デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
3款 日印協会
■綱文

第36巻 p.24-25(DK360014k) ページ画像

明治43年6月24日(1910年)

是日、当協会主催、インド、モルバンジ国スリ・ラム・チャンドラ・バンジ・デオ王殿下歓迎文奉呈式、早稲田当協会会頭大隈重信邸ニ開カレ、栄一出席ス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四三年(DK360014k-0001)
第36巻 p.24 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四三年         (渋沢子爵家所蔵)
六月十六日 雨 冷
午前○中略 桜井義肇氏ノ来訪ニ接ス、印度王来着ノ事ヲ告ク○下略
六月十七日 曇 冷
午前○中略 九時帝国ホテルニ抵リ印度王ニ謁見ス、高楠○順次郎桜井二氏同席ス○下略
   ○中略。
六月二十四日 晴 暑
○上略 午後五時○中略 早稲田大隈伯邸ニ抵リ印度王ノ歓迎会ニ出席ス、共ニ庭園ヲ散歩シ、又茶菓ヲ饗セラレ、夕七時散会○下略


日印協会々報 第四号 明治四四年一月 印度モルバンジ王殿下の歓迎 本会歓迎文奉呈式(DK360014k-0002)
第36巻 p.24 ページ画像

日印協会々報 第四号 明治四四年一月
    △印度モルバンジ王殿下の歓迎
      ○本会歓迎文奉呈式
六月二十四日午後四時三十分より会頭大隈伯邸に於て、殿下に対する本会の歓迎文奉呈式を挙行せり、同日の来会者は左の諸氏なり
  エダルジー      福岡秀猪        広井辰太郎
  神田乃武男      松尾吉士        桜井義肇
  渋沢栄一男      副島八十六       杉村広太郎
  高楠順次郎
  ピー・アール・デセー ジエー・ピー・カカー  エム・ジエービー・ベサニア
  エフ・ベサニア    エム・セトナ
午後五時三十分殿下御着、応接室にて大隈伯と対談、十数分の後、同邸日本式の広間に於て副会頭神田乃武男、左の意味の英文歓迎文を朗読せられたり
   ○歓迎文略ス。
右終つて歓迎文を銀製小函に蔵め、殿下に奉呈せり、殿下は之に対し左の如き御答辞を述べられたり
   ○答辞略ス。
右終つて王殿下は会員諸氏と共に庭園を散歩したる後茶菓の饗応を受けられ、午後六時同邸を辞し帰られたり。



〔参考〕日印協会々報 第四号 明治四四年一月 モルバンジ国概況(DK360014k-0003)
第36巻 p.24-25 ページ画像

日印協会々報 第四号 明治四四年一月
 - 第36巻 p.25 -ページ画像 
    △モルバンジ国概況
今夏○明治四十三年御来遊ありしモルバンジ王殿下は御名をスリ(幸福の義)ラム(王の義)チヤンドラ(月の義)バンジ(族名)デオ(神の意)と称し、御歳三十七歳に渡らせらるゝ由、若年にしてカルカツタ大学に於て教育を受けられ英邁の称あり、目下オリツサ州内大王侯として一・二を争ふ地位にあり○下略