デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
16款 汎太平洋倶楽部
■綱文

第37巻 p.397(DK370098k) ページ画像

大正12年12月7日(1923年)

是日、帝国ホテルニ於テ、汎太平洋倶楽部主催ノアメリカ合衆国人オー・エム・クラーク招待会開催セラル。栄一出席シテ歓迎ノ演説ヲナス。


■資料

集会日時通知表 大正一二年(DK370098k-0001)
第37巻 p.397 ページ画像

集会日時通知表 大正一二年        (渋沢子爵家所蔵)
十二月七日  金  〇時半 汎太平洋クラブ之件(帝国ホテル)


渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月至 高田利吉筆記(DK370098k-0002)
第37巻 p.397 ページ画像

渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月至 高田利吉筆記
                     (財団法人竜門社所蔵)
○十二月七日
○上略
△午後零時半、帝国ホテルに於ける汎太平洋倶楽部のクラーク氏招待会に出席せらる、会長井上匡四郎子より、ク氏今回の来朝を機として午餐会を催すにつき、子爵に御紹介を依嘱せしによる、子爵ハク氏来朝の事由を述べて、凡そ人世に免れ難きものハ喜憂の二つなるべし、されど喜も喜に終るものにあらすして必す憂あり、憂も憂に終るものにあらすして必す喜あるものなり、今度の震災は臨時の天災なれば、非常の大憂といふべきが、果して憂ハ憂に終らすして、大なる喜ありて来れり、諸外国の深厚なる同情是れなり、殊に米国ハ物質的のミならす、精神的にも譬ふへからさる援助を与へられたり、而してク氏の如きハ其代表者の一人なり、然れとも我等にして之を適当に採取せずんば、折角の同情もすべて減却するに至らん、本会は特に平和を愛好する団体なり、今此団体にて遠来の珍客を迎へて歓を尽すハ喜ぶべし、即喜憂錯綜の好適例なりなど演説せられたり
○下略