デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2021.9.1

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
26節 倉庫業
7款 東海倉庫株式会社
■綱文

第14巻 p.374-376(DK140036k) ページ画像

明治39年12月5日(1906年)

是日栄一、名古屋商業会議所ニ於ケル東海倉庫株式会社創立総会ニ於テ相談役ヲ依嘱セラル。明治四十二年六月他ノ関係諸会社ト同様辞任ス。


■資料

青淵先生公私履歴台帳(DK140036k-0001)
第14巻 p.374 ページ画像

青淵先生公私履歴台帳 (渋沢子爵家所蔵)
    民間略歴(明治二十五年以後)
○上略
一東海倉庫株式会社相談役 三十九年十二月 四十二年六月六日辞任
○中略
  以上明治四十二年六月七日迄ノ分調


竜門雑誌 第二二三号・第三九―四〇頁〔明治三九年一二月二五日〕 ○青淵先生と新会社(DK140036k-0002)
第14巻 p.374 ページ画像

竜門雑誌 第二二三号・第三九―四〇頁〔明治三九年一二月二五日〕
○青淵先生と新会社 予て前号の本誌に記載したる如く、青淵先生に於て創立に賛助せられたる諸会社の内、其後適法に成立を告げ従て会社当局者の嘱に応じ相談役を引受けられたるもの左の如くなりと云ふ
一東海倉庫株式会社       相談役
○下略


中外商業新報 第七五一二号〔明治三九年一二月七日〕 ○東海倉庫会社創立総会(DK140036k-0003)
第14巻 p.374 ページ画像

中外商業新報 第七五一二号〔明治三九年一二月七日〕
    ○東海倉庫会社創立総会
東海倉庫株式会社は去五日名古屋商業会議所に於て創立総会を開けるが、森本善七氏議長となり、創立委員原田助七郎氏より創立に関する事務其他の報告を為し異議なく承認し、又株主より創立委員の尽力に対し慰労として金千五百円を贈与する件を満場一致にて可決し、役員の報酬は年額五千円以内となすことに決し、重役には左の諸氏を選挙したり
 取締役会長平沼延治郎 専務取締役原田助七郎 取締役春日井丈右衛門 井口半兵衛 伊藤伝七 監査役滝定助 杉野喜精 伊藤清十郎 磯貝浩 相談役渋沢栄一 滝兵右衛門


竜門雑誌 第二二三号・第四五頁〔明治三九年一二月二五日〕 ○東海倉庫株式会社創立総会(DK140036k-0004)
第14巻 p.374-375 ページ画像

竜門雑誌 第二二三号・第四五頁〔明治三九年一二月二五日〕
○東海倉庫株式会社創立総会 同社に於ては本月五日名古屋商業会議所に於て創立総会を開き、創立委員たる原田助七郎氏より会社創立に関する事務並に設立費用決算金額報告を為し株主一同の承認を得、株主佐々木要一郎氏より創立委員の労を謝すると同時慰労として金一千五百円を贈呈せんことを議し満場一致にて之を決し、夫より発起人杉野喜精氏より定款修正案を提出して可決の後、役員の報酬額を決定し重役には取締役会長平沼延治郎・専務取締役原田助七郎・取締役春日井丈右衛門・井口半兵衛・伊藤伝七の五氏、監査役には滝定助・杉野
 - 第14巻 p.375 -ページ画像 
喜精・伊藤清次郎・磯貝浩の四氏当選、更に青淵先生及滝兵右衛門氏を相談役に嘱托せりと云ふ


渋沢栄一 日記 明治四二年(DK140036k-0005)
第14巻 p.375 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四二年
二月十四日 晴 寒
○上略熱田ニ抵リ○中略東海倉庫建築ノ現状ヲ一覧ス○下略


竜門雑誌 第二四九号・第六五頁〔明治四二年二月二五日〕 ○青淵先生の名古屋行(DK140036k-0006)
第14巻 p.375 ページ画像

竜門雑誌 第二四九号・第六五頁〔明治四二年二月二五日〕
○青淵先生の名古屋行 青淵先生には実業の世界主幹野依秀一氏の懇請に依り本月十四日名古屋に開会せらるゝ同社読者大会に出席の為、十三日午前八時新橋を発車し、同日午後六時より同地銀行集会所及経済会の開催に係る歓迎会に臨まれ、翌十四日午前は三重紡績・日本車輛・名古屋倉庫・名古屋瓦斯等諸会社の事業を巡視し、第一銀行支店に到り店務を視察し且店員一同に訓諭を与へられ、午後は実業の世界読者大会に臨み、夕刻より同地実業家有志者の催に係る晩餐会に出席して、午後十二時名古屋発の列車に搭じ、十五日午前九時無事新橋に帰京せられたり。


竜門雑誌 第二五三号・第四七―四九頁〔明治四二年六月二五日〕 青淵先生の各種関係事業引退(DK140036k-0007)
第14巻 p.375 ページ画像

竜門雑誌 第二五三号・第四七―四九頁〔明治四二年六月二五日〕
    青淵先生の各種関係事業引退
我青淵先生○中略本月六日○中略同日附を以て左記の如き辞任書及書状を発送せられたり
    辞任書
拙者儀頽齢に及び事務節約致度と存候間、貴社「何々役」辞任仕候此段申上候也
  明治四十二年六月六日
                      渋沢栄一
    書状
 拝啓時下向暑の候益々御清泰奉賀候、陳は小生儀追々老年に及び候に付ては関係事務を減省致度と存し、今回愈々第一銀行及東京貯蓄銀行を除くの外一切の職任を辞退致候事に取極候に付、別紙辞任書差出候間事情御了察の上可然御取計被下度候、尤も右様役名は相辞し候へ共向後とて従来の御交誼上必要に臨み御相談に与り候事は敢て辞する処に無之候間、其辺御承知置被下度候此段申添候 敬具
  明治四十二年六月六日
                      渋沢栄一
 辞任せられたる各種事業の名称及職任左の如し
○中略
  東海倉庫株式会社同上○相談役
○下略



〔参考〕渋沢栄一 日記 明治四三年(DK140036k-0008)
第14巻 p.375-376 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四三年
四月十日
 - 第14巻 p.376 -ページ画像 
○上略電車ニテ熱田ニ抵リ、築港ノ新経営ヲ一覧ス、桟橋及埋立地等ハ落成セシモ海面ノ浚渫未タ完成セス、船舶充分ニ来泊スルヲ得サリキ又埋立地モ倉庫其他ノ設備聊モ其緒ニ就クニ至ラス、蓋シ之ヲ成就スルハ尚ホ数年ノ後ニアラン歟○下略