公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第29巻 p.107(DK290035k) ページ画像
明治23年1月19日(1890年)
是日栄一、風邪ノタメ第一銀行株主総会ニ欠席ス。
中外商業新報 第二三四八号 明治二三年一月二一日 渋沢栄一氏(DK290035k-0001)
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中外商業新報 第二三四八号 明治二三年一月二一日
渋沢栄一氏
去る頃一寸帰京し、直に引返して目下尚ほ大磯に於て養痾に余念なき渋沢栄一氏には、一昨十九日第一銀行の株主総会を開会せしを以て、是迄只の一回だも総会に欠席せし例なきことなれば、設ひ病を推しても是非に臨席すべき趣、前以て通報ありしかば、同行役員の諸氏ハ折角現時の容体までに回復せられたるものを、又た再び寒気に冒かさるる抔のことありてわ容易ならじと、役員斎藤某氏をして態々同氏の許に到らしめ、同会のことは都て不都合なく取計らふべければ、心おきなく専ら加養せらるべしと勧めたるより、同日の帰京を思ひ止りたるものなりと云ふ
○株主総会ニ就イテハ、本資料第四巻所収「第一国立銀行」明治二十年四月三日ノ条参照。
中外商業新報 第二三五七号 明治二三年二月一日 渋沢栄一氏(DK290035k-0002)
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中外商業新報 第二三五七号 明治二三年二月一日
渋沢栄一氏
長らく病気療養のため大磯の祷竜館に滞在中なりし渋沢栄一氏には、最早快気に向ひたると、又た留守中所用の差集ひ居れるがため、愈々本日帰京の筈なりと云ふ
中外商業新報 第二五八五号 明治二三年一〇月三一日 渋沢氏の風邪癒ゆ(DK290035k-0003)
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中外商業新報 第二五八五号 明治二三年一〇月三一日
渋沢氏の風邪癒ゆ
渋沢栄一氏には去る廿六日頃より風邪の気味にて臥褥中なりと聞きしが、昨今大に快気を覚へ、最早今日あたりは第一銀行にも出頭する筈なりと云ふ