デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
13款 社団法人国際聯盟協会
■綱文

第36巻 p.614(DK360214k) ページ画像

大正13年7月5日(1924年)

当協会書記大熊真、近クスウィス国ジュネーヴニ開カルル第五回国際聯盟総会日本全権随員トシテ、同地ニ出張シ、且ツ欧洲各国ニ於ケル国際聯盟協会ノ状況ヲ視察セントス。是日栄一、大熊真ニイギリス国駐箚特命全権大使林権助・フランス共和国駐箚特命全権大使安達峰一郎及ビロンドンニ在ル孫渋沢敬三等ニ対スル紹介状ヲ与フ。


■資料

渋沢栄一書翰 控 林権助他三名宛 大正一三年七月五日(DK360214k-0001)
第36巻 p.614 ページ画像

渋沢栄一書翰 控  林権助他三名宛 大正一三年七月五日  (渋沢子爵家所蔵)
    林権助男
    安達峰一郎様  渋沢敬三殿
    紐育正金支店長  (書き方変り居るも意味に変化なし)
    柏木秀茂様
拝啓、其後御疎遠に罷成候処、益御清適敬賀之至に候、小生も幸に健在多忙に消光致居候間、御安意被下度候、扨本書持参の文学士大熊真氏は、小生の会長たる日本国際聯盟協会創立以来之書記として従事致居候御人にて、今般ゼネバに於て開催せらるゝ第五回国際聯盟総会ニ日本帝国全権の随員として参加致候に付ては、此機会に於て貴地ニ於ける国際聯盟ニ付、研究致度と申事ニて小生の添書を望み候ニ付、本書相添候次第ニ候間、御多忙之処御迷惑と存候へ共、何卒御引見被下御差支無き限り御便宜御与被下度候、右拝願致候 匆々敬具
                      渋沢栄一
  大正十三年七月五日


(大熊真)書翰 渋沢栄一宛 (大正一三年)一〇月二五日(DK360214k-0002)
第36巻 p.614 ページ画像

(大熊真)書翰  渋沢栄一宛 (大正一三年)一〇月二五日
                     (渋沢子爵家所蔵)
    渋沢子爵閣下
  十月廿五日         於倫敦 大熊真拝
拝啓 陳者其の後は一向御無沙汰申上候、平に御許請上候 小生儀米仏・瑞西・英の四聯盟協会を訪ひ、同志の活動振りを実地に視察仕候今夕倫敦を立ち中欧諸国の聯盟協会を訪ふ可く発足致し候
 米・仏・英の協会は大国だけに予想以上に活動致居り候、閣下より給はりし御紹介状により各地にて丁重の待遇を受け、視察上非常の便益を得候段、重々御礼申上候、倫敦正金の渋沢氏○敬三は至極御健勝にて小生には不尠御寵遇を賜り申候
 以上乍簡略御挨拶まで如斯御座候 敬白