デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.406-421(DK390222k) ページ画像

大正15年10月23日(1926年)

是日、アメリカ合衆国在留日本人学生ニヨリ創始セラレタル日米親善留学生計画ノ第一回派遣者イー・レイモンド・ウィルソン、飛鳥山邸ニ栄一ヲ訪フ。


■資料

(リリアン・フランシス・フィツチ)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月六日(DK390222k-0001)
第39巻 p.406-407 ページ画像

(リリアン・フランシス・フィッチ)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月六日
                   (渋沢子爵家所蔵)
Dear Viscount:
  Have just written a letter of introduction to you for Mr. E. Raymond Wilson, a young graduate of Columbia, who won the Japan Brotherhood Scholarship at International House.
  I believe this is the first time the Japanese have given a scholarship to an American, to go and study life in your beautiful country. The idea is to establish more friendly relationship by personal contact. May I bespeak for him your kindly courtesy and helpful introductions.
  …………
 - 第39巻 p.407 -ページ画像 
  I trust you are enjoying health and happiness and may continue to do so.
  With greeting and best wishes from Father and myself,
                   Sincerely ,
            (Signed) Lillian Francis Fitch
June 6/26
  125 Riverside Drive
(右訳文)
                 (栄一鉛筆)
                 十五年七月九日一覧
 東京市               (六月廿八日入手)
   渋沢子爵閣下
    リヴアーサイド・ドライヴ一二五、一九二六年六月六日
              リヽアン・フランシス・フヰツチ
拝啓、コロンビア大学新卒業生にして、国際館より日本留学生に選ばれたるイー・レイモンド・ウヰルソン氏に閣下宛の紹介状を交附致候日本人が米国人を選び、美しき貴国に留学せしめたるは之れを以て嚆矢とするなるべしと存候、此企の目的は個人的交際によりて親善を増進せんとするに有之候、何卒同人の為めに御厚情を賜はり有益なる御指導を御願申上候
○中略
閣下には定而御健康にて幸福なる日を御送り被遊候事と存候、今後も引続然るべき様祈居候
父と共に謹んで御挨拶申上候 敬具


(リリアン・フランシス・フィッチ)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月六日(DK390222k-0002)
第39巻 p.407-408 ページ画像

(リリアン・フランシス・フィッチ)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月六日
                 (渋沢子爵家所蔵)
                   (別筆)
                   本人持参
Dear Viscount:
  This will introduce to you Mr. E. Raymond Wilson, a graduate of Columbia University, who won the scholarship offered by the Japan Brotherhood at International House.
  I believe this is the first time the Japanese have awarded a scholarship to an American, so he might go and study in Japan, and seek to know their people better and help to bind the two nations together in love and friendship.
  I am sure you will render him every assistance possible, by introductions and your generous, kindly courtesies.
  Thanking you for any favors shown him,
                 Sincerely,
           (Signed) Lillian Francis Fitch
125 Riverside Drive
  June 6/26
(右訳文)
        (栄一鉛筆)
        十五年十月廿一日一覧、廿三日王子来
 - 第39巻 p.408 -ページ画像 
         訪候様打合可申事
 東京市            (十月十二日入手本人持参)
  渋沢子爵閣下
     リヴアーサイド・ドライヴ、一九二六年六月六日
              リヽアン・フランシス・フヰツチ
拝啓 本書持参人イー・レイモンド・ウヰルスン氏を御紹介申上げ候同氏はコロンビア大学の出身者にして、紐育国際館日米親善留学生として渡日相成候
日本人が米国人に奨学資金を与へたるは今回を以て嚆矢とすべく、同氏は之れにより日本に行きて研究を為し、日本国民を更らに知る事を得ると共に、深き友愛の情を以て両国民の親善増進に尽力せらるべくと存候
同氏の為めに御紹介其他諸種の御援助を御与へ被下候はゞ難有奉存候御厚意に対し予め御礼申上候 敬具


(シドニー・エル・ギューリック)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月二二日(DK390222k-0003)
第39巻 p.408-409 ページ画像

(シドニー・エル・ギューリック)書翰 渋沢栄一宛 一九二六年六月二二日
                     (渋沢子爵家所蔵)
                       (別筆)
                       本人持参
     FEDERAL COUNCIL OF THE CHURCHES
        OF CHRIST IN AMERICA
  NATIONAL OFFICES, 612 UNITED CHARITIES BUILDING
      105 EAST 22d STREET, NEW YORK
                   June 22, 1926
Viscount E. Shibusawa,
  2 Kabutocho, Nihonbashi, Tokyo, Japan
My dear Viscount Shibusawa:
  It is a privilege to give Mr. E. Raymond Wilson this letter of introduction to you. He goes to Japan, as you may have heard, as the first "Japanese Brotherhood Scholar".
  This scholarship, you will remember, was established by a group of Japanese students in International House, Columbia University and Union Theological Seminary.
  Mr. Wlison will appreciate any help you can give him in seeing and understanding the best that is in Japan.
             Cordially yours,
           (Signed) Sidney L. Gulick
               Secretary
(右訳文)
        (栄一鉛筆)
        十五年十月廿一日一覧
        廿三日王子来訪候様打合可申事
 東京市         (十月十二日本人持参)
  子爵渋沢栄一閣下 紐育、一九二六年六月廿二日
               シドニー・エル・ギユーリツク
拝啓 閣下宛の此紹介状をイー・レイモンド・ウヰルスン氏に交附するは小生の欣快とする処に候、御聞き及びも有之候はんと存候が、同
 - 第39巻 p.409 -ページ画像 
氏は第一回「日米親善留学生」計画の第一回派遣者として、日本へ参られたる次第に有之候
此計画は御承知の通り国際館、コロンビア大学及びユニオン神学校等に於ける日本学生の一団によりて創始せられしものに候
同氏が日本に於ける最も善きものを見学し、諒解致し候様御援助被成下候はゞ幸甚の至に存じ申候 敬具


(イー・レイモンド・ウィルソン)書翰 小畑久五郎宛 一九二六年一〇月一四日(DK390222k-0004)
第39巻 p.409-416 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
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竜門雑誌 第四六〇号・第七七―八二頁 昭和二年一月 米国学生ウヰルソン氏の来訪(DK390222k-0005)
第39巻 p.416-419 ページ画像

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渋沢栄一書翰控 リリアン・フランシス・フィッチ宛 昭和二年一月一九日(DK390222k-0006)
第39巻 p.419 ページ画像

渋沢栄一書翰控 リリアン・フランシス・フィッチ宛 昭和二年一月一九日
                   (渋沢子爵家所蔵)
              (栄一鉛筆)
              昭和二年一月五日一覧
    案
  リヽアン・フランシス・フヰツチ夫人殿
                    東京
                      渋沢栄一
拝復、然ばイー・レイモンド・ウヰルソン氏持参の六月六日附貴書正に入手難有拝誦仕候、同氏は十月廿三日飛鳥山の拙宅に来訪被下種々懇談致候、同氏の留学は日米両国間の諒解を増進する為めには与つて力有事と信じ候間、老生は出来得る限り添心可致候に付、遠慮なく申出候様同氏へも申置候
右御返事旁得貴意度如此御座候 敬具
   ○右英文書翰ハ昭和二年一月十九日付ニテ発送セラレタリ。


渋沢栄一書翰控 シドニー・エル・ギユーリツク宛 昭和二年一月一九日(DK390222k-0007)
第39巻 p.419 ページ画像

渋沢栄一書翰控 シドニー・エル・ギューリック宛 昭和二年一月一九日
                   (渋沢子爵家所蔵)
              (栄一鉛筆)
              昭和二年一月五日一覧
    案
 シドニー・エル・ギユーリツク博士殿
                    東京
                      渋沢栄一
拝復、然ばイー・レイモンド・ウヰルソン氏持参の六月廿二日附貴書正に入手難有拝誦仕候、同氏は十月廿三日飛鳥山の拙宅に来訪被下種種懇談致候、同氏の留学は日米両国間の諒解を増進する為めには与つて力有事と信じ候間、老生は出来得る限り添心可致候に付遠慮なく申出候様同氏へも申置候
右御返事旁得貴意度如此御座候 敬具
   ○右英文書翰ハ昭和二年一月十九日付ニテ発送セラレタリ。


(イー・レイモンド・ウィルソン)書翰 渋沢栄一宛 一九二七年一〇月一四日(DK390222k-0008)
第39巻 p.419-421 ページ画像

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