デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
7節 其他ノ資料
1款 日米交換教授
■綱文

第40巻 p.330-331(DK400096k) ページ画像

大正2年2月7日(1913年)

是日、日米交換教授トシテカーネギー世界平和財団派遣ノアメリカ合衆国雑誌アウトルック記者ハミルトン・ダブリュー・メービーノタメニ、華族会館ニ於テ晩餐会催サル。栄一出席シテ演説ヲナス。


■資料

渋沢栄一 日記 大正二年(DK400096k-0001)
第40巻 p.330-331 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正二年          (渋沢子爵家所蔵)
一月九日 曇 寒
○上略 メビー博士ヲ本月十七日ヲ以テ銀行倶楽部晩餐会ニ招待シ、同時ニ集会所楼上ニ於テ其講演ヲ聴問スルニ付、開宴其他ノ手続ヲ協議ス
○下略
  ○中略。
一月十六日 雨 寒
○上略 午後七時三田桂公爵邸ニ抵リ米人メビー博士招宴ニ出席ス、此夜銀行倶楽部焼失ス○下略
  ○中略。
二月七日 晴 寒
○上略 午後四時半華族会館ニ抵リ、米国人メビー博士招待ノ手続ヲ打合ハス、五時同氏ノ講演会ヲ開キ一場ノ挨拶ヲ演フ、午後六時過講演畢リテ銀行倶楽部晩飧会ヲ開ク、会員八十有余名食卓上一場ノ演説ヲ為ス、メビー博士ヨリモ謝詞アリ○下略
  ○中略。
二月十七日 晴 寒
○上略 午前十時帝国ホテルニ抵リ○中略 又米人メビー氏ヲ訪問シ、近日関西旅行ノ慰問ヲ為ス○下略
  ○中略。
 - 第40巻 p.331 -ページ画像 
二月十九日 小雨 寒
○上略 十二時半、麻布今井町三井男爵邸ニ抵リ、メビー氏招宴ノ午飧会ニ出席ス、設備割烹善美ヲ尽ス
○中略
三井邸ニ於テメビー氏南満行ニ関シテ、新渡戸氏同行ノ件及其旅費ノコトヲ小野・福井二氏ト協議ス


日米外交史 川島伊佐美著 第一四一―一四二頁 昭和七年二月刊(DK400096k-0002)
第40巻 p.331 ページ画像

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冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕北米の日本人 末広重雄著 第二〇九―二一〇頁 大正四年二月刊(DK400096k-0003)
第40巻 p.331 ページ画像

北米の日本人 末広重雄著  第二〇九―二一〇頁 大正四年二月刊
 ○第四章 第二節 第二款 啓発運動の実行方法
    第二項 外的啓発運動
○上略 来朝して我が国の事情を研究した者で、日露戦争で評判の高い武勇の国を、遠方から眺めて感服して居た者が、親しく之を視察するに及び、其の文明は薄つぺらで一皮剥いたら半開の日本が露出する、日本人は将来のない国民であると、帰国後軽蔑の言を吐くものがあるけれども、亦我が国に観光の客となつてから、曩の我に対する軽侮の念を捨て、我が国の貴重なる友人となる者もある。アウトルツクが最近其の態度を変じて多少我に利あるやうになつたのは、定めし交換教授として来朝したメービー博士が与つて力あることであらう。○下略