デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
7節 其他ノ資料
2款 日米関係諸資料
■綱文

第40巻 p.351-352(DK400112k) ページ画像

大正6年5月11日(1917年)

是日、アメリカ合衆国ミズーリ大学新聞科ニ於テ全米記者大会開カレ、是日ヲ特ニ日本日トス。是ヨリ先、栄一、同新聞科部長ウォルター・ウィリアムズノ請ニヨリ、金子堅太郎・浅野総一郎ト共ニ斡旋シテ、我国ノ美術工芸品ヲ同大学ニ寄贈ス。


■資料

竜門雑誌 第三四八号・第九一頁 大正六年五月 ○全米記者大会と純日本式饗宴(DK400112k-0001)
第40巻 p.351-352 ページ画像

竜門雑誌  第三四八号・第九一頁 大正六年五月
○全米記者大会と純日本式饗宴 別項の如く五月十一日我邦に於て日米協会の発会式を挙ぐるの日、波静かなる太平洋の彼岸たる米国ミゾリー州大学新聞科にては、同科主唱の下に国内の諸名士を始め各州の
 - 第40巻 p.352 -ページ画像 
主なる新聞記者約一千余名を招待し、一週間に渉りて全米新聞記者大会を催し、其最後の日即ち五月十一日を以て同会場に日本式の装飾を用ひ、又日本製品を記念として来会者一同に分ち、以て純日本式饗宴を行ふ由。右に就き先般来同大学新聞科部長たるウヰリアム博士発起となり、右の意向を我国の有志に謀りし所、孰れも熱心なる賛同を得特に青淵先生・金子子・浅野総一郎其他の諸氏斡旋の下に、団扇・扇子・手巾・書画等我国の工芸美術に関する製品約五噸を贈りし由なるが、右は先月既に彼地に到着せる筈なりと云ふ。日米両国の親善これより倍々密なるべし。
  ○ウィリアムズハ昭和二年来日セリ、本資料第三十九巻所収「其他ノ外国人接待」昭和二年八月八日ノ条参照。