デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
1款 東京商法会議所
■綱文

第17巻 p.19-20(DK170002k) ページ画像

明治11年3月12日(1878年)

明治十年十二月、栄一ヲ初メ商法会議所発起人等当会議所資金トシテ毎月金二百五十円宛下附セラレタキ旨勧商局長河瀬秀治ニ請願ス。是日勧商局長ヨリ一ケ年金千円、一ケ月金八十三円三十三銭三厘宛下附スル旨達セラル。


■資料

東京商法会議所官衙諸達並上申書綴 一(DK170002k-0001)
第17巻 p.20 ページ画像

東京商法会議所官衙諸達並上申書綴 一
                   (東京商工会議所所蔵)
    商法会議所設立ノ儀ニ付願書
別紙ノ通東京府ヘ上願仕候商法会議所設立ノ儀ハ、素ヨリ商估ノ私会ニシテ其会同ノ諸経費モ亦各自醵金ヲ以テスヘキコト論ヲ俟タサル儀ニ候得共、目下ノ実況ニ就テ思想仕候ニ、縦令全般ノ公利ヲ興シ随テ各自其余沢ヲ蒙リ候事タリトモ、未タ其実効ヲ見サルノ際先ツ其醵金ヲ募リ併セテ入社ヲ勧誘候テハ、殊ニ篤志ニシテ此挙ヲ切望スル者ヲ除クノ外ハ或ハ之ヲ厭フノ恐レナキ能ハス、然リ而シテ其入社人員ノ数稀少タルニ於テハ却テ広ク相商議スルノ便ヲ欠キ此設立ノ要旨ニ背キ候ニ付、出格ノ特典ヲ以テ右会議所ニ充ツヘキ家屋一ケ所御貸シ渡シ相成、且録事・翻訳者・筆生等雇入ノ資金トシテ毎月金弐百五拾円宛当分ノ中御支給被下度、此段□□願候也
  明治十年十二月            米倉一平
                     竹中邦香
                     渋沢喜作
                     不在ニ付代印 渋沢栄一
                     大倉喜八郎
                     三野村利助
                     福地源一郎
                     益田孝
                     渋沢栄一
    勧商局長 河瀬秀治殿
(附箋)
書面願之趣ハ特別之訳ヲ以テ当分経費金一ケ年金千円ヲ目途トシ、一ケ月金八拾三円三拾三銭三厘該所保護金トシテ下付候条、現費仕払書調成、毎年六月・十二月両度ニ差出可申、且当局ニ於テ家屋貸与之義ハ難聞届事
  明治十一年三月十二日


東京商工会沿革始末 同会残務整理委員編 第一九―二〇頁 明治二五年五月刊(DK170002k-0002)
第17巻 p.20 ページ画像

東京商工会沿革始末 同会残務整理委員編  第一九―二〇頁 明治二五年五月刊
    ○東京商法会議所
○上略 是ヨリ先キ商法会議所発起人等ハ商業調査ノ費用ヲ初ヨリシテ会員醵金ヲ以テ弁シ難キニ付キ、録事・翻訳者・筆生等ノ俸給ヲ併セテ其支給ヲ勧商局長河瀬秀治ニ請願シタルニ、勧商局長ハ『当分経費金一ケ年金千円ヲ目途トシ商法会議所保護金トシテ下付スル旨』ヲ三月十二日ヲ以テ指令シタリキ ○下略
  ○勧商局ハ明治九年五月十六日内務省内ニ設置セラレ、同十一年十二月二十八日廃止セラル。商務局ノ前身ナリ。