デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

1章 社会事業
4節 保健団体及ビ医療施設
9款 社団法人日本赤十字社
■綱文

第31巻 p.128-129(DK310023k) ページ画像

大正15年11月3日(1926年)

是日栄一、当社創立五十年祝典及ビ通常総会ニ出席ス。


■資料

集会日時通知表 大正一五年(DK310023k-0001)
第31巻 p.128 ページ画像

集会日時通知表  大正一五年      (渋沢子爵家所蔵)
十一月三日 正午 日本赤十字社創立五十年祝典及通常総会、シルクハツト、フロクコート(上野竹の台)


日本赤十字社創立五十年祝典概況報告 同社編 第七―一〇頁 大正一五年刊(DK310023k-0002)
第31巻 p.128-129 ページ画像

日本赤十字社創立五十年祝典概況報告 同社編
                     第七―一〇頁 大正一五年刊
○上略
十一月三日東京市上野恩賜公園竹ノ台ニ於テ、第三十四回通常総会並創立五十年祝典ヲ挙行ス
皇后陛下ニハ午前九時四十分宮城御出門、同十時上野恩賜公園東京府美術館内ニ取設ケタル便殿ニ着御アラセラル
載仁親王殿下ハ本社総裁トシテ多年御尽力ニ付、今般創立五十年祝典
 - 第31巻 p.129 -ページ画像 
挙行ニ際シ其ノ功労ヲ御嘉尚アラセラレ、記念トシテ御紋附銀花瓶壱対ヲ 陛下御座所ニ於テ賜ハリ、次ニ社長平山男爵、常議員石黒子爵同松平子爵ヲ召サセラレ、左ノ如ク御沙汰アラセラレタリ
 本社創立以来永年一方ナラヌ尽力ノ段御苦労ニ存ス、今日ノ盛況ヲ見テハ、定メシ我カ養育セシ子供等ノ成長セシカ如ク思ハルヘシ、此ノ上益尽瘁セラルヽ様望ム
尚便殿ニ御休憩中、社長ヨリ報告書其ノ他ノ書類ヲ上リ、本社ノ現況ヲ言上セリ
十時三十分式場ヘ臨御、社長男爵平山成信開会ヲ宣告シ、大正十四年度事務並決算報告ヲ為シ、次テ常議員二名ノ補闕選挙ヲ行フ旨ヲ述フ佩有功章特別社員平塚広義ヨリ選挙ヲ簡単ニスル為議長ノ指名ニ一任セムコトヲ発議シタルニ、満場異議ナキヲ以テ、議長ハ正社員医学博士木下正中・特別社員平野勇ノ二氏ヲ指名シ、之ヲ議場ニ報告セリ、右ニテ総会ヲ終リ、平山社長続テ祝典ニ移ル旨ヲ宣告ス
陛下令旨ヲ賜ハリ、総裁殿下奉答ヲ上ル、左ノ如シ
    令旨
 玆に日本赤十字社第三十四回通常総会並創立五十年祝典を開くに当り、親く臨みて此盛況を見るを喜ふ
 本社は創立以来堅実なる発達を致し、今や基礎愈確立し、社員の数亦既に二百五十万を算するに至れり、顧れは本社か戦時に処し平時に居り、此間に於ける努力洵に佳尚するに足るものあり、又近く第二回東洋赤十字会議を主催するを聞く、諸員宜く奮励を加へ、以て事業本然の精神を貫徹し、功績を中外に発揚せむことを望む
    奉答
 日本赤十字社第三十四回通常総会及ヒ本社創立五十年祝典ヲ挙行スルニ当リ、畏クモ
 皇后陛下ノ行啓ヲ辱クシ、優渥ナル 令旨ヲ賜フ、本社ノ光栄実ニ之ニ過クルナシ
 惟フニ本社創業以来五十ノ星霜ヲ閲シ、社運愈隆盛ヲ致シ、基礎益鞏固ヲ加フ、是レ偏ニ至仁至慈ナル
 陛下恩恵ノ然ラシムル所ニシテ、洵ニ感激ノ至リニ堪ヘス、自今更ニ一層諸員ヲ督励シ、以テ
 令旨ニ副ヒ、鴻恩ニ報イ奉ラムコトヲ期ス、玆ニ謹ミテ奉答ス
次テ、左ノ如ク平山社長ノ式辞、来賓総代若槻総理大臣及白耳義国大使・社員総代平塚東京府知事ノ祝詞アリ、畢テ社長閉会ヲ宣告ス、時ニ午前十一時ナリ
   ○式辞・祝詞略ス。