デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治39年12月12日（1906年）

是日栄一、第一銀行ヲ代表シ、韓国特命大使李址
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鎔夫妻及ビ其一行ヲ飛鳥山邸ニ招宴ス。

竜門雑誌　第二二三号・第四七頁　明治三九年一二月
○青淵先生の韓国特命大使李址鎔氏一行の招請会　青淵先生には第一銀行頭取の資格を以て、本月十二日午後四時より目下来朝中の韓国特命大使李址鎔氏一行並に統監府員を飛鳥山曖依村荘に招待して盛なる晩餐会を開き、余興には新橋芸妓の手踊り、高橋栄清の三曲等中々の盛会なりき、当日来会者の重なるものは韓国特命大使李址鎔・同令夫人・漢城府尹朴義秉・同令夫人・侍従院侍従副卿宋台観・内部会計局長金寛鉉・阪谷大蔵大臣・同令夫人・花房宮内次官・村田少将・金山書記官・古谷秘書官・荻田書記官・高崎安彦・小山技師・鈴木書記官栗原宮内書記官・塩川通訳・渡辺夫人・横山令嬢（此両氏は特使令夫人通訳）及佃一予の諸氏にして、主人側は青淵先生を始め同令夫人・三井八郎次郎・佐々木勇之助・土岐僙・及本社々長渋沢篤二の諸氏なりしと云ふ