デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
2款 日露協会
■綱文

第36巻 p.14(DK360004k) ページ画像

明治45年6月7日(1912年)

是日、当協会主催ロシア帝国モスクヴァ絹織物業者イヴァン・サコリコフ及ビウラース・シッチェンコフ招待晩餐会開カル。栄一出席シテ歓迎ノ辞ヲ述ブ。


■資料

竜門雑誌 第二八九号・第九五頁 明治四五年六月 ○日露協会晩餐会(DK360004k-0001)
第36巻 p.14 ページ画像

竜門雑誌 第二八九号・第九五頁 明治四五年六月
○日露協会晩餐会 青淵先生が評議員として尽力せらるゝ日露協会にては、青淵先生及同会幹事清野長太郎氏主人となり、六月七日午後八時より此程我国の生糸及び絹織物業視察の為めに来朝したる莫斯科絹織物業イワン・サコリコフ及びウラース・シツチヱンコフの両氏を主賓として晩餐会を開けり、陪賓としては倉知外務・押川農商務両次官大久保・坂田・勝田の各局長、平井鉄道院副総裁、木下同営業課長、水町日銀副総裁、木村同理事及び実業家側にて原・佐竹・服部・浅野・大橋・高田の諸氏なりしが、食後青淵先生の歓迎の辞を述べ、之に対し両主賓の簡単なる謝辞あり九時過ぎ散会せり。