デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
2款 東京商工会
■綱文

第19巻 p.256-262(DK190039k) ページ画像

明治23年3月22日(1890年)

是日栄一、当会会頭トシテ第三回内国勧業博覧会ノ審査員ニ経験アル商業者ヲ加ヘ且ツ其人選ヲ当会ヘ諮詢アランコトヲ農商務大臣岩村通俊ニ建議ス。此儀採可サレ当会推薦者ヨリ正員五十九名、補員十九名ノ審査員任命セラル。


■資料

東京商工会議事要件録 第四三号・第三―六頁 (明治二三年四月)刊(DK190039k-0001)
第19巻 p.256-258 ページ画像

東京商工会議事要件録  第四三号・第三―六頁 (明治二三年四月)刊
  第三十九臨時会  (明治二十三年三月十三日開)
    会員出席スル者 ○三十七名
○上略
次ニ会長(渋沢栄一)ハ第二号議案ヲ議スベキ旨ヲ告ゲ、書記ヲシテ之ヲ朗読セシム
 第二号議案
 時勢玆ニ至レハ内ハ政体ノ基礎ヲ立テ外ハ国旗ノ光栄ヲ重ンジ漸ク富国強兵ノ針路ヲ取ラントス、斯レ畢竟制度ノ宜シキト国民ノ勉強
 - 第19巻 p.257 -ページ画像 
トニ由ル、然リ而シテ政府ハ曩ニ弐回ノ博覧会ヲ開設シ以テ内国農工諸般ノ事業ヲ奨励シ、其優劣如何ヲ親シク比較シテ進歩ノ褒賞ヲ与ヘタリ、其効ヤ決シテ小少ナラス、以降見ル所アリテ休会セシモ尚ホ時機ノ到来トシテ号ヲ次キ第三回内国勧業博覧会ノ開会アリト聞ク、今政躰定ルト共ニ富国ノ母タル国産ヲ敬愛サルヽハ我々人民ノ仰テ欣喜スル所ナリ、此挙ニ就テ聊カ感スル所アレハ左ニ意見ヲ陳シテ会員諸君ノ御賛成ヲ得テ希クハ本会ノ意見ト為シ、其筋ヘ上申相成度此段建議致候
 夫レ商業ハ富国ノ大本ナリト、豈ニ偶然ナランヤ、農工水礦ノ何レヲ問ハス凡ソ物産ハ常ニ内外人ノ需用ニ供スル目的ニ外ナラス、然レトモ世ノ変遷ト共ニ各需用者ノ嗜好一様ナラス、所謂流行即チ向キモ亦随テ変更スレハ、其需用者ニ直接スル専業者ニ頼テ探クルニアラサレハ何程丹誠ヲ凝ラシタル農産物モ、何程精巧ヲ尽シタル工芸品モ、何程技術ヲ極メテ得タル水産礦物モ到底市場ノ売買ニ掛ケテ声価ヲ得サル時ハ原料及ヒ工作ノ費用併セテ徒労ニ属ス、真ニ慎マサル可ラス、故ニ生産者ハ商業者ニ就テ其向キヲ知ルハ一大必要ニシテ、商業ハ寧ロ国産ノ興廃ヲ支配スル者ト謂テ可ナリ、欧米ニテハ国ノ貧富ヲ以テ商業者ノ働ラキ不働キニ帰シテ自ラ任スルト聞ク、然ルニ我国ハ天産裕ニシテ手術モ亦巧ミナレトモ現ニ富饒ノ域ニ入ラサルハ抑モ何ソヤ、是レ畢竟商業者ニ其地位ヲ与ヘス、商業者モ亦自任ノ軽キニ由ル、或ハ曰ク古今ノ学識ニ富ム者ハ能ク市場ノ向キヲ推知スルハ却テ商業者ニ優レリト、又農工諸般ノ実業者ハ其初メ使用方法ヲ研究スルト共ニ能ク其向キヲ知レリト云フト雖トモ、数多ノ需用者ニ直接販売スル者ニアラサレハ商業者ニ劣ルコト論ヲ俟タス、例スレハ調剤者ニシテ偶々患者ノ有様ヲ聞知スルハ直接スル医者ノ熟知ニ如カス、然レトモ専ラ市価ヲ目的トセス単ニ培養ノ丹精ヲ鑑ミ、工芸ノ妙技ヲ定メ、其巧拙ヲ学理的ニ審査シテ之ヲ奨励スルハ美術品ノ如キニ至リテハ或ハ然ラン、独リ尋常物産ニ於テハ広ク内外人ノ需用ニ供シ、一物毎ニ其原価ヨリモ幾分ノ高価ヲ占メ以テ業ノ維持ヲ図ラサル可ラス、此ニ由テ之ヲ観レハ、熟練ノ商業者ニシテ該会ニ参与セシメ審査ノ任ニ当テラルヽハ最大必要ノ点ナリトス、而シテ商業ノ繁栄地ハ彼レニ此レニアリ且ツ熟練家モ亦少カラスト雖トモ、之ヲ撰抜スルニハ大体ヨリ論究シテ之ヲ見出スノ外ナシ、今東京ハ全国ノ主都ニシテ商業ノ中心ナレハ、各営業ノ組合数多アリ、本会ハ其萃ヲ抜キタル代表者相集合シテ成立ツ所ノ公会ナルカ故ニ、聊カ憚ル所ナク進テ其筋ヘ上申アランコトヲ乞フ
                   廿五番会員
  明治廿三年二月廿六日
                      丹羽雄九郎
    東京商工会会頭 渋沢栄一殿
本案ニ対シテハ各員毫モ異議ナカリシガ、五十九番(益田孝)ハ更ニ建議説ヲ発シ、余ハ東京廻米問屋組合ヲ代表スル会員ナルガ玆ニ我ガ組合ノ意見ニヨリ本案ニ附帯シテ一ノ建議ヲ提出スベシ、抑モ我ガ組合ニ於テハ嘗テ是迄各地方米麦共進会等ノ審査ニ与カリタル事アリ、
 - 第19巻 p.258 -ページ画像 
又曩ニ玄米品評会ナル者ヲ設ケ、各地方ノ農家ヨリ玄米数十俵ヅヽヲ出品セシメ自ラ其品質等ヲ査定シテ公売ヲ試ミ大ニ好結果ヲ得タル事アリ、故ニ今回博覧会ヘ出陳スル米並ニ雑穀ノ審査ハ我ガ組合員ニ托セラレン事ヲ望ム旨ヲ述ベタルニ、此説ニ賛成多ク、遂ニ本案ハ原案ニ拠レバ本会ヨリ委員ヲ撰出シテ審査セシムベシトノ趣旨ナレドモ、斯クスル時ハ其区域狭小ニ失スルニ付更ニ其区域ヲ拡メ、博覧会ノ出品ハ可成其種類ニヨリ各専門ノ実業者ヲ撰ビ之ヲ審査セシメタシト云フニ改メ、其文案ハ理事本員ニ於テ起草シテ直チニ其筋ヘ進達スベシト云フニ決ス
 (此建議案ハ其後理事本員ニ於テ調成シ三月二十二日附ヲ以テ之ヲ農商務大臣閣下ヘ進達シタルニ付、其全文ハ参考部第二号ニ記載ス)


東京商工会議事要件録 第四三号・第二三―二五頁 (明治二三年四月)刊(DK190039k-0002)
第19巻 p.258-259 ページ画像

東京商工会議事要件録  第四三号・第二三―二五頁 (明治二三年四月)刊
 ○参考部
(第二号)
    ○博覧会ノ審査員ニ商業者ヲ加フル義ニ付建議
政府ハ明治十年以来勧業博覧会ヲ開カレタル事既ニ二回ニ及ビ、今ヤ亦引続キ第三回ノ博覧会ヲ開設セラレントス、是蓋シ我国物産ノ繁殖改良ヲ促シ、併テ其販路ノ拡張ヲ図ラルヽノ御趣旨ニシテ、其施設ハ本会ノ大ニ賛成スル所ナリ、然リ而シテ今ヤ其開期ニ接スルニ当リ、本会ニ於テハ聊カ卑見ヲ陳ジテ以テ当局ノ御注意ヲ請ハントスルモノアリ、何ゾヤ、其出品ヲ審査シテ優劣ヲ定メラルヽニ当リ単ニ学理的若クハ技術的ノ標準ノミニ拠ラズシテ併テ商業的ノ標準ニ拠ラレン事即チ是ナリ、蓋シ今回ノ博覧会ニ出陳スル物品ノ中ニハ工業品アリ、美術品アリ、農産アリ、水産アリ、其種類ニヨリテハ学理技術ノ応用ヲ主トスルモノナキニアラザルベシト雖トモ、苟モ之ヲ商品トシテ内外市場ノ需用ニ供シ、以テ其販路ヲ拡張セントスルニハ特ニ商業的ノ考案ニヨルニアラザレバ其目的ヲ達スルヲ得ズ、然ルニ是迄此種ノ博覧会ニ出陳スル物品ヲ見ルニ往々此要点ヲ欠キ、為メニ市場ノ需用ニ供シ難キモノ其多ヲ占ムルガ如キ景況ヲ呈スルハ本会ノ甚ダ遺憾トスル所ナリ、是畢竟我国ノ製産者ガ自己ノ想像ニ依テ濫ニ之ヲ製産スルノ罪ナルベシト雖トモ、抑モ亦製産者ヲシテ需用者ノ嗜好ヲ知得セシムルノ方法ニ欠クル所アルガ為メナリ、凡ソ人ノ物品ニ於ケル嗜好ハ其風俗人情ノ如何ニヨリテ其趣向ヲ異ニスルモノニシテ、若シ之ヲ是察セズシテ濫ニ之ヲ製産スルニ於テハ、仮令何程丹精ヲ凝シテ培養シタル農産品モ、何程精巧ヲ極メテ製作シタル工業品モ到底市場ニ向テ其需用ヲ増進スルヲ得ズ、例ヘバ織物ノ如キ其染色組織ニハ何程学理技術ヲ応用スルモ、若シ其縞柄模様ニシテ需用者ノ嗜好ニ適セザルニ於テハ豈其販路ノ拡張ヲ望ムベケンヤ、想フニ我国ノ漆器・銅器・陶磁器ノ如キ夙ニ欧米人ノ賞讃ヲ得且ツ其製作往々見ルベキモノアルニ拘ラズ未ダ貿易品トシテ海外市場ニ充分其地歩ヲ占ムルヲ得ザルハ亦職トシテ前陳ノ要点ヲ欠クニ由ラズンバアラズ、由是観之製産者ヲシテ需用者ノ嗜好ヲ知得セシムルハ国産ノ販路ヲ拡張スルニ極メテ緊要
 - 第19巻 p.259 -ページ画像 
ナリトス、蓋シ其方法ハ一ニシテ足ラザルベシト雖トモ、抑モ博覧会ハ各製産者ガ互ニ其製産品ヲ比較シテ優劣ヲ闘ハスノ競争場タルガ故ニ商業的ノ標準ニヨリテ其出品ノ優劣ヲ審査スルハ甚ダ便利ナルノ一法ナリト信ス、故ニ今ヤ第三回ノ博覧会ヲ開設セラルヽニ当リテハ各商業者ノ中ヨリ最モ熟練ニシテ経験ニ富ム者ヲ撰抜シテ審査員ノ列ニ加ヘラレン事ヲ望ム、以上陳述ノ趣旨ニシテ幸ニ採択セラルヽヲ得バ其撰定方ハ本会ヘ諮詢セラレ度、然ル上ハ本会ニ於テハ各種ノ商業ニ就キ夫々適当ナル人物ヲ指名シテ御参考ニ供スベシ、依テ此段建儀仕候也
                 東京商工会々頭
  明治廿三年三月廿二日
                      渋沢栄一
    農商務大臣 岩村通俊殿


東京商工会々外諸向往復文書 第四号(DK190039k-0003)
第19巻 p.259 ページ画像

東京商工会々外諸向往復文書 第四号
                   (東京商工会議所所蔵)
今回開設之内国勧業博覧会審査官中実業家・学術家之外尚従来商業上ニ経験アル人々多少相加ヘ候事要用之儀ニ有之、既ニ何分カ相加リ居候得共猶此上幾人カ必要ニ候処、右ニ関シ今般貴会ヨリ副総裁ヘ御建議之次第モ有之候ニ就テハ此際最モ適当ト御認定相成候人名至急小官迄御申出相成候様致度、審査官選定之参考トシテ裨益不尠存候、此段及御照会候也
  明治廿三年三月廿七日
                 第三回内国勧業博覧会
                      九鬼審査官長
    渋沢東京商工会々頭殿


東京商工会々外諸向往復文書 第四号(DK190039k-0004)
第19巻 p.259-260 ページ画像

東京商工会々外諸向往復文書 第四号
                   (東京商工会議所所蔵)
○第一部ノ中
               京橋区築地一丁目一番地
一皮革類  正《(太字ハ朱書)》    西村勝三   東京府平民
               麻布区三河台町二十八番地
一電気灯  正            矢島作郎   東京府平民
               下谷区上野町一丁目十七番地
一各種織物 正            阿部孝助   東京府平民
               日本橋区兜町一番地
一印刷製本及其用具類 正       陽其二    東京府平民
               日本橋区堀江町一丁目一番地
         正         和田直兵衛  東京府平民
               日本橋区通一丁目一番地 西川甚五郎方
一畳表荒物ノ類  補         西川甚四郎  滋賀県平民
               日本橋区浜町二丁目十二番地
         補         真壁竹次郎  東京府平民
○第三部ノ中
 - 第19巻 p.260 -ページ画像 
               深川区堀川町二番地
      正            奥三郎兵衛  東京府平民
               日本橋区本船町二十一番地
      正            江口真造   東京府平民
               深川区福住町八番地 渋沢商店
一米雑穀  補            小山平吉   東京府平民
               深川区佐賀町二丁目五十五番地 東京廻米問屋市場
      補            中川利兵衛  東京府平民
               日本橋区本材木町一丁目八番地
一麻苧類  正            金子茂兵衛  東京府平民
               日本橋区本材木町一丁目九番地
      正            新井吉右衛門 東京府平民
               日本橋区本両替町四番地
一葉煙草  正            田中佐次兵衛 東京府平民
               日本橋区小網町一丁目一番地
      正            小沢芳兵衛  東京府平民
               京橋区銀座一丁目四番地
一刻煙草巻煙草 正          千葉松兵衛  東京府平民
               神田区通新石町十六番地
一西洋酒  正            丹羽雄九郎  東京府士族
               深川区和倉町三十四番地
一材木   補            武市昇太郎  徳島県平民
○第四部ノ中
               日本橋区小舟町二丁目五番地
         正         籾山半三郎  東京府平民
               日本橋区小舟町三丁目四番地
一鰹節干魚ノ類  補         竹内弥右衛門 東京府平民
               日本橋区品川町一番地
         補         関山亀吉   東京府平民
      正 十四人
      補 七人
   ○右ハ審査官ニ推薦セラレシ人名ナリ。


東京商工会議事要件録 第四四号・第三―四頁 (明治二三年六月)刊(DK190039k-0005)
第19巻 p.260-261 ページ画像

東京商工会議事要件録  第四四号・第三―四頁 (明治二三年六月)刊
  第二十四定式会
           (明治二十三年五月二十四日開)
  第四十臨時会
    会員出席スル者 ○三十八名
会長(渋沢栄一)ハ開会ノ趣旨ヲ報ジ且ツ本会規程ニ拠レバ本月ハ定式会ヲ開クベキ時期ナレトモ、本会定式事務ノ成蹟ハ毎年二月及八月ノ定式会ニ於テ報告スル筈ニシテ本月ハ特ニ定式会ヲ開キテ執行スベキ会務ナキニ付、昨年ノ例ニ依リ是ニテ定式会ノ式ヲ終リタルモノトスベキ旨ヲ述ベ、本議ニ先ダチ為念左ノ件々ヲ報告ス
 一兼テ博覧会審査官ノ中ヘ実業者ヲ加フル事ニ就キ曩ニ本会ヨリ農
 - 第19巻 p.261 -ページ画像 
商務大臣閣下ヘ建議書ヲ上呈シタルニ、其後同会審査官長ヨリ適当ノ者ヲ取調ヘ差出ス様照会アリタルニ付、正員五十九名補員十九名ヲ取調ヘ荅申シタルニ其中ニテ物品ノ種類ニヨリ別ニ審査官ヲ要セザル者モ不少趣ニテ即チ正員十四名補員七名ヲ採用セラレタリ、而シテ正員ハ何レモ奏任ノ待遇ヲ以テ任命セラレタリ
○下略


東京商工会議事要件録 第四六号・第二―四頁 (明治二三年九月)刊(DK190039k-0006)
第19巻 p.261 ページ画像

東京商工会議事要件録  第四六号・第二―四頁 (明治二三年九月)刊
  第二十五定式会
           (明治二十三年八月二十六日開)
  第四十二臨時会
    ○会員出席スル者 ○二十八名
会長(渋沢栄一)ハ開会ノ趣旨ヲ報ジ先ヅ定式会ヲ開クベキ旨ヲ告ゲ規程第五章第第二十二条ニ拠リ明治二十三年上半季間定式事務ノ成跡ヲ報告ス
  自明治二十三年一月至同年六月 半季間東京商工会事務報告
○中略
    其筋ヘ建議   四件



〔参考〕第三回内国勧業博覧会事務報告 第八一頁 明治二四年三月刊(DK190039k-0007)
第19巻 p.261-262 ページ画像

第三回内国勧業博覧会事務報告  第八一頁 明治二四年三月刊
○中略
○博覧会ノ審査官ニ商業者ヲ加フル義ニ付農商務大臣ヘ建議
  本件ハ明治二十三年二月二十六日附ヲ以テ二十五番会員(丹羽雄九郎)ノ建議ニ係リ、其要旨ハ凡ソ博覧会ノ出品ヲ審査シ優劣ヲ定ムルニ当リテハ単ニ学理的若クハ技術的ノ標準ノミニ拠ラズシテ併テ商業的ノ標準ニ拠リ以テ各製産者ヲシテ需用者ノ嗜好ヲ知ラシムルヲ要ス、故ニ今ヤ第三回内国勧業博覧会ヲ開設セラルヽニ際シ本会々員中ヨリ最モ熟練ニシテ経験ニ富ム者ヲ撰抜シテ審査官ノ列ニ加ヘタシト云フニ在リ、即チ明治二十三年三月十三日第三十九臨時会ニ於テ之ヲ審議シタルニ、大体ニ於テハ毫モ異議ナカリシガ唯其委員ヲ本会々員中ヨリ撰出スルハ其区域狭小ニ失スルニ付、広ク各種類ニヨリ専門ノ実業者ヲ撰ビ之ヲ審査セシメタシト云フニ決シ、其後理事本員ニ於テ文案ヲ調成シ三月二十二日附ヲ以テ之ヲ岩村農商務大臣閣下ニ進達シタリ
○下略
  ○栄一ハ第三国内国勧業博覧会ノ事務委員タリ。第八章政府諸会(本資料第二十三巻)所収「第三回内国勧業博覧会」ノ条参照。
    ○審査部人員表

図表を画像で表示審査部人員表

 審査部総員         審査各部人員 審査官長     一人   職 部     第一部   第二部   第三部   第四部    第五部   第六部  第七部  以下p.262 ページ画像  審査幹事     一人   部長       一人    一人    一人    一人     一人   一人    一人 審査官  二百三十二人   審査官   官 二十人    十人  四十六人   十五人    十九人   四人    十人                     民三十五人  二十三人  三十二人    四人     六人         一人 審査書記   三十四人   審査書記    十一人    四人    六人    六人     四人   一人    一人 同総務掛     五人 品評人    四十一人   品評人     二十人    三人    四人  ―       十一人  ―      三人 審査手伝   三十九人   審査手伝     三人    一人   二十人    九人     五人  ―      一人 雇      二十五人   雇        九人    一人    八人    二人     三人   一人    一人 同総務掛     五人    総計三百八十三人         計九十九人 計四十三人 計百十七人 計三十七人  計四十九人  計八人  計十一人 




    部長ハ審査官ノ中ヲ以テ之ニ充ツルノ制ナルヲ以テ総表ニ於テハ之ヲ審査官中ニ算入ス、而シテ審査官ハ在官者ト民間ヨリ出シ者アリ之ヲ区別センカ為メ官民ノ二字ヲ附セリ、其他部ヲ兼務セシ者ノ如キハ一々之ヲ記セズ