公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第26巻 p.817-818(DK260139k) ページ画像
明治39年7月25日(1906年)
是日栄一、当所卒業式ニ臨ミ演説ヲナシテ、ドイツ・アメリカ両国ニ人造絹糸ナルモノ現ハレ、将来我国ノ蚕業ニ重大ノ影響アランコトヲ警告ス。
渋沢栄一 日記 明治三九年(DK260139k-0001)
第26巻 p.817 ページ画像
渋沢栄一 日記 明治三九年 (渋沢子爵家所蔵)
六月三日 半晴 暖 起床七時 就蓐十二時三十分
○上略
午前十一時半養蚕講習所ニ抵リ蚕業ノ現況ヲ視ル、本多所長・林弾作氏共ニ説明セラル
○下略
竜門雑誌 第二一九号・第三六頁 明治三九年八月 ○蚕業講習所卒業式に於ける青淵先生の演説(DK260139k-0002)
第26巻 p.817-818 ページ画像
竜門雑誌 第二一九号・第三六頁 明治三九年八月
○蚕業講習所卒業式に於ける青淵先生の演説 青淵先生には、七月二十五日午前十時挙行せられたる府下西ケ原東京蚕業講習所卒業式に臨
- 第26巻 p.818 -ページ画像
まれ一場の演説を為され、明治二年先生が政府にありて富岡製糸場を創立せしことより説起して、今日の進歩の著しき次第を述べ、次で独米両国には人造絹なるもの現はれ、未だ強敵とまで至らざるも将来如何に発展すべきか知るべからざるを以て、今後は第一に生産費を省きて安価に売出す工夫あるを要すとて、実際上の警告を与へられたり
○当所ハ其後「東京高等蚕糸学校」ト改称サル。