デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
3款 東京商業会議所
■綱文

第20巻 p.323-326(DK200027k) ページ画像

明治26年4月14日(1893年)

当会議所、是日ノ会議ニ於テ議事細則修正案ヲ可決ス。栄一会頭トシテ之ニ与ル。


■資料

東京商業会議所月報 第九号・第三頁 明治二六年五月 【○四月十四日午後五時二十分、東…】(DK200027k-0001)
第20巻 p.323 ページ画像

東京商業会議所月報  第九号・第三頁 明治二六年五月
○四月十四日午後五時二十分、東京銀行集会所ニ於テ臨時会議ヲ開ク当日出席会員ハ三十名ニシテ左ノ件々ヲ審議シ、午後八時閉会ス
○中略
  (第三)議事細則修正ノ件(役員会議提出)
本件ハ全会一致ヲ以テ原案ニ可決ス(決議ノ全文ハ参照ノ部第一号ニ掲載ス)
   ○栄一、会頭トシテ会議ニ出席セリ。


東京商業会議所月報 第九号・第五―六頁 明治二六年五月 【○参照第一号 四月十四日臨時会議…】(DK200027k-0002)
第20巻 p.323-324 ページ画像

東京商業会議所月報  第九号・第五―六頁 明治二六年五月
○参照第一号
 四月十四日臨時会議ニ於テ議決シタル議事細則修正案ハ左ノ如シ
    東京商業会議所議事細則修正案
従前ノ第十五条及第十六条ノ両条ヲ削除ス
従前ノ第十七条ノ本文ヲ第十五条ニ、同第十八条ノ本文ヲ第十六条ニ同第十九条ノ本文ヲ第十七条ニ、同第二十条ノ本文ヲ第十八条ニ、同第二十一条ノ本文ヲ第十九条ニ、同第二十二条ノ本文ヲ第二十条ニ改メ、其次ヘ新ニ左ノ四条ヲ加フ
第二十一条 前条ニ拠リ委員ヲ設ケタル時ハ委員ノ互選ヲ以テ委員長一名ヲ挙クヘシ、但委員長選挙ノ為メ委員ノ招集ヲ要スルトキハ会頭ニ於テ其手続ヲ為ス可シ
 委員長ハ会日ヲ定メ委員ヲ招集シ議事ヲ整理ス
 委員会議ハ委員半数以上出席スルニアラザレハ議事ヲ開キ議決ヲ為スコトヲ得ス
 委員会議ハ出席委員ノ過半数ヲ以テ決ス、可否同数ナルトキハ委員長ノ決スル所ニ依ル
 委員会議結了スルトキハ委員長ヨリ直ニ其旨ヲ会頭ニ報告ス可シ
 委員長ハ会議ニ対シ委員会議ノ経過及ヒ結果ヲ報告ス可シ
 - 第20巻 p.324 -ページ画像 
 委員長事故アルトキハ委員中ノ一人ヲ指名シテ代理ヲ託ス可シ
第二十二条 議案ヲ提出セント欲スルモノハ案ヲ具ヘ理由ヲ附シ、三名以上ノ賛成者ト共ニ署名シテ、会頭ヘ差シ出ス可シ
第二十三条 会外ノ人ヨリ提出シタル建議書ハ役員会議ニ於テ之ヲ審議シ、左ノ区別ニ依リ其ノ大要ヲ記シ会議ニ報告ス可シ
  一 会議ニ附スヘシトスルモノ
  二 会議ニ附スルヲ要セストスルモノ
第二十四条 役員会議ニ於テ会議ニ附スルヲ要セスト決シタル建議書ニ対シ会員ニ於テ会議ニ附スルヲ必要トスルトキハ、請求書ヲ作リ三名以上ノ賛成者ト共ニ署名シテ一週日以内ニ之ヲ会頭ニ差出ス可シ
 一週日以内ニ会員ヨリ前項ノ請求ヲ為サヾルトキハ役員会議ノ決議ヲ以テ確定トス
従前ノ第二十三条ノ本文ヲ第二十五条ニ、同第二十四条ノ本文ヲ第二十六条ニ、同第二十五条ノ本文ヲ第二十七条ニ改ム


第三回東京商業会議所事務報告 第四三―四五頁 明治二七年四月刊(DK200027k-0003)
第20巻 p.324-326 ページ画像

第三回東京商業会議所事務報告  第四三―四五頁 明治二七年四月刊
一議事細則修正ノ件
 本件ハ役員会議ノ提案ニ係リ、明治二十六年四月十四日第二十三回ノ臨時会議ニ附シ其可決ヲ得タリ、即チ其修正ヲ経タル議事細則ハ左ノ如シ
    東京商業会議所議事細則
 第一条 会員ノ席順ハ予メ抽籤ヲ以テ之ヲ定ム
 第二条 特別会員ノ順序ハ別ニ抽籤ヲ以テ之ヲ定ム
 第三条 会議ハ第一・第二・第三ノ三読会ニ区別ス、但議長ノ意見又ハ会員二名以上ノ建議ニ依リ出席会員三分ノ二以上ノ同意ヲ得ル時ハ三読会ノ順序ヲ省略スル事ヲ得
 第四条 第一読会ニ於テハ議案ノ大躰ヲ議シタル後直ニ第二読会ヲ開クベキヤ否ヤヲ決スベシ、若シ委員ニ附託シタル場合ニ於テハ其報告ヲ待テ第二読会ヲ開クベキヤ否ヤヲ決スベシ
  第二読会ヲ開クベカラズト決シタルトキハ其議案ハ廃棄セラレタルモノトス
 第五条 第二読会ニ於テハ議案ノ逐条ニ依リ之ヲ議決スヘシ
  第二読会ニ於テハ議案ニ対シ修正ノ動議ヲ為ス事ヲ得
 第六条 第二読会ノ終ニ於テ其決議案ニ対シ条項若クハ字句ヲ整理スベキ必要アルトキハ之ヲ委員ニ附託スル事ヲ得
 第七条 議長ノ意見若クハ会員二名以上ノ建議ニヨリ逐条審議ノ順序ヲ変更シ又ハ数条ヲ連帯シ又ハ一条ヲ分別シテ議スル事ヲ得、但異議ヲ提出スルモノアル時ハ其賛成者アルヲ待テ之ヲ議決スベシ
 第八条 第三読会ニ於テハ議案ノ全躰ノ可否ヲ議シ又ハ文字ヲ校正スルノ外修正ノ動議ヲ為ス事ヲ得ズ、但議案中互ニ抵触スル事項又ハ法律規則ニ抵触スル事項アル事ヲ発見シタル時ハ此限ニアラズ
 - 第20巻 p.325 -ページ画像 
 第九条 決議ハ起立ヲ以テ定ムルヲ通例トス、但会議ノ決議ニ依リ無記名投票若クハ記名投票ヲ以テ之ヲ定ムル事アルベシ
 第十条 議事ニ関スル建議又ハ修正ノ動議ハ賛成者アルニアラザレバ議題トスルヲ得ズ
 第十一条 修正ノ動議ハ原案ニ先タチ可否ヲ決ス
  同一ノ議題ニ就キ数個ノ修正案アル場合ニ於テハ原案ノ主旨ニ最モ遠キモノヲ先キトシ其決議ノ順序ヲ定ム、若シ其前後ニ異議アル時ハ其賛成者アルヲ待テ之ヲ議決スベシ
 第十二条 既ニ成立シタル修正ノ動議ハ会議ノ許可ヲ経ルニアラザレバ之ヲ撤回スル事ヲ得ズ
  発議者ノ撤回シタル動議タリトモ他ノ会員之ヲ継続スル事ヲ得
 第十三条 修正案総テ否決セラレタル時ハ原案ニ就テ決ヲ取ルベシ修正案原案共ニ過半数ノ賛成ヲ得ザル場合ニ当リ会議ニ於テ廃棄スベカラズト議決スル時ハ特ニ委員ヲ設ケテ其案ヲ起サシメ、更ニ会議ニ附スル事ヲ得
 第十四条 会員発言セントスル時ハ起立シテ議長ノ許可ヲ受クヘシ若シ同時ニ二人以上起立スル時ハ議長ハ其中ノ一人ヲシテ発言セシム
 第十五条 議長自ラ議題ニ就キ発議セントスル時ハ会議ニ通告シテ議席ニ着キ副会頭ヲシテ議長席ニ着カシムヘシ、若シ副会頭事故アル時ハ会員ノ一人ヲ指名シテ之ニ代ハラシムル事ヲ得
  前項ノ場合ニ於テ議長ハ其議題ノ議決スル後ニアラサレバ議長席ニ復スルヲ得ズ
 第十六条 会員ハ議案ノ範囲外ニ渉リ或ハ人身上ノ毀誉ニ関スル発言ヲ為ス事ヲ得ズ
  他ノ会員発議中私語シ其他議事ヲ妨害スルノ挙動ヲ為スベカラズ
 第十七条 議事中会員出席若クハ退席セントスル時ハ議長ノ許可ヲ受クベシ
 第十八条 議案ノ外議事ノ手続ニ関シテ異議ヲ生ジタル時ハ先ヅ其問題ニ就キ議決スルモノトス
 第十九条 議題ニ対シ弁論未ダ終ラザルモ論旨既ニ尽キタリト認ムル時ハ議長ハ之ヲ会議ニ諮ヒ直チニ之ヲ議決スル事ヲ得
 第二十条 委員ハ会議ノ議決ニヨリ議長ノ指名又ハ会員多数ノ投票ヲ以テ之ヲ選定ス、但投票ヲ以テ委員ヲ選定スル場合ニ於テ其得点同数ナル時ハ抽籤ヲ以テ之ヲ決定ス
 第二十一条 前条ニ拠リ委員ヲ設ケタル時ハ委員ノ互選ヲ以テ委員長一名ヲ挙クヘシ、但委員長選挙ノ為メ委員ノ召集ヲ要スルトキハ会頭ニ於テ其手続ヲ為ス可シ
  委員長ハ会日ヲ定メ委員ヲ召集シ議事ヲ整理ス
  委員会議ハ委員半数以上出席スルニアラサレハ議事ヲ開キ議決ヲ為スコトヲ得ス
  委員会議ハ出席委員ノ過半数ヲ以テ決ス、可否同数ナルトキハ委員長ノ決スル所ニ依ル
  委員会議結了スルトキハ委員長ヨリ直ニ其旨ヲ会頭ニ報告ス可シ
 - 第20巻 p.326 -ページ画像 
  委員長ハ会議ニ対シ委員会議ノ経過及結果ヲ報告ス可シ
  委員長事故アルトキハ委員中ノ一人ヲ指名シテ代理ヲ託ス可シ
 第二十二条 議案ヲ提出セント欲スル者ハ案ヲ具ヘ理由ヲ附シ、三名以上ノ賛成者ト共ニ署名シテ会頭ヘ差出ス可シ
 第二十三条 会外ノ人ヨリ提出シタル建議書ハ役員会議ニ於テ之ヲ審議シ、左ノ区別ニ依リ其大要ヲ記シ会議ニ報告ス可シ
  一 会議ニ附スヘシトスルモノ
  二 会議ニ附スルヲ要セストスルモノ
 第二十四条 役員会議ニ於テ会議ニ附スルヲ要セスト決シタル建議書ニ対シ会員ニ於テ会議ニ附スルヲ必要トスルトキハ、請求書ヲ作リ三名以上ノ賛成者ト共ニ署名シテ一週日以内ニ之ヲ会頭ニ差出ス可シ
  一週日以内ニ会員ヨリ前項ノ請求ヲ為サヾルトキハ役員会議ノ決議ヲ以テ確定トス
 第二十五条 官庁ヨリ諮問シタル事項又ハ会外ノ人ヨリ建議シタル事項ヲ議題トシテ討議スルニ当リ説明ヲ必要ト認ムル時ハ、会議ノ決議ニヨリ其官庁ニ向テ主務員ノ出張ヲ請ヒ、又ハ建議者ニ出席ヲ求メ、之ヲシテ原案ノ趣旨ヲ説明セシムル事ヲ得
 第二十六条 会議ノ顛末ハ議事録ニ登載スベシ
  議事録ニハ左ノ要件ヲ筆記シ、議長之ニ署名スルモノトス
  一 開会ノ日時
  二 出席及欠席員ノ氏名
  三 議案及決議
  四 討議ノ要領
 第二十七条 傍聴人取締規則ハ役員会議ノ決議ヲ以テ之ヲ定メ、随時掲示スルモノトス
   傍聴人ニ於テ取締規則若クハ事務員ノ指図ニ従ハザル時ハ退場セシムル事アルベシ
   ○本巻明治二十四年六月二十九日ノ条参照。