶべくに付其節随意に加盟ありたし云々なりと云ふ


東京経済雑誌 第一六巻第三七八号・第一四三頁〔明治二〇年七月三〇日〕 ○東京取引所の創立願書(DK130048k-0006)
第13巻 p.536 ページ画像

東京経済雑誌 第一六巻第三七八号・第一四三頁〔明治二〇年七月三〇日〕
    ○東京取引所の創立願書
兼て報道せし東京取引所の創立願書は去る二十日までに発起人一同の調印を終りて其筋へ差出だすべき筈なりしが、株式・米商両会所仲買人中多数の意見にて取引所仲買人の営業保証金の減額を同所創立発起人へ申込むべしとの決議ありて多数の仲買人は創立願書の調印を見合せ居るの姿なりしが、株式・米商両会所の役員は之を聞きて両所仲買人の間に周旋し右減額のことは追て創立認可の上規約編成の場合にも至らば其の協議を遂くることと為して漸く調印のことに決し、廿二日までに全く調印を終り翌廿三日区長の奥印を取りて東京府庁に差出したりと云ふ、又前号の誌上に記したる創立委員十五名中河野敏鎌氏以下十四名の指名にて決すへき創立委員には町野五八氏之れに当れり


中外物価新報 第一六〇〇号〔明治二〇年八月二日〕 ○東京取引所設立特許(DK130048k-0007)
第13巻 p.536 ページ画像

中外物価新報 第一六〇〇号〔明治二〇年八月二日〕
    ○東京取引所設立特許
予て中外物価新報へ記載せし東京取引所設立の件に付き、昨日農商務省商務局より創立委員に出頭すべき様召喚ありたるを以て中野武営・小川為次郎の両氏が出頭されし処、東京取引所設立出願の義は、本日(八月一日)特許せらるゝに付指令書は東京府庁を経て下渡すべき旨掛官より口達されしかば、両氏は早速立帰りて其旨を夫々通知されし由


中外物価新報 第一六〇二号〔明治二〇年八月四日〕 ○取引品集散の調(DK130048k-0008)
第13巻 p.536 ページ画像

中外物価新報 第一六〇二号〔明治二〇年八月四日〕
    ○取引品集散の調
東京取引所創立委員には過日来同所に於て取引を為すべき物品集散の景況を取調中なりしが、右取調を終り此程其創立願書に副へて差出せし調書は左の如し
   ○調書ハ前掲(第五三四頁)以下ニツキ略ス。


中外物価新報 第一六〇三号〔明治二〇年八月五日〕 ○取引所特許状(DK130048k-0009)
第13巻 p.536-537 ページ画像

中外物価新報 第一六〇三号〔明治二〇年八月五日〕
 - 第13巻 p.537 -ページ画像 
    ○取引所特許状
兼て其筋へ取引所の設立を出願したる名古屋・神戸・新潟・金沢の四ケ所も本月一日東京取引所の特許と同時に願意を許可せられたるよし又東京取引所設立の特許状写は即ち左の如し
 第三号 特許状 ○前掲(第五三三頁)ニツキ略ス


朝野新聞 第四一四六号 〔明治二〇年八月五日〕 特許状(DK130048k-0010)
第13巻 p.537 ページ画像

朝野新聞 第四一四六号〔明治二〇年八月五日〕
○特許状 府下の紳商河野敏鎌・渋沢栄一等の人々より其の筋へ差出したる東京取引所設立願書に対し特許状を下附す云々の指令あり。又同時に特許状は追て下附する旨委員の人々に口達ありし由前号に記るせしが、去る二日下附なりし特許状と云へるは左の如くなりと云へり。又右特許状の下附あると同時に、予て出願中なりし、名古屋・神戸・金沢・新潟の各地取引所へも特許ありたる由。
 第三号 特許状 ○前掲ニツキ略ス