デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

2部 社会公共事業

2章 国際親善
3節 外賓接待
14款 其他ノ外国人接待
■綱文

第25巻 p.698-700(DK250109k) ページ画像

明治42年3月4日(1909年)

是日栄一、韓国特使閔丙奭・韓国統監伊藤博文ソノ他ヲ飛鳥山別邸ニ招ク。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四二年(DK250109k-0001)
第25巻 p.698 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四二年     (渋沢子爵家所蔵)
三月四日 半晴 寒
○上略 三時築地ニ韓国特使ヲ訪ヒ名刺ヲ通ス、午後四時王子ニ帰ル、五時ヨリ伊藤統監・韓国特使及其一行来会ス、蓋シ第一銀行ニ於テ招宴セシナリ、来賓二十七名許リ、種々余興アリ、来賓皆歓ヲ尽シ、夜十時散会ス


竜門雑誌 第二五〇号・第六六頁 明治四二年三月 青淵先生の晩餐会(DK250109k-0002)
第25巻 p.698-699 ページ画像

竜門雑誌  第二五〇号・第六六頁 明治四二年三月
 青淵先生の晩餐会 第一銀行頭取たる青淵先生は、本月四日目下帰朝中なる伊藤公爵を始め随行員諸氏及今回来朝したる韓国特使及女官等を飛鳥山の邸に招待して晩餐会を催し、余興として帝国女優養成所の生徒を招き昨年の試演に好評を博したる太郎冠者氏作の悲劇「心の声」を演ぜしめたり、先生が特に此女優を公に紹介したるは一昨年九
 - 第25巻 p.699 -ページ画像 
月帝国劇場発起人の諸氏が公を築地の瓢家に請じて、同劇場設計の事に就き謀る所ありし際、公は諸外国の皇室に於て女優を尊重する事及び将来の劇場には女優の必要なる事等を説きたるが、是れぞ帝国劇場が女優を養成する動機となれるものなるを以て、今度公の帰国を幸ひ養成所の生徒を紹介したるものなり、左れば公も女優の演技を見て稽古日数の少なきに拘はらず其技の上達せるを喜びたるが、此夜同じく此余興を見物したる韓国女官は通訳を介して芝居の筋の説明を受け、何れも此劇の主人秋山静子の身の上に同情の涙を流しつゝ熱心に見物したりといふ
尚当日の来賓諸氏を録すれば公爵伊藤統監を始め荒井度支部次官・統監付武官村田少将・通信管理局長池田十三郎・秘書官古谷久綱・書記官国分象太郎・臨時間島派出所長斎藤季治郎・書記官児玉秀雄・技師小山善・宮内府書記官多田桓・男爵高崎安彦の諸氏と韓国特使閔丙奭を始め同一行の礼式官高義誠・参領閔用基・秘書官金東完・及女官趙奉保夫人・女官千尚宮・女官高尚宮の諸氏と特使接判官たる式部官蜂須賀正韶・秘書官武田尚の両氏と目下来遊中の宋秉畯氏及西野恵之助氏にして、主人側は青淵先生・同夫人・同令嬢・佐々木勇之助・市原盛宏の諸氏なりし


招客書類(一) 【明治四十二年三月四日夕於飛鳥山邸《(全文タイブ)》 韓国特使並に伊藤統監招待会】(DK250109k-0003)
第25巻 p.699-700 ページ画像

招客書類(一)              (渋沢子爵家所蔵)
明治四十二年三月四日夕於飛鳥山邸《(全文タイブ)》
 韓国特使並に伊藤統監招待会
               韓国特使 閔丙奭
                礼式官 高義誠
                 参領 閔用基
                秘書官 金楽完
                 女官 趙奉保夫人
                 女官 千尚宮
                 女官 高尚宮
           特使接判官式部官 蜂須賀正韶
                秘書官 武田尚
                 公爵 伊藤博文
              度支部次官 荒井賢太郎
              統監付武官 村田少将
             通信管理局長 池田十三郎
                秘書官 古谷久綱
                書記官 国分象太郎
           臨時間島派出所長 斎藤季治郎
                書記官 児玉秀雄
                 技師 小山善
             宮内府書記官 多田桓
                 男爵 高崎安彦
                    西野恵之助
                    佐々木勇之助
 - 第25巻 p.700 -ページ画像 
                    市原盛宏
                    主人
                    主夫人
                    渋沢愛子
一、余興 帝国女優養成所生徒演劇太郎冠者氏作悲劇「心の声」