デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
12款 財団法人日仏会館
■綱文

第36巻 p.268-270(DK360106k) ページ画像

大正12年4月8日(1923年)

是日、当会館設立協議会、総理大臣官邸ニ催サル。栄一出席シテ、ソノ説明ニ当ル。


■資料

竜門雑誌 第四二〇号・第六〇頁 大正一二年五月 ○日仏会館設立協議(DK360106k-0001)
第36巻 p.268-269 ページ画像

竜門雑誌 第四二〇号・第六〇頁
大正一二年五月
○日仏会館設立協議 日仏会館設立に関する協議会は、四月八日午前十一時より永田町首相官邸に於て開催せられ、青淵先生を始め、加藤首相・内田外相・鎌田文相・富井政章・姉崎正治・井上侯、古市・大
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倉両男・井上準之助・伊東米治郎・和田豊作・池田謙三・服部金太郎 団琢磨・大橋新太郎・木村清四郎等三十余名の諸氏出席の上、青淵先生より日仏会館設立の計画を説明して其賛同を求むる所あり、正午一同は首相招待の午餐会に列し、午後二時散会せる由。


集会日時通知表 大正一二年(DK360106k-0002)
第36巻 p.269 ページ画像

集会日時通知表 大正一二年        (渋沢子爵家所蔵)
五月十四日 月 午前十一時    日仏会館の件
                 加藤男爵より御案内(永田町首相官舎)
        正午       仏蘭西大使ヨリ御案内午餐会(同大使館)
○中略。
七月七日  土 午後三時半―四時 木島孝蔵氏来約(兜町)
○中略。
七月十一日 水 午前十一時    日仏会館之件(兜町)
○中略。
七月十三日 金 午後四時     日仏会館ノ件(兜町)
○中略。
七月三十日 月 午前八時     杉山直治郎氏来約(飛鳥山邸)
○中略。
八月四日  土 午前十時     小野英二郎・木島孝蔵両氏来約(兜町)
○中略。
十月十二日 金 午後二時―三時  伊太利国新聞記者チユリン・スタンバシヤ・アルナルドチブラ氏来約(事務所)


渋沢子爵親話日録 第一 自大正十二年十一月 至同年十二月 高田利吉筆記(DK360106k-0003)
第36巻 p.269 ページ画像

渋沢子爵親話日録 第一 自大正十二年十一月 至同年十二月 高田利吉筆記
                     (財団法人竜門社所蔵)
○十一月十九日
○上略 木島孝蔵氏と日仏会館の事につき御相談、かねて預りおかれたる書類を返付し、古市公威・富井政章両氏と相談せらるゝ事に打合はさる


渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月 至 高田利吉筆記(DK360106k-0004)
第36巻 p.269-270 ページ画像

渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月 至 高田利吉筆記
                     (財団法人竜門社所蔵)
○十二月八日
○上略
△十一時銀行倶楽部に赴き、日仏会館建設の事につき協議せらる、是ハ前年リオン大学の総長ジユバン氏来朝の際、日仏両国文化の接触を計りたき希望を述べられ、同国の大使も熱心に之を援助し、仏国政府より相当の補助をなさしむる事となれるを以て、子爵を始め石井・松井両大使及、古市・富井・姉崎・杉山・木島等の諸氏之に賛同し、時の総理大臣加藤友三郎氏より実業界の有力者五十余人を招きて、官民合同にて之を実現せんことを計られ、結局十二人の委員
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を挙げて会館を建設するに決し、仏国政府ハ三十万フラン、日本政府ハ三万円を支出する事となり居りしに、震災の為め頓挫を来したれば、其善後の協議会を開かれしなり、古市・富井・姉崎以下の委員諸氏出席し、此際たとひ規模を縮少してなりとも、当初の目的を貫徹する事とせんと評決せらる○下略


集会日時通知表 大正一二年(DK360106k-0005)
第36巻 p.270 ページ画像

集会日時通知表 大正一二年(渋沢子爵家所蔵)
十二月八日 土 午前十一時 日仏会館ノ件(銀行クラブ)


財団法人日仏会館第一回報告(自大正一三年三月七日 至大正一四年三月三一日)第一―二頁(DK360106k-0006)
第36巻 p.270 ページ画像

財団法人日仏会館第一回報告(自大正一三年三月七日 至大正一四年三月三一日)第一―二頁
(謄写版)
    創立
○上略玆ニ於テ本邦有志モ屡々集会協議ヲ重ネ、其業ノ有益ニシテ且ツ時宜ニ適スルヲ認メ、又之ヲ官民共同ノ業トナスノ便ナルヲ思ヒ同十二年之ヲ時ノ政府ニ謀リシニ、当時ノ首相加藤友三郎男・外相内田康哉伯・文相鎌田栄吉氏之ニ賛シ、民間ノ有力者数十名ヲ会シテ其賛助ヲ求メ、更ニ其中ヨリ十一名ヲ挙ケ、本件従来ノ関係者七名ト協力シテ、斯計画ヲ実現センコトヲ依嘱シ、他方議会ニ請求シテ本事業ニ補助費ヲ与フル事トナシタリ、因テ創立委員ハ民間有力者ニ頼リテ数十万円ノ基金ヲ得ントシタルニ、偶々未曾有ノ大震災ニ会シ、所期ノ金額ヲ得ル能ハサルニ至レリ、○下略