デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

昭和6年9月21日（1931年）

是日栄一、アメリカ合衆国人デーヴィッド・エス・ジョルダンノ死去ヲ悼ミ、同夫人ニ弔電ヲ発ス。

渋沢栄一電報控　　デーヴィッド・エス・ジョルダン夫人宛昭和六年九月二一日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　　　　　　　　　　　　　　　　　（別筆）
　　　　　　　　　　　　　　　　　九月二十一日御承認済
　　　　電報案
　加州
　　ハロアルト市
　　ジヨルダン博士夫人殿　　　　　　　　　　　渋沢
世界的学者、平和ノ主張者、日米親善増進ノ功労者タリシ親友ジヨルダン博士ノ逝去ヲ悼ム、御遺族ニ対シ深厚ノ御同情ヲ表上グ
　　昭和六年九月二十一日
　　○右英文電報ハ同日付ニテ発信セラレタリ。

外務省関係書類（四）　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　　　　　　　　　　（別筆）
　　　　　　　　　　九月廿六日御承認済
　　　　　　　　　　九月二十二日入手
　　　　　　　　　　本件に関しては昨日子爵よりジヨルダン夫人に対し弔電を発せられたり
（印）
急
拝啓、陳者予テ日米関係上多大ノ貢献アリタル「スタンフォード」大学名誉総長「ジョルダン」博士ハ久シク病臥中ナリシ処、本月十九日死去セラレタル旨在桑港若杉総領事ヨリ来電有之候条、此段御通知申進候　敬具
　　昭和六年九月二十一日　　　　　　　　　永井外務次官
　　　　渋沢日米関係委員長殿
　　○本資料第三十九巻所収「其他ノ外国人接待」明治四十四年九月六日及ビ同月十七日ノ条参照。