デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
4節 国際記念事業
3款 玉泉寺本堂修繕
■綱文

第38巻 p.437-440(DK380043k) ページ画像

大正15年6月24日(1926年)

是日日米協会、同会募集ニ係ル玉泉寺本堂修理保存ニ対スル寄付金六千六百余円ヲ、会長徳川家達ヨリ栄一ニ交付ス。


■資料

(日米協会) 邦文記録 第四号(DK380043k-0001)
第38巻 p.437-438 ページ画像

(日米協会) 邦文記録 第四号    (社団法人日米協会所蔵)
大正十五年度
    第三、第四十六回執行委員会
一、時日   大正十五年五月十五日午后四時三十分
二、場所   華族会館
三、司会者  徳川会長
四、出席会員 徳川公 ○外十名 氏名略ス
五、決議事項
○中略
 - 第38巻 p.438 -ページ画像 
 (二)玉泉寺寄附金処分ノ件
   右ニ関シ五月十一日附、渋沢子爵ヨリ同寄附金ヲ当協会ヨリ同子爵ニ交付スルニ於テハ同子爵ニ於テ当事者ト協議ノ上修理ヲ完成スベシトノ申出アリタル旨会長ヨリ報告アリ、次テ之ヲ如何ニ決スヘキヤ提案アリ、バーネツト中佐、渋沢子爵ノ申出ニ応スル方可ナリトノ意見ヲ述ヘ、ブレーク氏之ヲ支持シ満場一致之ニ決ス
○中略
六、報告事項
○中略
 (二)玉泉寺修理寄附金ノ件
   右総額ハ五月十四日迄ニ金七千五百二十円也、内訳第一回応募額金四千七百八十八円(渋沢子爵所有ノ一千三百円ヲ含ム)第二回応募額金弐千七百三十二円也、尚本〆切ハ五月末日ナル旨徳川会長ヨリ報告アリ
   午后五時半閉会ス
    第七、玉泉寺修理寄附金渋沢子爵ヘ引渡ノ件
五月卅一日〆切ノ右寄附金額会計金八千五十五円ニ達セルヲ以テ、諸雑費金百六十六円八十二銭及渋沢子爵保管ノ一千三百円ヲ控除シタル金六千六百六十四円六十四銭ヲ六月二十六日渋沢子爵ニ引渡ス
  昭和二年五月


玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類(DK380043k-0002)
第38巻 p.438 ページ画像

玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類       (渋沢子爵家所蔵)
  日米協会々長             渋沢栄一
    公爵 徳川家達殿
拝啓、時下益々御清適奉賀候、然ハ予て拝願仕候伊豆玉泉寺旧蹟保存資金ニ関スル件ニ付てハ、御多忙之処種々御配慮を以て合計金五千八百円御醵集被下候趣、誠ニ難有厚く御礼申上候、右御醵集金ハ小生ニ於て保管致居候金千参百円と合ハせ、七千壱百円ニ相達し候ニ付、過日同寺住職を上京せしめて貴会御尽力の次第を申聞けたる上、檀家と図り此金額之範囲内ニ於て、主としてハリス領事の居室及事務室を保存するの案を立てゝ報告する様申渡置候
右横の次第ニ付き、近日右予算相届候ハヽ調査を遂け、可成早く着手せしめ度と存候間、右醵集の金額ハ小生ニ於て保管致、同村長及同寺の檀家総代と協定の上、工事の進行ニ応して支出致してハ如何と存し候、幸ニ御同意被下候ハヾ御廻金被成下度候
先ハ御礼旁申上度 匆々敬具
(欄外日付)
 [大正十五年五月十一日


玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類(DK380043k-0003)
第38巻 p.438-439 ページ画像

玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類       (渋沢子爵家所蔵)
                  (別筆)
                  五月十九日入手
拝啓、愈々御清適奉賀候、陳者玉泉寺修理資金貴方ニ於テ保管ノ上、修理監督ノ労ニ当ラレ度御意嚮ノ趣、本月十一日附ニテ御申越相成致了承候、右当会執行委員会ニ謀リ協賛ヲ得候ニ付、御申越ノ通リ醵金
 - 第38巻 p.439 -ページ画像 
御引渡可申上候間、可然御取斗相願度、尤モ第二回〆切ハ五月三十一日ト相成居候関係モ有之候ニ付、引渡ハ右〆切決算ノ後ト可相成、右様御承知被下度、此段不取敢御回答申上候敬具
  大正十五年五月十八日
             日米協会々長 公爵 徳川家達(印)
    子爵 渋沢栄一 殿
  二伸、玉泉寺修理ノ結果ニ付テハ、会員中少ナクトモ寄附者ニハ報告等ノ必要モ有ランカト存候ニ付、此点御如才ハ無之事ト存シ候ヘ共、御含マテ為念申添候


玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類(DK380043k-0004)
第38巻 p.439 ページ画像

玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類        (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、初夏ノ候愈々御清適奉賀候、陳者玉泉寺修理資金貴方ヘ移管ノ事ニ付テハ、客月十八日附ヲ以テ申上置候次第御座候処、今般右寄附金〆切残務ヲ終了致シ候ニ付、別紙寄附者氏名表並ニ清算書相添ヘ、現金六千六百六拾四円六拾四銭也(\6,664,64)玆ニ当協会武田主事ノ小切手ヲ以テ及御交付候間御査収相成度、此段得貴意候 敬具
  大正十五年六月二十六日
             日米協会々長 公爵 徳川家達(印)
    子爵 渋沢栄一 殿
  玉泉寺修理寄附金計算書
   一、収入之部
一金八千壱百参拾壱円四拾六銭也
    内訳
  一、金八千〇五拾五円也  寄附金総額
  一、金七拾六円四拾六銭也 利子
   一、支出之部
一、金壱百六拾六円八拾弐銭也
    内訳
  一、金壱百〇九円参拾銭也 印刷費
  一、金四拾円参拾七銭也  郵便切手
  一、金拾七円拾五銭也   封筒並用紙類
差引残額金七千九百六拾四円六拾四銭也
  内金壱千参百円也   渋沢子爵保管
 再差引金六千六百六拾四円六拾四銭也
             日米協会ヨリ渋沢子爵ヘ
  ○寄付者氏名並ニ寄付金内訳表略ス。


玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類(DK380043k-0005)
第38巻 p.439-440 ページ画像

玉泉寺本堂修繕ニ関スル書類       (渋沢子爵家所蔵)
  日米協会々長
    公爵 徳川家達 殿
拝啓、時下益御清適奉賀上候、然ハ予テ伊豆玉泉寺ニ於ケルタウンセント・ハリス氏遺跡修理保存ニ関スル寄附金ノ義ニ付拝願仕候処、御多忙ノ処厚キ御配慮ヲ以テ御醵集被成下候金六千六百六拾四円六拾四銭ト共ニ寄附者芳名表并計算書御送附被下、去六月廿四日何レモ正ニ
 - 第38巻 p.440 -ページ画像 
難有拝受仕候、右尊慮ノ趣ハ同保存ニ関スル同地ノ委員一同ニ相伝ヘ可申、尚御醵金ノ取扱方ニ於テ同委員ト協議致、万々遺憾無之様可仕候先ハ御受旁御礼申上度、匆々如此御座候 敬具
                      渋沢栄一
(欄外日付)
 [大正十五年七月五日
    受領証(之レハ別紙トナスコト)
一金六千六百六拾四円六拾四銭
  但、伊豆玉泉寺遺跡修理保存ニ関シ、御会員各位ヨリノ御寄附金及預金利子
右正ニ領収致候也
  大正十五年六月廿四日          渋沢栄一
  日米協会々長
    公爵 徳川家達 殿