デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.571-573(DK390273k) ページ画像

昭和3年12月18日(1928年)

是日栄一、国際聯盟労働事務局長アルベール・トーマヲ、東京銀行倶楽部ニ招キテ、有志ト共ニ懇談会ヲ催ス。


■資料

招客書類(三) 【(写) 拝啓、益御清適奉賀候、然ば目下来遊中の国際労働局長アルベール・トーマ氏の希望も有之…】(DK390273k-0001)
第39巻 p.571-572 ページ画像

招客書類(三)              (渋沢子爵家所蔵)
(写)
拝啓、益御清適奉賀候、然ば目下来遊中の国際労働局長アルベール・トーマ氏の希望も有之、来十二月十八日(火)午後二時半より東京銀行倶楽部に於て小数有志の懇談会相催度候間、年末御繁用中恐縮に存候得共御差繰御来車被下度候、右得貴意度如此御座候 敬具
 尚々当日はトーマ氏の外、阪谷男爵・団男爵・井上準之助氏・串田
 - 第39巻 p.572 -ページ画像 
万蔵氏・添田寿一氏・頭本元貞氏・添田敬一郎氏及鈴木文治氏等に御通知致置候間御承知被下度候
  昭和三年十二月十五日
                      渋沢栄一

 昭和三年十二月十八日(火)午後二時半、於東京銀行倶楽部
  国際労働局長アルベール・トーマ氏招待懇談会
                 (太丸ハ朱書)
                 ○アルベール・トーマ
                 ○男爵 阪谷芳郎
                 欠男爵 団琢磨
                    欠井上準之助
                    欠串田万蔵
                    ○添田寿一
                    ○頭本元貞
                    ○添田敬一郎
                    ○鈴木文治
                    ○鮎沢巌
                    ○主人
                    ○白石喜太郎
                    ○小畑久五郎
             〆十三人 内出席十人
                   欠席三人
         松平大使送別会の時と同じくお茶


竜門雑誌 第四八四号・第一〇一頁昭和四年一月 青淵先生動静大要(DK390273k-0002)
第39巻 p.572 ページ画像

竜門雑誌  第四八四号・第一〇一頁昭和四年一月
    青淵先生動静大要
      十二月中
十八日 ○上略トーマ氏歓迎会(東京銀行倶楽部)
  ○日仏会館等主催トーマ歓迎会、十二月十五日ニ開カレタリ。本資料第三十六巻所収「財団法人日仏会館」昭和三年十二月十五日ノ条参照。



〔参考〕(山川端夫)書翰 渋沢栄一宛昭和三年一一月二一日(DK390273k-0003)
第39巻 p.572-573 ページ画像

(山川端夫)書翰  渋沢栄一宛昭和三年一一月二一日
                     (渋沢子爵家所蔵)
謹啓、益御健勝奉賀候、陳者別紙の如く安達大使より小生宛申越有之候に付、御参考迄御高覧に供へ候 敬具
  昭和三年十一月二十一日
                     山川端夫
    渋沢会長殿
(別紙)
  昭和三年十一月二日巴里
                       安達峰一郎
 - 第39巻 p.573 -ページ画像 
    山川盟兄 侍史
拝啓、其後久しく御無音に打過居候内北欧は霧深く悲しき秋と相成候処、盟兄には益々御清康にて内外御鞅掌の御事慶賀の至に存上候、次に小生当地転勤以来殊に多忙を極め居候へども、以御蔭幸に常に至健諸般の劇務に当り居候間、何卒御安意被為下度御願申上候
已に御聞及の御事と存候通りアルベール・トーマ氏、愈々一昨夜出発露支経由、十二月上旬東京着、約四週間諸方面視察の筈、名義は労働事業のみに関する旅行に御座候得共、同氏は御承知の通り最も将来に富める当国の少壮政治家に有之、自然盟兄並に国際聯盟協会側の御世話に可相成機会も多々有之べくと被存候間、何卒可然御折衝の上本邦の永続的真友と為りて帰欧する様にと千祈万祷致居候、又明春早々には国際聯盟事務次長Avenol数日間本邦を訪問可仕、是亦何卒宜しく御配慮被下度祈願申上候、右二件に関しては徳川・渋沢・阪谷・添田、其他諸先輩にも呈上可致筈に御座候得共、目下大取込の為乍遺憾実行致兼候間何卒盟兄より可然御取成被下度御懇願申上候
時下向寒の砌、朝夕御細心の御注意を御健康の上に御払被下度御祈申上候 草々謹言
麹町区永楽町二十八号館 子爵 渋沢栄一殿 (朱書) 駐仏安達大使ヨリ来状写
緘 (栄一鉛筆) 御手紙拝見、如何ニ注意シテヨイカ御覧ノ通リ老スイ、スク役ニ立タヌガ出来ル丈ノコトハスル、御遠慮ナク御示被下度 東京市丸之内仲通十三号館 社団法人国際聯盟協会 昭和三年十一月廿一日 山川端夫