デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治39年6月29日（1906年）

是日栄一、韓国旅行ノ途次当学堂ヲ視察ス。

竜門雑誌　第二一八号・第三六―四一頁　明治三九年七月
　　　　○青淵先生渡韓日誌梗概
青淵先生には第一銀行の要務を帯び去る六月八日出発渡韓、七月十八日無事帰京せられしが、其間日々の記事及視察談等は逐て詳細に本誌に掲載を乞ふこととなし、唯々此処には不取敢旅行中の経過を最も分り易きよう極めて簡単に摘録することゝなせり　○中略　（編者識）
○中略
同　○六月二十九日　少雨　午後京城学堂視察　○下略

渋沢栄一　日記　　明治三九年　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
一月二十一日　晴　風ナシ　　　　　　　　　　　起床六時三十分　就蓐十二時
○上略　京城学堂ニ関スル書類ヲ修正シテ押川氏ヘ送付ノ事ヲ八十島ニ命シ遣ス　○下略

渋沢栄一　日記　　明治三九年　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
六月十二日　半晴　軽暑　　　　　　　　　　　　起床七時　就蓐十一時三十分
 - 第27巻 p.87 -ページ画像 
○上略　六時過　○午後渡瀬常吉来リテ京城学堂ノ事ヲ談ス
　　　○中略。
六月二十五日　晴　暑　　　　　　　　　　　　　起床六時三十分　就蓐十二時三十分
○上略　七時過朝飧ヲ畢リ宇都曾一・渡瀬常吉・和田義睦三氏ニ面話　○中略　京城学堂ノ件　○中略　等ヲ談ス　○下略
　　　○六月二十九日ノ栄一日記ニハ学堂視察ノ記事ナケレドモ、前掲「渡韓日誌梗概」ニヨリ、是日視察セルモノトナス。