デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
1款 東京商法会議所
■綱文

第17巻 p.791-802(DK170060k) ページ画像

明治15年2月22日(1882年)

是日栄一、当会議所会頭トシテ難破船船員給料支給方並ニ遭難船共担分損法制定ノ必要ヲ農商務卿西郷従道ニ建議ス。


■資料

東京商法会議所要件録 第三九号・第九―二一頁 明治一四年一二月二四日刊(DK170060k-0001)
第17巻 p.791-794 ページ画像

東京商法会議所要件録  第三九号・第九―二一頁 明治一四年一二月二四日刊
 - 第17巻 p.792 -ページ画像 
  第廿三定式会議 明治十四年十二月十日午後四時開場
    議員出席スル者 ○十九名
○上略
右了リテ会頭 ○渋沢栄一ハ更ニ各員ニ向ヒ、議員野中万輔君ヨリ難破船水給料支給方ニ付建案書ヲ差出サレタリトテ即チ其大要ヲ演述シテ曰ク夫、抑モ同氏所有ノ永祥丸ガ数月間漂流シタル時ノ如キ、其水夫ノ給料ハ難破ニ遭逢シタル時迄ノ分ヲ払フベキカ、将タ漂流間ノ給料ヲモ総テ之ヲ付与スベキカ、嘗テ八月十日ノ委員総会ニ於テ同氏ヨリ此問題ヲ提出シ、列席各位ノ意見ヲ問ハレタルニ其論議一様ナラズ、或ハ曰ク給料ハ元来職ニ払フモノナリ、船長水夫等カ其職ヲ廃スル上ハ之ニ給料ヲ与ヘズシテ可ナリト、或ハ曰ク漂流難破ハ人力ヲ以テ避クヘカラザルモノニシテ船長水夫等カ其責ニ任スベキ限ニ非ス、然ルニ之ニ給料ヲ与ヘズト云フハ寧ロ人情ノ忍ヒ難キ所ナリト、或ハ曰ク其給料ヲ与フルト否トハ全ク相互間ノ約束ニヨルベシト、而シテ泰西諸国ニハ水夫等給料付与方ノ件ニ就キテハ各々其法例ノ存スルアリト云トモ、我国ニ於テハ此事ニ関シテ未ダ嘗テ法律慣例ノ考フベキモノアラザルヲ以テ、偶々此等ノ不幸ニ遭逢スル時ハ船主船長トモ各々其利益ヲ鞏固ニスル事能ハズ、是実ニ海運進歩上ノ一大障碍ナレバ、願ハクバ政府ニ於テ予メ此等ノ場合ニ際シテ各々其権理義務ヲ明著ニスルノ法律ヲ定メラレタシトノ意ナリ、抑モ此件ハ直チニ政府ヘ建議スベキカ如何ン
益田 ○益田孝曰ク、建案之文義ハ暫ラク之ヲ措キ、此等ノ件ノ如キハ実ニ緊要ノ事柄ナレバ之ヲ政府ニ建議スルハ余ガ賛成スル所ナリ、但シ海上ニ関スル法律ハ其数甚ダ多シト云トモ完全ナル法律ノ制定ヲ望ムハ容易ニ其目的ヲ遂ケ難タケレバ、先ヅ単簡ナル取締法ヲ立テ、漸次全成ヲ期スルヲ以テ最モ適切ナリト信ズ
松尾 ○松尾儀助曰ク、水夫給料支給方ノ如キハ尋常雇人規則ニヨレバ則チ可ナリ、余ハ本会ニ於テ各国ノ法例ヲ取調ベ完全ナル海上法律ノ制定ヲ政府ニ建議セン事ヲ欲ス
益田曰ク、今日我国ニ於テハ船長ノ責任確固タラズ、之ガ為メ往々其不便ヲ蒙ル事多シ、故ニ今此等ニ関シ海上規則ノ制定ヲ要望シ、併テ永祥丸難破ノ事ヲ引証スルモ亦妨ナシトス
会頭曰ク、英米各国ノ法例ヲ取調ベ完全ナル法律ノ制定ヲ政府ニ請フハ其事美ナラサルニ非ズト云トモ、即効ヲ見ルハ蓋シ亦難シトス、抑モ数月前委員総会ニ於テ余ガ一個ノ意見ヲ吐露シタルカ如ク、熟々明治九年太政官第九十九号ノ布告ヲ案ズルニ、金銭貸借ノ証文ニシテ其債主ガ之ヲ他人ノ手ニ移ス時ハ、此新債主ハ更ニ負債主ノ承諾ヲ得テ其証書ヲ書替ヘサルヘカラス、然ルニ現今商業上専ラ行ハルヽ割引手形ノ如キ、約束手形ノ如キ尋常貸金証文ト其用ヲ同フセズト云トモ、亦是貸借ノ性質ヲ帯ブル者ナレバ其権利義務ニ於テハ固ヨリ一ナリトス、而シテ今我国ニ手形条例ノ特定ナキ以上ハ法官ノ意見ニ依リテハ手形ノ場合ニ於テモ亦此第九十九号ノ法律ヲ適用セズトモ云ヒ難シ、又割引手形ノ如キ泰西諸国ニ於テハ其払期限ニ就キ習慣又ハ法律ヲ以テ一定ノ極リアリト云トモ我国ニ於テハ従来手形ノ取引甚ダ少キヨリ
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此払期限ニ就キ未ダ一定ノ習慣アラズ、又法律ノ之ヲ公定スル事ナク為メニ往々流通ノ不便ヲ醸成スル事アリ、夫レ前陳ノ如ク英米諸国ニ於テハ各々手形条例アリ、就中仏国ノ如キハ義務連帯ノ法律アリト云トモ我国ニ於テハ未ダ全ク此等ノ法律ナキヲ以テ流通上其不便ヲ受クル事実ニ不少トス、是ヲ以テ曩キニ府下銀行同盟者ガ以上ノ二件ニ就テ改正ノ方法ヲ協議シタルニ、或ハ英米諸国ノ法例ヲ取調ベ完全ナル手形条例ノ制定ヲ請フベシトノ説モアリシガ、終ニ衆議ノ上只々政府ニ向テ手形ハ尋常証文ノ限ニ非ラズト云フノ布告ヲ発シ、且ツ割引手形ノ払期限ヲ誤ル者アルトキハ単簡ニ其義務者ヲ知ルノ制ヲ設クル事ヲ要望スルニ止ルヘシト云フニ決シ、乃チ之ヲ銀行課長ニ建議シタリ余嘗テ某老練家ノ説ヲ聞クニ曰ク、完全ナル法律ヲ期スルハ大厦ヲ創造スルガ如シ、其事美ナラザルニ非スト云トモ、其経画更ニ時日ヲ要スルガ故ニ其即効期スベカラズト、蓋シ卓見ナリト云フベシ、我国今日海上保険事業ノ斯ク緊要ナルニ拘ラズ未ダ其条例ノ制定ヲ見ルニ至ラザルモノハ、職トシテ政府ガ完全ヲ期セラルヽニ由ラザルヲ得ズ、其即効ヲ見難キ以テ知ルベキナリ、由是観之今野中君建案ノ如キモ完全ナル条例ノ制定ヲ建議スルヨリハ寧ロ単簡ナル布告ノ発表ヲ要望スルニ如カザルナリ
野中曰ク、余ガ建議ノ趣旨ハ已ニ会頭ノ演説セラレタル所ノ如シ、今玆ニ余ガ所有船永祥丸漂流ノ経歴ヲ略陳センニ、抑モ永祥丸ハ昨十三年九月廿五日、都合十名ノ乗組ヲ以テ陸中釜石ヘ向ケ品川ヲ出帆シ、到着後十二月四日更ニ各種貨物ヲ搭載シ、八ノ戸鮫村ヲ出テシガ、同月九日下総迄来リシニ折節西風烈シク起リ、房州沖ヨリ伊豆沖ヘ吹キ流ガサレ、其翌日ハ三宅島ヨリ遥カ隔タリタル沖ヘ漂流シタリ、斯クテ暴風猶止マズ、同月廿日頃ニハ機械ヲ損シ、舵ヲ失ヒ乗組人ハ非常ノ困厄ヲ極メ、更ニ活キタル心地ナカリシガ其後殆ド半年ヲ経終ニ本年五月廿七日米国航行ノ飛脚船ペキン号ヲ海上ニ発見シ、其船長等ノ救助ヲ得、翌六月十七日桑港ヘ着シ、七月十一日終ニ無事ニ帰国スル事ヲ得タリ、此等ノ乗組人ハ漂流ノ間更ニ活キタル心地ナク、魚腹ニ葬ラルヽノ覚悟ナリシニ幸ヒニペキン号船長等ノ救助ヲ受ケ、殊ニ同船乗組ノ三井物産会社紐育支店ノ副長岩下氏ノ厚キ周旋ニテ一人前十五弗以上ノ恵与金ヲ得、終ニ無事ニ帰国スルヲ得タル事ナレバ初ノ程ハ大ニ満足シタリシモ、其後数月ヲ経ルニ従ヒ、得隴望蜀ノ常情ヨリ終ニ昨十三年十二月ヨリ本年五月迄ノ給料ヲ要求スルニ至レリ、余ト云トモ全ク之ヲ払フノ力ナキニハ非サレトモ、此等ノ事タル、他日ノ常例トナルベキモノナレバ先ツ一ケ月ノ給料位ヲ払フテ止ミタリキ、若シ如此キ場合ニ於テ水夫等ヨリ船主ヲ被告トシテ給料要求ノ訴ヲ起スガ如キ事アラバ其条理ハ果シテ何レニ帰着スベキカ、又此場合ニ於テ船主ガ必ズ之ニ給料ヲ与ヘザルヲ得ザルノ義務アリトスルカ、若シ然リトセバ船主タル者豈憂フベキノ地位ニアラズヤ、是余ガ法律ヲ以テ船主水夫等ノ権理義務ヲ鞏固ナラシメン事ヲ欲スル所以ナリ
柴崎 ○柴崎守三曰ク、如此場合ニ於テ若シ水夫タル者其分ニ安ンゼザル輩ナラバ、必ズヤ給料要求ノ訴起ルベシ、野中君ノ憂慮セラルヽ所実
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ニ尤ナリト云フベシ、左レバ此件ハ猶運輸船舶事務委員ニ於テ篤ト協議ヲ遂ゲ之ヲ政府ヘ建議スル事トシタシ
大倉 ○大倉喜八郎曰ク、難破船ノ場合ノ如キ其損失ヲ蒙ルモノ独リ水夫等ノミナラズ、船主ニ於テモ亦然リトス、左レバ一ケ月ノ給料丈ヲ之ニ与フルモ水夫等ハ十分之ニ満足スベキ筈ナリ
益田曰ク、完全ナル法律ノ制定ヲ請フヨリハ寧ロ単簡ナル布告ノ発表ヲ望ムヲ可ナリトス、若シ夫レ只給料支給方ノ一条ヲ建議スルヲ以テ穏当ナラズトセバ、責メテハ云々ノ場合ニ於テハ之ヲ漂流ト認定スルトカ、ヤヽ其区域ヲ限リテ建議スルモ亦固ヨリ妨ナカルベシ
丹羽 ○丹羽雄九郎曰ク、給料支給方等ノ事ニ就キ直チニ法律ノ制定ヲ望ムノミニテハ或ハ不都合ナランカ、故ニ先ヅ商業振起ヲ以テ当面ノ本旨トシ、之ガ方便トシテ以上ノ件ヲ建議セバ至極穏当ナラント思惟ス
赤井 ○赤井善平曰ク、例ヘバ風帆船会社ノ田村丸ガ危険ニ遭逢スルニ際シ浦役場ノ撿査ヲ受ケ、其載貨ヲ荷主ニ送達スル時ハ別ニ平均法ノ成立セザルガ為メ、其濡沾ノ多キ物ハ荷主非常ニ損失ヲ受ケ、否ザル物ハ荷主ニ於テ毫モ其損害ヲ受クル事ナシ、是実ニ不都合ナルニ非ズヤ、蓋シ前年難船ノ法アリ、振合勘定ト称ヒ、現時海外諸国ニ行ハルヽ平均法ノ一種成立セシガ、今ヤ全ク此制廃止シ平均ヲ得ルノ途ナシ、是余ガ大ニ遺憾トスル所ナリ、願ハクバ此等ノ件モ注意アリタキ事ナリ
丹羽曰ク、日本ハ海国ナルヲ以テ他ノ諸規則類ハ別ニ進歩ヲ見ズト云トモ、独リ海上規則ニ於テハ従来見ルヘキモノ甚ダ多シ、就中九州地方ノ如キハ最モ其進歩ノ著シキヲ見ルナリ
益田曰ク、実ニ然リ、北条泰時ノ時代ニ於テ已ニ海上諸規則ノ見ルベキモノアリシガ、今ヤ却テ其制廃絶シ大ニ遺憾ニ堪ヘザルナリ
野中曰ク、現今難破船規則・海員雇入規則ノ類アリト云トモ、未ダ船体ニ関スル法律アラス、是ヲ以テ東京伝馬町ヨリ大阪荷主ニ貨物ヲ運送スルモ、只送状一通ヲ以テ弁ジ来タリタルガ故ニ、若シ此間難破損傷等ノ事アル時ハ往々其不便ヲ蒙ル者多シ
会頭曰ク、野中君ノ建案ニ対シテ種々各員ノ議論モアリシガ、要スルニ此一事ニテハ不十分ナリト云フニ過ギズシテ未タ之ヲ非トスルノ説ヲ聞カズ、然ラハ先ツ之ヲ可決シ、更ニ運輸船舶事務委員ヲシテ他ノ諸規則ヲモ斟酌シ併テ之ヲ建議スル事トセバ如何ン、且ツ曰ク、過刻益田君ハ船長ノ義務ニ就キ説アリシト覚ユ、果シテ如何ン
益田曰ク、西洋諸国ニテハ船長タル者其載貨領収証ニ記名スル時ハ、直チニ船主ノ代理ヲ弁ズルノ責アリ、然リト云トモ我国ニ於テ所謂船長ナル者ハ只ニ航海者ノ別名ナルガ如クニシテ真ニ船長ノ実務ヲ尽クサヾル者ナリ、左レバ此等ノ辺ニ就テモ猶法律ノ制定ヲ要スルナリ
於是猶衆議ノ末終ニ野中君建議ノ趣旨ハ猶運輸船舶事務委員ニ於テ篤ト審議ヲ悉クシ、追テ之ヲ政府ニ建議スベシト云フニ決シ、会頭ハ是ヨリ議場ニ於テ懇親会ヲ開クベキ旨ヲ述ベ、議事ノ了リタルヲ告ゲタルハ午後五時三十分ナリ
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東京商法会議所要件録 第四〇号・第三―七頁 明治一五年一月二四日刊(DK170060k-0002)
第17巻 p.795-796 ページ画像

東京商法会議所要件録 第四〇号・第三―七頁 明治一五年一月二四日刊
  第六委員総会 明治十五年一月十日午後六時二十分開
    ○難破船水夫等給料支給方ニ付議員野中万輔君ヨリ議場ヘ建議之件
渋沢君ハ此建議ノ件タル去月十日ノ定式会ニ於テ衆議ニ附シタルニ終ニ之ヲ可決シ、且ツ目下海運進歩上妨害トナルベキ件ハ猶之ト連帯シテ其救正方ヲ建議スベシト一決シ、此件目ニ就テ討議シタルニ、益田孝君ハ船長ノ責任ヲ明著ニスルノ法律ヲ要望スベシトノ説ヲ発セラレ赤井君ハ振合勘定ノ法ヲ復シタシトノ説ヲ述ベラレ、其他猶衆議ノ末終ニ右二項ノ外更ニ運輸船舶事務委員ニ於テ審議ヲ悉クシ其件目ヲ定ムベシト決セシガ、幸ヒ今夕ハ右委員中野中万輔・益田克徳ノ両君出席セラルヽヲ以テ右ノ件目ヲ議定セラレタシト述ベラレタルニ、野中君ハ今其件目ヲ玆ニ議定センヨリハ寧ロ明治二年以来現今迄海運ニ関シ政府ガ発布セラレタル諸法規ヲ本トシ、之ヲ実際ノ利害ニ応シテ加除修正シ、其意見ヲ政府ニ上申シテハ如何トノ説ヲ発セラレタリシガ各員ノ中ニ異議多ク終ニ此度ハ先ヅ船員ノ給料並ニ共担分損、即チ振合勘定ノ二項ニ限リテ其意見ヲ政府ニ上申スベシト云フニ決ス、而シテ渋沢君ハ更ニ益田君ニ向ヒ、共担分損ノ法ヲ政府ニ望ムニ就テハ従来我国ニ成立セシ所謂振合勘定ノ制ヲ復セントスル方カ、将タ現時西洋諸国ニ行ハルヽ平均法ヲ取用セントスル方カ如何ト問ハレタルニ、益田克徳君ハ従来平均法ニ関シテハ西洋各国共ニ細規ヲ異ニシ、彼此交渉之件ニ於テハ実際ノ不便少カラザルヲ以テ、近来各国協議シテ普通ノ法規ヲ制定セントスルノ企アル程ニテ、殊ニ此平均法ノ如キ最モ以テ公平ナラザル可カラズ、而シテ近来此要理ニ従テ其法亦益々綿密ヲ極メ夙ニ専門ノ一科ヲ成スニ至レリ、左レバ今共担分損ノ法ヲ設クルニハ其細規ハ暫ラク措キ、其大本ヲ西洋諸国ノ法例ニ取リテ可ナリト答ヘラレ、各員異議ナク之ヲ可決シ、猶其草案ハ運輸船舶事務委員ニテ之ヲ作クリ調成ノ後臨時総会ヲ開テ之ヲ衆議ニ附スルニ決ス
次ニ益田克徳君ハ以上二件ノ外船舶撿査之件及ヒ現行船税法ヲ改正シテ西洋形船ノ築造ヲ勧奨スル等ノ件ノ如キモ共ニ将来海運ノ隆昌ヲ図ルニ必要ニシテ殊ニ船舶撿査ノ法ヲ設ケ、其船体ノ牢輭ニ応シテ等級ヲ附スルガ如キハ最モ以テ必要ナル事トス、尤政府ニ於テ撿査所ヲ設クルニ当リテハ悉ク其撿査ノ周密ヲ要ス、モシ或ハ人民ノ望ニ応シテ之ヲ撿査スルガ如キハ寧ロ此制無キニ若カストノ廟議モアルヤニ聞キシガ、余ガ見ル所ヲ以テセバ内地沿海航行ノ船舶ニハ別ニ制限ヲ置カザルモ海外航行ノ船ニ限リ適当ノ性格ヲ定メ、必ズ船体ヲ撿査シテ之ヲ許否スルノ法律ヲ定ムル時ハ第一撿査所必要ノ実ヲ示シ、海運ヲ進捗スルニ大効アランカ、左レバ此両件ノ如キモ前二件ト共ニ建議シテハ如何トノ説ヲ発セラレタリシガ、渋沢君ハ如此政略ハ甚ダ宜ヲ得タルモノニシテ其精神ハ至極賛成スル所ナレトモ、要スルニ此両件ノ如キハ専ラ将来ノ進歩ヲ図ルノ目的ニ出デ前二件ノ如ク目下ノ妨害ヲ救正スルモノト全ク其趣ヲ異ニスルヲ以テ、此件ハ更ニ運輸船舶事務委員ヨリ動議ヲ発シ特ニ建議スル方ナラント述ベラレタルニ、大倉其他
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ノ諸君ノ同意スル所トナリ、終ニ船舶撿査等之事ハ他日ヲ待テ更ニ議場ノ問題トナスヘキ事ニ決ス
右件々ヲ議了シタル後各員ハ皆散会セラレタリ于時午後九時八分ナリ
   ○本会ニ出席セル議員ハ渋沢栄一・大倉喜八郎・丹羽雄九郎・益田克徳・野中万輔・吉川長兵衛ノ六名ナリ。


東京商法会議所要件録 第四一号・第六―七頁 明治一五年二月二八日(DK170060k-0003)
第17巻 p.796 ページ画像

東京商法会議所要件録  第四一号・第六―七頁 明治一五年二月二八日
 ○明治十四年東京商法会議所事務報告
    政府ヘ建議  三件
○上略
難破船水夫等給料支給方之義ニ付農商務卿ヘ建議
 本議ハ議員野中万輔ノ建議ニシテ其要旨ハ従来水夫等給料支給方ニ一定ノ慣例ナク、之ガ為メ偶々難被等《(破)》ノ事アル時ハ船主水夫等ノ間其支給方ニ就キ紛議ヲ生スル事多キヲ以テ、願ハクハ予メ船主水夫等ノ権理義務ヲ確定スルノ法律ヲ設ケラレタシト云フニアリ、而シテ建議者ハ八月十日委員会ニ於テ之ヲ議場ニ提出シタルニ衆議之ヲ全会ニ問フヘシト云フニ決シ、乃チ十二月十日第二十三定式会ニ於テ之ヲ問題ト為シタルニ衆議ノ末終ニ右建議ノ趣旨ハ猶運輸船舶事務委員ニ於テ審按熟議シ、他ニ海上ニ関スル律令ノ制定ヲ要スル件目アラバ併テ之ヲ政府ヘ建議スベシト云フニ決セシガ、時歳晩ニ属シ、委員会議ヲ開クノ余閑ナキヲ以テ本年内ニ於テハ其決議ノ結果ヲ見ルニ至ラザリキ


東京商法会議所要件録 第四二号・第七九―九八頁 明治一五年六月三日刊(DK170060k-0004)
第17巻 p.796-801 ページ画像

東京商法会議所要件録  第四二号・第七九―九八頁 明治一五年六月三日刊
 ○参考部
    ○難破船々員給料支給方並共担分損法ノ御制定ヲ要スル義ニ付建議
夫レ海運ノ商業ヲ振作スルニ必要ナル事ハ今更ニ贅論致候迄モ無之義ニシテ、夙トニ政府ニ於テモ厚ク御配意被為在近来我国之海運漸次進歩之景況ヲ呈シ候事ハ実ニ国家ノ大幸ト奉存候、而シテ方今熟々実際之景況ヲ観察仕候ニ海上ノ律令ニ於テハ新タニ御制定ヲ要スル諸法規其件少カラザルベシト雖トモ、就中目下最モ緊切ニシテ差向キ御制定ヲ要スルモノハ
第一 難破船々員給料支給方
 従来船員給料ノ支給方ハ各自区々ノ慣習ニヨリテ取扱居候処、偶々難破等之事アルニ際シテハ其支給ノ時限ニ就テ船主船員之間ニ紛争ヲ来タシ候場合モ不少、現ニ昨年中本会議員野中万輔所有船永祥丸ノ漂流致候時ノ如キ、其漂流時間ノ給料ヲ支給スルトセザルトニ於テ一場ノ疑団ヲ生シ、種々討論モ有之候趣ニ御座候故ニ予メ船主船員ノ義務責任ヲ定ムルノ法律御制定無之時ハ、各其利益ヲ安全ニスルノ途ヲ欠ク而已ナラズ前条之如キ場合有之毎ニ不絶其紛争ヲ実際ニ見ルニ至ルベクト奉存候
第二 共担分損法
 昔時我国ニ振合勘定ト唱フル慣例有之、若シ船舶風浪ノ難ニ際シ其
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覆没ヲ防グ為メ積荷ノ一部ヲ投棄スル時ハ其損失ヲ積荷全体ノ損失ト見做シ、平均ニ之ヲ分担セシムルヲ法トス、然ルニ維新以後西洋形船舶我国ニ増加シ、而シテ此西洋形船舶ハ此分担法ヲ用ヰザルヨリ近来ニ至テハ振合勘定ナルモノ殆ド其跡ヲ滅シ、船舶積荷全休ノ危急ヲ救フ為メ投棄シタル貨物ノ損失ヲ以テ該貨物一個ノ損失トスルガ如キハ、近時我国西洋形船舶一般ノ習慣ト相成実際不公平ヲ見ル事少カラズ候間、是亦新タニ其法ノ御制定ヲ要望スル所ニ御座候今ヤ泰西諸国ノ慣習ヲ見ルニ共担分損法ナルモノアリテ、全体ノ為メニ生シタル損失ハ全体ノ負担スル事其理我国ニ行ハレタル振合勘定ト異ナル所無之、又近来海外諸国ニ於テハ其方法益々周密ニ渉リ終ニ各国協議ノ上普通ノ法制ヲ定メントスルノ企モ有之程ノ由ニ付今我国ニ於テ此法御制定相成候ニハ彼ノ国ノ法制ニ則トリ候方実際宜ヲ得候義ト奉存候
以上二件ハ目下最モ緊切ナルモノニ御座候間、速ニ其法ヲ御制定アラセラレン事本会ガ切望仕候所ニ御座候、仍テ右二件ニ付海外諸国ノ法例ヲ相調ベ傍ラ本会ノ意見ヲ副シ此段建議仕候也
  明治十五年二月二十二日
                 東京商法会議所会頭
                     渋沢栄一
    農商務卿 西郷従道殿

    難破船員給料支給方ニ関スル海外諸国法例
一和蘭国商法成典第四百十八章
  敵ノ為メニ船ヲ掠奪セラレ或ハ難破ニ逢フテ船体積荷ヲ失フタルトキハ、乗組ノ役員水夫等給料其他航海中ノ手当金等ヲ求ル権アル事ナシ
一独乙国ノ法例略ボ和蘭ニ同シ
一仏国商法成典第二百五十八章
  敵ノ為メニ船ヲ掠奪サレ或ハ難破スル事アリテ、全ク船体及ヒ積荷ヲ失フタルトキハ水夫等其給料ヲ請求スベカラス
一伊多利・白耳義国之法例仏国ニ做フ
一英国商船航海条例第百八十五章
  航海未ダ卒ラサルノ前破船等ノ理由ニヨリ水夫ノ仕役ヲ中止スル時ハ其仕役中止ノ日迄ノ俸給ヲ求ムルヲ得ヘシト雖トモ、其後ノ給料ヲ求ムベカラス
一同第百九十一章
  船長給料ニ就テノ権理抵当及ビ請求ノ権理等尽ク水夫ニ同シ云々
一給料ハ航海中止ノ日ニ止ルトセハ、帰国ノ旅費等ハ給与スベキヤ否ヤノ問題ニ就テハ、英国商船航海条例第二百五章第二百十一条及ビ改正条例第十六章ヲ観ルニ、船主ノ都合ニ因リ外国ニ残シ置タル士官・水夫等ハ船主ノ私費ヲ以テ帰国セシメ、又天災難破等ニ因リテ外国ニ在ル者ハ領事ヨリ商務省ノ裁可ヲ経テ公費ヲ以テ帰国セシムル云々ノ明文アリ、又海律判決録中ニ英船エリザベス号北海ニ破壊シ、脩繕終ルノ前堅永既ニ航海ヲ妨クベキヲ以テ船手ノ仕役ヲ中止
 - 第17巻 p.798 -ページ画像 
セルニ、海律裁判所ハ中止ノ日迄ノ給料並解纜湊迄ノ旅費ヲ求ムル事ヲ許シタリ
    共担分損法
      目次
  共担分損ノ意味              第一条
  共担分損ヲ定ル要領            第二条
  共担分損ノ種類              第三条
  損失共担分損               第四条
  費用共担分損               第五条
  共担分損トナスヲ得ザル貨物        第六条
  共担分損ヲ負担セザル貨物         第七条
  共担分損ノ負担              第八条
  共担分損ノ金額ヲ定ル法則         第九条
  共担分損負担ノ金額ヲ定ル法則       第十条
  損失決算ノ地               第十一条
  船主ノ責任                第十二条
  船主船長ノ権               第十三条
  船長ノ責任                第十四条
  決算後恢復ノ貨物             第十五条
   以上拾五条
共担分損法
    第一条 共担分損ノ意味
共担分損トハ船舶貨物共ニ滅没セントスルヲ防カン為メ、其船舶若クハ貨物ニ損失ヲ起シ又ハ其防禦ノ為メニ費用ヲ生スルトキハ、其損失費用ヲ船主貨主ヘ一体ニ配当シテ弁償セシムルモノヲ云フ
    第二条 共担分損ヲ定ル要領
第一 共担分損ハ人ノ故為ヨリ生スルモノニ限ルモノトス
第二 共担分損ハ船舶貨物船賃共ニ利害ヲ同フシ、一般ニ損害ヲ蒙ルヘキ時ニ限ルモノトス
第三 共担分損ハ之ヲ為サヽレハ別ニ船舶貨物全体ノ滅没ヲ防クノ策ナキ時ニ限ルモノトス
第四 危難ノ原因タル貨物ノ損失ハ共担分損トナスヲ得ス
    第三条 共担分損ノ種類
共担分損ハ分テ二種トス
第一 損失共担分損
第二 費用共担分損
    第四条 損失共担分損
損失共担分損ハ分テ四種トス
第一 共同ノ危急ヲ救フ為メ貨物ノ一部ニ起リタル損失
  打荷ノ損失、船内危難ヲ防ク為貨物ニ生シタル損失、船舶ヲ浮ル為浮舟ニ移セシ貨物ニ生シタル損失、和談ヲ以テ海賊ニ給付シタル損失等ヲ云フ
第二 共同ノ危急ヲ救フ為メ貨物ノ一部ヲ売却シタル損失
  共担分損タルヘキ船舶ノ損傷ヲ脩繕スルノ費金ヲ得ル為メ又ハ其
 - 第17巻 p.799 -ページ画像 
他共担分損タルヘキ事柄ニ由テ貨物ノ一部ヲ売却スルニ付生スル損失等ヲ云フ
第三 共同ノ危急ヲ救フ為メ船舶ノ一部又ハ其附属品ニ起リタル損失船舶ノ諸部ヲ毀チ又ハ榜檣帆布帆架綱具錨々鎖等ヲ切断シ又ハ諸船具ヲ投棄シタル損失等ヲ云フ
第四 共同ノ危急ヲ救フ為メ故ラニ船舶ヲ乗リ揚タル損失
    第五条 費用共担分損
費用共担分損ハ分ツテ五種トス
第一 避難港費用
  共同ノ危急ヲ避ル為メ避難港ヘ入ルトキ其入港及出港費、在港中海員ノ給料食料並ニ海員船内ニ止ル能ハザルトキハ陸地ノ宿料、貨物ヲ陸揚スルトキハ右陸揚費庫敷再積費等ヲ云フ
第二 乗揚タル船舶ヲ浮ムル費用
第三 船難救助ニ係ル費用
第四 費金ヲ募ルニ付生スル費用
  共同ノ安全ニ必要ナル費金ヲ募ルニ付生スル雑費・金利・印税等ヲ云フ
第五 共担分損決算費
    第六条 共担分損トナスヲ得サル貨物
左ニ掲ル貨物ハ共担分損タルヲ得スト雖トモ共担分損ノ負担ヲ免ルヽヲ得ス
第一 甲板上ニ積載スル貨物
第二 船積証書又ハ積荷目録等ノ確証ナキ貨物
第三 金銀貨幣其他ノ貴重物ニシテ別ニ船長ヘ告知セサルモノ
    第七条 共担分損ヲ負物《(担)》セサル貨物
左ニ掲ル貨物ハ共担分損ヲ負物《(担)》セスト雖トモ共担分損タルヲ得ルモノトス
第一 船中食料
第二 海員給料
第三 海員並乗客手荷物
    第八条 共担分損ノ負担
共担分損ハ損失シタルモノト安全ヲ得タルモノトヲ論セス其価格ニ応シ一様ニ負担スヘキモノトス
    第九条 共担分損ノ金額ヲ定ムル法則
第一 荷打シタル貨物ノ金額ハ、共担分損決算ノ地ニ於ル其貨物ト同種同貨物品ノ市価ヨリ、船賃関税陸揚費等ノ荷打ニ依テ全ク支払フニ及ハサル金額ヲ引去リタル残額ヲ以テス
  仕出港ノ近傍ニ於テ荷打ヲ為シ再ヒ仕出港ヘ帰船シテ決算スルトキハ仕出港ノ市価ニ従ヒ、之ニ船積費及ヒ保険料ヲ加ヘタルモノヲ以テス
第二 損傷シタル貨物ノ金額ハ其貨物損傷ヲ被ラサルモノヽ市価ヨリ其損傷ニ依テ支払フニ及ハサル諸費用ト右貨物損傷ノ儘ナル価額トヲ引去リタル残額ヲ以テス
第三 既ニ損傷シタル貨物ヲ荷打シタルトキ及ヒ荷打ノトキ未タ損傷
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セサルモ仕向ケ港ヘ到達スル迄ニハ必ス損傷ス可キ証跡アル貨物ヲ荷打シタルトキ、其損失ノ金額ハ右損傷ノ高ヲ其損傷セサルモノヽ価額ヨリ引去リタル残額ヲ以テス
第四 荷打シタル貨物ヲ未タ共担分損ノ決算ニ着手セサル前ニ於テ回復スルトキハ、右荷打ニ於テ依テ其貨物ニ生シタル損害ノ価額及ヒ之ヲ回復スルニツキ要スル所ノ費用ノミヲ以テ共担分損ノ金額トス
第五 費用共担分損ノ金額ハ実際費用シタル金額ヲ以テシ、若シ利子等ヲ要スルトキハ之ヲ算入シタルモノヲ以テス
第六 船賃ノ金額ハ荷打又ハ其他ノ共担分損ニ依テ権理ヲ失ヒタル実額ヲ以テス
第七 貨物ヲ荷打シタル後チ避難港ニ於テ更ニ他ノ貨物ヲ積入ルヽトキハ、右荷打シタル貨物ノ船賃全額ヨリ更ニ積入レタル貨物ノ船賃ヲ引去リタル残額ヲ以テス、但シ更ニ積入レタル貨物及ヒ其船賃ニ属スル費用ヲ加ヘザル正味船賃ヲ以テス
第八 船舶及ヒ附属品ノ金額ハ其補理費ヨリ新旧交換ノ割引ヲ為シタル金額ヲ以テス
    第十条 共担分損負物《(担)》ノ金額ヲ定ムル法則
第一 共担分損負物《(担)》ノ価額ハ共担分損決算ノ時ニ於テ其ノ件ノ有スヘキ価額ヲ以テ定ム
第二 費用共担分損ノ生シタル後船舶貨物ノ全損ヲ来シタルトキ、其費用ヲ負担スヘキ物件ノ価額ハ其費用ヲ起セシ時ニ方リ其物件ノ有セシ価額ヲ以テ定ム
第三 船舶ノ価額ハ共担分損決算ノ時ニ於テ其船舶ノ有ス可キ価額ヲ以テ定ム、但シ決算地ヘ到着セザル前其船舶ニ共担分損ト為ス可カラサル修繕ヲ加ヘタルトキハ其費用ヲ引去ルモノトス
第四 船舶ノ損傷共担分損ト為ス可キ場合ニ於テハ其損傷ノ高ヲ前節ノ価額ニ加ヘタルモノヲ以テ定ム
第五 貨物ノ価額ハ共担分損決算ノ地、決算ノ時ニ於テ其貨物ノ有ス可キ市価ヨリ必要ナル費用ヲ引去リタルモノヲ以テ定ム
第六 貨物ノ損失共担分損ト為ス可キ場合ニ於テハ其損失ヲ被ラサルモノヽ価値ヲ以テ定ム
第七 船賃ハ共担分損決算ノ地ニ於テ船積証書ニ従ヒ領収ス可キ金額三分ノ二ヲ以テ定ム
    第十一条 損失決算地
共担分損ノ決算ハ仕向ケ港ニ於テ為ス可キモノト雖トモ厄難ノ為メ航海ヲ遂クル能ハサル場合ニ於テハ、仕出シ港又ハ其他ノ港ニ於テ決算スルヲ得ルモノトス
    第十二条 船主ノ責任
共担分損ノ弁償ヲ受ク可キ貨主ハ其船主ニ対シテ債主タルノ権ヲ有スルモノトス
    第十三条 船主船長ノ権
船長船主ハ共担分損ノ弁償ヲ保スル為メ貨物ヲ押ユルノ権ヲ有スルモノトス
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    第十四条 船長ノ責任
船長ハ共担分損ノ弁償ヲ果サヽル前、若クハ其抵当ト為ル可キモノヲ得サル前ニ於テ貨物ヲ引渡ストキハ、船長其責ニ任ス可キモノトス
    第十五条 決算後恢復ノ貨物
共担分損決算ノ後荷打シタル物件ヲ回復スルトキハ、其物件ノ価ヨリ右荷打ニ依テ其物件ニ生シタル損害、及ヒ之ヲ回復スルニ付要スル所ノ費用ヲ引去リタル残額ヲ最初之ヲ弁償シタル者ヘ割戻スモノトス



〔参考〕竜門雑誌 第六一五号・第五三―五四頁 昭和一四年一二月 東京商法会議所に就て(六)(山口和雄)(DK170060k-0005)
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