デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
13款 社団法人国際聯盟協会
■綱文

第36巻 p.680-682(DK360232k) ページ画像

大正14年10月16日(1925年)

是日栄一、当協会会長トシテ、総裁徳川家達ト共ニ、内閣総理大臣加藤高明ヲ其官邸ニ訪フ。


■資料

集会日時通知表 大正一四年(DK360232k-0001)
第36巻 p.680 ページ画像

集会日時通知表  大正一四年       (渋沢子爵家所蔵)
十月十五日 木 午前九時  加藤外松来約(アスカ山)
十月十六日 金 午後二時半 国際聯盟協会ノ件ニ付、徳川家達公ト総理大臣官邸へ御出向


竜門雑誌 第四四六号・第一〇五頁大正一四年一一月 青淵先生動静大要(DK360232k-0002)
第36巻 p.680 ページ画像

竜門雑誌 第四四六号・第一〇五頁大正一四年一一月
    青淵先生動静大要
      十月中
○上略 加藤首相と会見(同日○一六日午後首相官邸)○下略



〔参考〕国際聯盟協会書類(二) 【(写) 国際聯盟協会 大熊真様】(DK360232k-0003)
第36巻 p.680-681 ページ画像

国際聯盟協会書類(二)          (渋沢子爵家所蔵)
(写)
    国際聯盟協会
      大熊真様
拝啓、益御清適奉賀候、然者去る十六日付を以て御照会之在巴里松田局長よりの来電に対し、別紙之返電案に付てハ会長に於ても御同意との事に候間、御諒承被下度候、右当用のみ得貴意候 匆々敬具
                         (中野)
  大正十四年十月廿一日         渋沢事務処(印)
(別紙)
(写)
巴里発本省着大正十四年十月十三日前七、一四十四日前一一、二〇
                       松田事務局長
    幣原外務大臣
第一二七号
 - 第36巻 p.681 -ページ画像 
聯盟協会へ
十月廿七日ヨリ「ローザンヌ」ニ開催ノ聯合会理事会ニ杉村・稲垣・古垣・青木ヲ出席セシメタク移民問題ニ対スル我方態度御電示ヲ請フ
        ―――――――――――――――
貴電一二七号ニ関シ、巴里委員会報告中「ワルソー」ニテ次期総会ニ回附サレタル移民ノ権利・義務・入国条件及同化ノ問題カ当方ノ修正ヲ加ヘ、可成速カニ確認サルヽ様理事会ニテ御尽力アリ度シ



〔参考〕(杉村陽太郎)書翰 渋沢栄一宛大正一四年七月一四日(DK360232k-0004)
第36巻 p.681-682 ページ画像

(杉村陽太郎)書翰  渋沢栄一宛大正一四年七月一四日
                     (渋沢子爵家所蔵)
拝啓
陳者遥に拝聞する処に依れば、其後御健康勝れ給はず御引籠の御趣、直接閣下の御引立を蒙る幾十万の子弟に於ては勿論、五千万同胞の祖国の為め、一日も早く御快癒を祈つて已まざる処と奉存候
国際聯盟協会第九回聯合会、七月三日より八日迄、波蘭の首都ワルソーに開催、移民問題に付ては米国側の代表者より、米国識者は一致して移民法の不当を認め、之か改正を計度冀望なれば、此上とも隠忍して時期を待たれ度しと繰返し懇談の次第有之、我に対し終始好意的態度を採り、英国側の代表者が濠洲・南阿・新蘭等、属領の反対を顧慮して、我に不利なる言説を敢てするに対し、寧ろ我を援助するの言動に出でたるは嬉しく感ぜられ申候、又両三年前迄は二十一ケ条、排日鮮人等の諸問題にて、侵略主義の本家の如く誤解されし日本が、昨今正義の国として、然かも押しも押されもせぬ大国として、一般の尊敬を受くるに至れること 閣下年来の御骨折の賜と申すの外なく、此点会議出席者の衷心より感謝したる処に御座候
会議の経過に付ては詳細、阪谷・添田両副会長並理事会宛、報告致候に付き右にて御承知を得度、玆に会議出席者鈴木文治・棚橋源太郎以下諸君に代り、御礼並御挨拶申進候
時下呉々も御療養御専一の程、我国際聯盟協会の為め且は邦家の為め切に切に祈入申候 敬具
  七月十四日               杉村陽太郎
    渋沢子爵閣下
          侍史
          (別筆)
          本書ニ対する回答ハ、大正十四年八月二十二日出発渡欧之青木節一氏ニ親しく口述せられたれハ、別に書面にハ及はさる由なり 一四、八、二一
Via Russie(Moscou) Tokio Japon (以下二行別筆) 十四年八月 青木氏持参 芝区公園 協調会館 国際聯盟協会 子爵 渋沢栄一 閣下 必親展

 - 第36巻 p.682 -ページ画像 
 ○尚本年度中ニ開カレタル第五十二回以後第五十八回迄ノ理事会ノ開催日及ビ議題左ノ如シ。但シ栄一欠席ス。第五十九回ハ大正十五年三月十六日開催。

    回数   年月日        議題要約
   第五二回 大正一四年四月九日  第五回総会準備、大日本平和協会合併大正十四年度宣伝方針、対外活動等。
   第五三回 大正一四年五月九日  略ス。
   第五四回 同年六月一三日    国際知識普及委員会設置、夏期大学開設ノ件他。
   第五五回 同年六月三〇日    略ス。
   第五六回 同年九月一八日    略ス。
   第五七回 同年一一月二一日   国際経済会議ニ関シテ、クエスチヨネールヲ発スル件等。
   第五八回 大正一五年二月一二日 国際経済会議出席代表ニ対スル訓電案ノ決定他。
                   (「社団法人国際聯盟協会会務報告」大正一四年四月―大正十五年三月。ニヨル)

渋沢栄一伝記資料 第三十六巻 終