デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

3部 身辺

1章 家庭生活
3節 家庭教育
1款 克己学寮
■綱文

第29巻 p.176-179(DK290052k) ページ画像

明治41年(1908年)

是年栄一、三男武之助・四男正雄・五男秀雄ノ学習ノタメ、青山南町六丁目ニ寄宿舎ヲ設ケ、克己学寮ト命名シ、横山徳次郎ヲ監督者トシ、遠藤柳作・篠原三千郎・蘆田均・帰山教正ヲ学友トス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四〇年(DK290052k-0001)
第29巻 p.176-177 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四〇年     (渋沢子爵家所蔵)
六月十九日 雨 冷             起床七時 就蓐二時
○上略 夜横山徳次郎氏来リ、武之助修学上ノ事ヲ談ス
   ○中略。
八月九日 曇 暑              起床七時 就蓐十二時
○上略
六時武笠三・横山徳次郎二氏来ル、正雄修学ニ関シ種々添心セラルヽ人ナリ、共ニ夜飧シ、且修学上ニ付テノ依頼ヲ為ス、夜十時散会ス
   ○中略。
十月六日 雨 冷              起床七時三十分 就蓐十二時
起床後入浴シ、畢テ日記ヲ編成シ、書類ヲ整理ス、八時過朝飧ヲ食ス横山徳次郎氏来リ正雄修学上ノ事ニ関シ種々ノ協議ヲ為ス
   ○中略。
十月十一日 晴 冷             起床六時三十分 就蓐十二時
○上略 夜横山徳次郎氏来リ正雄ノ修学上ニ付種々ノ談話ヲ為ス
   ○中略。
十月十六日 曇 冷             起床七時 就蓐十二時三十分
○上略 此夜横山徳次郎氏来話、正雄修学上ニ関スル協議アリ
十月十七日 晴 冷             起床七時 就蓐十二時三十分
起床後入浴シ、畢テ横山氏ト面話ス、八時朝飧ヲ食シ、食後鹿児島七高学校ノ校長其他ノ人々ヘ、正雄修学上ノ事ニ関シ書状ヲ裁ス、蓋シ横山氏ニ托スル為メナリ ○下略
   ○中略。
十月二十九日 曇 冷            起床七時 就蓐二時
○上略 夜十時帰宿ス、横山徳次郎氏鹿児島ヨリ帰来シ、正雄身上ニ付種種ノ協議ヲ為ス、夜二時就寝
十月三十日 曇 冷             起床六時三十分 就蓐十二時
起床後入浴シ、畢テ横山徳次郎氏ト談話シ ○下略
   ○中略。
十一月五日 雨 冷             起床七時 就蓐十二時
○上略 横山氏、正雄ヲ同伴シ来リテ、種々訓戒ス ○下略
十一月六日 曇 冷             起床八時 就蓐十二時
○上略 夜七時半王子ニ帰宿シ、横山徳次郎氏ト正雄修学上ノ事ヲ談話ス
 - 第29巻 p.177 -ページ画像 
   ○中略。
十一月九日 晴 冷             起床七時 就蓐三時
○上略
午後六時半王子ニ帰宿シ、此夜正雄修学ニ関シ同族相会シ、横山徳次氏モ来会シテ協議ス、十二時過ニ至リテ散会シ、後武・正両人ニ種々ノ訓誡ヲ為ス
   ○中略。
十一月十三日 晴 暖            起床六時 就蓐十一時三十分
○上略 午前十一時半学習院ニ抵リ、乃木院長ニ面会シテ正雄修学ノ事ニ関シ依頼ス ○下略
   ○中略。
十一月十八日 曇 寒            起床七時 就蓐十一時
○上略
此夜武之助・正雄修学ノ事ニ関シ、深夜ニ至ルマテ訓誡ス
○下略


渋沢栄一 日記 明治四一年(DK290052k-0002)
第29巻 p.177-178 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四一年     (渋沢子爵家所蔵)
一月七日 雪 寒
○上略 午前十時過青山五丁目東京貯蓄銀行支店ニ抵リ、横山徳次郎氏ニ面話ス、更ニ其役宅ヲ訪問シ、又正雄等ノ寄宿舎ニ抵リ、遠藤及正雄等学業精励ノ事ヲ訓示ス ○下略
   ○中略。
一月十一日 晴 軽寒
○上略 横山徳次郎氏ヨリ来書アリ、直ニ返書シテ、学友増員ノ事ハ帰京後協議ノ後ニ決セシムルコトトス、秀雄学友秋葉義衛ノ事ニ関シ横山氏ヨリ来状アリ、依テ電話ニテ回答シ、明日遠藤氏ヲ来磯セシムル事ニ申遣ス
   ○栄一、一月七日ヨリ同月十四日マデ大磯長生館ニ滞在ス。
一月十二日 晴 軽寒
午前七時半起床、先ツ入浴シ畢テ朝飧ヲ為ス、江間政発昨夜当館ニ一泊セシメ、朝来鎌倉ニ向ケ出立ス、東京ヨリ遠藤柳作氏来ル、直ニ一書ヲ秋葉直衛氏ニ宛テ、遠藤ヲシテ携帯セシム、蓋シ横山氏ヨリ申越シタル秀雄学友ノ件ニ関シテナリ、遠藤ハ九時五十分発ニテ鎌倉ニ向ケ罷越ス ○下略
   ○中略。
一月十七日 晴 寒
○上略 此夜武之助修学ノ件ニ付、穂積博士・横山徳次郎氏来会シ、種々協定ノ上、武・正二人修学ノ大方針ヲ定ム
   ○中略。
一月十九日 晴 寒
午前八時起床、直ニ入浴シ畢テ朝飧ヲ食ス、食後篠原氏来ル、武之助ノ学友タラシメン為メ、横山徳次郎氏ヨリ紹介セシ人ナリ ○下略
   ○中略。
一月二十三日 晴 寒
 - 第29巻 p.178 -ページ画像 
○上略
此夜武之助学友ノ事ヲ訓諭シ、且横山氏ニ該件ニ関スル書状ヲ発ス
   ○中略。
一月二十六日 晴 寒
○上略
武之助学友篠原氏来話ス
○下略
   ○中略。
二月十一日 晴 寒
午前八時起床、入浴シ畢テ朝飧ヲ食ス、九時吉田湖ノ来訪ニ接ス、後書類ヲ調理ス、蘆田均氏来ル、武之助ノ学友トシテ寄宿ヲ共ニセシムル人ナリ ○下略
   ○中略。
二月十五日 晴 軽寒
○上略 此夕青山寄宿舎学生七名、横山氏及英語・数学教師其他渋沢篤二同元治・穂積重遠・同律之助・阪谷俊作等来会、夜飧シ且種々ノ談話ヲ為ス
   ○中略。
二月十九日 晴 寒
○上略
青山寄宿舎ニ必要ナル額面及幅物ノ揮毫ヲ為ス ○下略
   ○中略。
二月二十三日 曇 寒甚
○上略 青山学寮ノ為メニ要義ノ清書ヲ為シ、其他種々ノ揮毫ヲ試ミ夕方ニ至リテ止ム ○下略
   ○中略。
五月六日 晴 暖
○上略 又克己学寮ニ抵リ、更ニ横山氏ヲ訪問シ ○下略
   ○中略。
九月十二日 曇 冷
○上略 此夜横山氏来リテ、武之助・正雄・秀雄等修学ノ事ニ関シ種々ノ談話ヲ為シ、修学上及修身上ノ事ヲ訓誡ス
九月十三日 雨 冷
○上略
横山徳次郎氏ハ、昨夜来三児修学上ノ事ニ関シ種々協議シテ今日帰宅セラレ、武之助等三人ハ、午後ニ至リテ青山克己学寮ニ帰ル


渋沢栄一 日記 明治四二年(DK290052k-0003)
第29巻 p.178-179 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四二年     (渋沢子爵家所蔵)
二月二十四日 曇 寒
○上略 青山克己学寮ニ抵ル、昨年開設シテ一ケ年ノ紀念ナルヲ以テ、横山氏其他関係ノ人々会同シ、寮生一同共ニ会食シ、食後種々ノ坐談アリ、十分ノ歓ヲ尽シ夜十一時王子ニ帰宿ス
   ○中略。
六月二十日 曇 冷
 - 第29巻 p.179 -ページ画像 
○上略 午後四時頃ヨリ青山克己学寮ノ学生其他来客アリ、共ニ庭園ヲ散歩ス、午後六時ヨリ食卓ヲ開ク、食事中種々余興アリ且学生多数ノ演説アリ、穂積・横山二氏モ各其意見ヲ述ヘラレ、主客歓ヲ尽シ夜十時過散会ス