デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2021.9.1

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
25節 取引所
2款 東京米商会所
■綱文

第14巻 p.28-29(DK140004k) ページ画像

明治12年12月5日(1879年)

是ヨリ先本年二月四日、米商会所仲買人制限ニ関スル大蔵省布達甲第十六号発令セラレ、ソノ実施方延期中ナリシガ、コノ頃遂ニ実施ヲ見ントス。東京蠣殻町米商会所困惑シテ米倉一平ヲシテ大蔵省常平局長与倉守人ニ更ニ延期ヲ懇請セシメシモ成ラズ。栄一与倉ニ面会シテ重ネテ内情ヲ陳述セントス。仍テ是日与倉、栄一ニ書ヲ致シテ延期実現ノ困難ナルヲ示ス。


■資料

(与倉守人) 書翰 渋沢栄一宛(明治一二年)一二月五日(DK140004k-0001)
第14巻 p.28-29 ページ画像

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冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕法令全書 明治一二年 大蔵省 布達 ○甲第十六号(二月四日輪廓附)(DK140004k-0002)
第14巻 p.29 ページ画像

法令全書  明治一二年
大蔵省 布達 ○甲第十六号(二月四日輪廓附)
明治九年八月内務省甲第二十九号布達米商会所成規中左ノ件々追加候条此旨布達候事
○中略
同第三号会所定款書例第十二条中左ノ五項ヲ追加ス
 仲買人ハ同社中ノ投票ヲ以テ弐百円以上ノ身元金ヲ差入タルモノヽ内五名以上(乃至十名)ノ委員ヲ撰任シ、会所肝煎ノ集会ニ参席シテ売買上諸規則ノ議事ニ与カルコトヲ得ヘシ
 仲買人ハ其身元金ノ差入高ニ応シ同社中ニ対シテ発言投票ハ勿論、売買ノ権利ニ於テ其差等ヲ有スルモノトス
 仲買人ノ入社ハ会所営業ノ都合(例ヘバ資本金三万円ナレバ仲買人員百名迄ヲ程度トナシ其以上壱万円ヲ増ス毎ニ三十名ヲ加フ割合)ニ依リ其人員ヲ幾干名ト定メ予テ右制限ニ超過セサルヲ要スヘシ
  但従前超過スルモノ即今減員ニ不及ト雖モ、追テ右制限ニ比準候迄新ニ入社ヲ許サヽルヘシ
 仲買人入社ノ申込ニ当リ一旦破産シタルモノ或ハ身代限リノ処分ヲ受ケシ者、其負債ノ義務ヲ免レタル実証ヲ認メサレハ入社スルヲ許サス、又該会所及ヒ其他ノ会社ニ於テ違約除名ノ処分ヲ受ケタル者ハ、其退社ノ日ヨリ満二ケ年以上ヲ経ルニ非レハ、入社ハ勿論他ノ手代ト為リ会所ニ出入シ営業スルヲ許サヽルヘシ
 仲買人ハ各自正確ナル手帳ヲ所持シ、日々取組タル所ノ石数代価及ヒ売買本人又ハ注文向キノ姓名住所並ニ取引始末等ヲ詳記シ、而シテ不時検査ノ官員又ハ特ニ会所ノ命ヲ奉シタル役員ノ要求ニ依リテハ何時モ之ヲ差出スヘシ、若シ其要求ヲ拒ミ又ハ之ヲ所持セサルカ或ハ其記入ヲ怠ルカ又ハ記入ニ不正等アルトキハ都テ違約人ヲ以テ之ヲ論シ、且其事柄ニ依リ公裁ニ付スヘシ