デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
1款 財団法人竜門社
■綱文

第43巻 p.257-258(DK430029k) ページ画像

昭和3年5月6日(1928年)

是日、当社ハ栄一ノ米寿記念トシテ「青淵先生訓話集」全一冊ヲ、編纂刊行ス。


■資料

青淵先生訓話集 竜門社編 序・第一―三頁昭和三年五月刊(DK430029k-0001)
第43巻 p.257-258 ページ画像

青淵先生訓話集 竜門社編 序・第一―三頁昭和三年五月刊
    序
 青淵先生は昨年を以て八十八の高齢に躋られましたが、尚ほ矍鑠として、一意専念、国家社会の為めに尽瘁せられて居ります。
 先生を師と仰ぎ、其の懐に育まれて居る我が竜門社は、常に先生の意に悖るものがありはしないかと三省し、多年高唱せらるゝ経済道徳合一主義の徹底に努力して居るのであります。随つて玆に先生の米寿を祝賀し、永く之を記念しやうと、先生最近の訓話を蒐集編纂して、社員に頒つことゝ致しました。而してゆくゆくは、独り之を竜門社員のみに限らず、汎く全国民の間に普及せしめたいと希つて居ります。
 従来先生の口を衝いて出でた説話は、夥しい数に上りますが、何れも先生の示教に接することを望んだ人々に対し各種の機関を通じて為されたもので、悉く社会人心誘導の指針となつて居ります。本書に収
 - 第43巻 p.258 -ページ画像 
めたものは其の一部分に過ぎないのでありますが、先生の終始変らぬ主張が全篇に溢れ、円熟した思想を随処に窺ふことが出来ます。故に之を座右に備へるならば先生と共に在る如く、之を朝夕に繙く時は先生の謦咳に接する思ひがあると信ずるのであります。
 更に今後、先生が九十に到り百を超えられ、それを祝賀記念する、第二・第三の青淵先生訓話集が発刊せられる日を期待しながら、一言を述べて序とする次第であります。
  昭和三年五月
                 竜門社理事長
                  男爵 阪谷芳郎


青淵先生訓話集 竜門社編 奥付昭和三年五月刊(DK430029k-0002)
第43巻 p.258 ページ画像

青淵先生訓話集 竜門社編 奥付昭和三年五月刊

図表を画像で表示青淵先生訓話集 竜門社編 奥付昭和三年五月刊

  昭和三年五月一日印刷          非売品  昭和三年五月六日発行             東京市麹町区永楽町二丁目一番地             仲廿八号館渋沢事務所内          編纂兼  財団法人 竜門社  版権      発行者  所有      右代表者 男爵 阪谷芳郎          印刷者  東京市日本橋区兜町二番地                        星野錫          印刷所  東京市日本橋区兜町二番地                   東京印刷株式会社 




   ○本款昭和三年九月二十九日ノ条参照。