デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正15年11月27日（1926年）

是日、当会館理事会、当会館ニ開カレ、栄一出席ス。後、シルヴァン・レヴィ教授夫妻、アルフレッド・ラクロア教授夫妻紹介歓迎、当会館副理事長富井政章叙爵祝賀及ビ杉村陽太郎特命全権公使昇任祝賀ヲ兼ネテ午餐会開カレ、同ジク出席ス。

集会日時通知表　大正一五年　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十一月廿七日　土　午前十一時　日仏会館理事会（同会館）
　　　　　　　　　正午　　　　同会催午餐会

竜門雑誌　第四五九号・第八八頁　大正一五年一二月
　　　　青淵先生動静大要
 - 第36巻 p.308 -ページ画像 
　　　　　　十一月中
廿七日　日仏会館理事会及午餐会（同館）○下略

財団法人日仏会館第三回報告（自大正一五年四月一日　至昭和二年三月三一日）　第七頁刊
　　　　八、集会及接伴
○上略
一、大正十五年十一月二十七日、当会館ニ於テシルバン・レビ教授、同夫人、ラクロア教授、同夫人紹介歓迎、副理事長富井博士叙爵祝賀、及杉村陽太郎氏特命全権公使昇任ノ祝賀ヲ兼ネ、午餐会ヲ催ホス。盛会ナリキ。
○下略

東京朝日新聞　第一四三九九号　大正一五年六月二三日
　　　　杉村公使任命
国際聯盟帝国事務局次長杉村陽太郎氏は、二十二日の閣議で左の如く任命されたが、別に任地なく依然国際事務局に勤務する由
　　　　国際聯盟帝国事務局次長　　　　　　　　杉村陽太郎
任特命全権公使
　　年末外務引退で
　　　　優遇の意味から
杉村陽太郎氏の特命全権公使に任命は、同氏が本年十二月新渡戸稲造氏の後を襲つて聯盟事務次長に就任する事に内定し、早晩外務省を引退する事になるので優遇の意味から今回の昇任となつたものであると