デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
2款 東京商工会
■綱文

第18巻 p.82-83(DK180009k) ページ画像

明治17年2月17日(1884年)

栄一会頭トシテ是日ノ定式会ニ於テ明治十七年度予算案ヲ報告シ、可決セラル。


■資料

東京商工会議事要件録 第二号・第六九―七三頁 明治一七年三月一三日刊(DK180009k-0001)
第18巻 p.82-83 ページ画像

東京商工会議事要件録  第二号・第六九―七三頁 明治一七年三月一三日刊
  第二臨時会
         (明治十七年二月十七日午後一時三十分開会)
  第一定式会
    会員出席スル者 ○八十名
○上略
次ニ会長 ○渋沢栄一ハ是ヨリ本年二月ヨリ来年一月迄一ケ年本会経費予算ヲ議スヘキ旨ヲ告ゲ、書記ヲシテ議案ヲ朗読セシメ且ツ曰ク、昨年十一月ヨリ本年一月迄ハ創立ノ際ニシテ未ダ商況報告其他ノ事務ヲ起サズ、故ニ各項目ニ就キ果シテ幾多ノ費額ヲ要スルヤ未ダ充分ニ実験ヲ経ザル所ナレバ暫ク昨年十一月中ニ定メタル議案ヲ採テ原案トナシタリ、蓋シ昨年十一月ヨリ本年一月迄議場増築其他什器新調ノ為メ支出シタルモノ凡ソ六百五十円ニシテ、此等ノ項目ニ於テハ実際ノ支出大ニ予筭額ニ超過シタルガ其他ノ項目ニ於テハ即チ非常ニ節減ヲ加ヘ、以テ其不足ヲ補充シタリ、故ニ此三ケ月間ノ決算ハ予筭ニ対シテ大差ナキノ姿ナリ、而シテ此後ニ於テハ報告其他定務ノ起ル為メ多分ノ費用ヲ要スベシト雖トモ、一方ニ於テ営繕ニ支出スベキ費用減ジ得ベキヲ以テ此予筭額ニテ足レリト云フノ見込ナリト
  其議案ハ即チ左ノ如シ
第三号議案
    東京商工会経費予算
 一金三千六百三拾円    一ケ年経費高
        内訳
   金千三百弐拾円     書記両人給料
    但シ一ケ月金百拾円ノ見積リ
   金弐百八十八円     庶務筆生両人同
    但シ一ケ月金弐拾四円ノ見積リ
   金弐百四拾円      商況探訪員両人同
    但シ一ケ月金弐拾円ノ見積リ
   金百六拾八円      小使両人同
    但シ一ケ月金拾四円ノ見積リ
   金百八拾円       議員弁当料
    但シ一ケ月一回ノ会議ヲ開キ出席員百人ト仮定シ一人ニ付拾五銭即チ一ケ月金拾五円ノ見積リ
   金四拾八円       瓦斯供給費
    但シ一ケ月平均金四円ノ見積リ
   金九拾六円       薪炭費
    但シ一ケ月平均金八円ノ見積リ
 - 第18巻 p.83 -ページ画像 
   金四拾八円       筆墨並用紙料
    但シ一ケ月平均金四円ノ見積リ
   金百八拾円       郵便印紙
    但シ一ケ月平均金拾五円ノ見積リ
   金六百円        調査及印刷費
    但シ一ケ月平均金五拾円ノ見積リ
   金弐百四拾円      会場費其他ノ準備
    但シ一ケ月平均金弐拾円ノ見積リ
   百〇弐円        中外新聞紙並ニ諸雑誌購求費
    但シ一ケ月平均金八円五拾銭ノ見積リ
   金百弐拾円       諸雑費
    但シ一ケ月平均金拾円ノ見積リ
   毎月経費合計
    金三百〇弐円五拾銭
本案ニ就テハ九十八番 ○吉田幸作ノ全額一割方ヲ減ズベシトノ説アリタレトモ終ニ衆議ノ上原案ニ可決ス
○下略
   ○明治十八年五月二十六日ノ条参照。