デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
2款 講道館 2. 財団法人講道館後援会
■綱文

第43巻 p.365-372(DK430055k) ページ画像

大正15年2月9日(1926年)

是ヨリ先、十四年九月三十日、交詢社ニ於テ講道館評議員会開カレ、郷誠之助ヲ会長トスル当後援会ノ成立ノ件報告サル。栄一、当後援会ノ評議員ニ推サル。是日、日本工業倶楽部ニ於テ評議員会開カレ、栄一出席ス。


■資料

講道館書類(一)(DK430055k-0001)
第43巻 p.365 ページ画像

講道館書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
拝啓、時下愈御清穆奉賀候、偖前回の評議員会ニ於て大体御賛成を得置候講道館拡張の儀ニ付、後援会を組織され郷男爵其会長ニ就任せらるゝ事ニ決定相成候、右に関し其後の成行を御報告申上御了解を得置度、又右後援会が資金を得るまで其事業進行上必要の費用を一時講道館より立替置度、右の為評議員会相開き度候間、御多端の折恐縮なから来三十日午後五時山下町交詢社(帝国ホテル後)へ御来会被下度、此段得貴意申候 敬具
 追て御来会の有無別紙葉書にて折返御返事被下度候
  大正十四年九月廿五日     講道館長 嘉納治五郎
    (宛名手書)
    渋沢栄一殿

(謄写版)
拝啓、去る九月三十日交詢社ニ於て講道館評議員会相開き、兼て前評議員会ニ於て御諒解を得置候本館寄附金募集之儀ニ付別働機関を組織するの件、追々進行致、今回金弐百万円募集の目的を以て講道館後援会なるもの成立致、其会長ニ男爵郷誠之助氏就任被致、理事も一応人選を終り、実行ニ移り行候ニ付ては、同会必要の費金を一時講道館より立替置くの必要を生し候ニ付、右評議の結果左の通り決議相成候間御諒承被成下度候
 一、講道館拡張の為後援会を組織し金弐百万円を募集することに決し、其成立を告けたるに付、講道館基本財産の内より必要ニ応し金壱万円以内を一時後援会ニ立替支出する事
右為念御通知申上候 草々敬具
  大正十四年十月六日
                 講道館長 嘉納治五郎
    (宛名手書)
    渋沢栄一殿


大正十四年度講道館事業及会計決算報告書 第二―六頁(大正一五年)刊(DK430055k-0002)
第43巻 p.365-366 ページ画像

大正十四年度講道館事業及会計決算報告書 第二―六頁(大正一五年)刊
    事業概況
 - 第43巻 p.366 -ページ画像 
○上略
前年来評議員会ノ諒解ヲ得タル講道館拡張ニ関スル件ハ、屡次有志者会合シ協議ノ結果、講道館後援会ナル一団ヲ組織シ、敷地購入・道場建築、各部門ニ亘ル柔道ノ研究、其他緊急必要ナル基金ヲ得ル為メ広ク寄附金ヲ募集スルコトヽナリ、会長ニハ男爵郷誠之助氏就任、評議員理事委員等ニハ多方面ヨリ有力者ヲ網羅シ、事務所ヲ丸ノ内日本工業倶楽部内ニ置クコトヽナレリ
    処務ノ要件
○中略
一、九月三十日、交詢社ニ於テ評議員会ヲ開キ、嘉納治五郎・嘉納徳三郎・潮田方蔵・吉岡範策・山下義韶・中川末吉・本田親民・富田常次郎・正力松太郎・本田存・永岡秀一・飯塚国三郎諸氏出席、嘉納館長議長トシテ講道館後援会成立ノ件ヲ報告シ、且ツ後援会ノ活動ヲ便ナラシムル為、講道館所有金ノ内ヨリ一時必要ノ資金ヲ同会ニ立替支出スルノ件ヲ附議シ、左ノ如ク決議シタリ
  講道館拡張ノ為講道館後援会ヲ組織セラルルコトニ決シタルニ付必要ニ応ジ講道館基本財産ノ内ヨリ金壱万円以内ヲ、一時後援会ニ立替支出スル事
○下略


財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0003)
第43巻 p.366 ページ画像

財団法人講道館後援会書類         (渋沢子爵家所蔵)
    講道館事業目論見概算
一、金弐百万円也    所要資金
  内訳
  第一、金弐拾参万円也   土地購入費
   但シ敷地壱千壱百五拾坪 坪当単価弐百円
  第二、金七拾七万円也   建物建築費
     内訳
   一金六拾万円也     本館及道場建築費
    但シ総延坪弐千坪   坪当単価参百円
   一金拾弐万壱千円也   暖房電気瓦斯水道其他諸設備費
   一金四万九千円也    工事設計監督諸費
  第三、金百万円也     事業費
     内訳
   一金九拾万円也     基本金
    但シ年利六朱トシ金五万四千円ヲ年度経常費ニ充当ス
   経常費ノ主ナル事項左ノ如シ
    一、俸給報酬手当雑給其他教育者養成等ノ人件費
    二、研究諸費及普及費
    三、旅費及雑費
    四、建物保存修繕費・減価償却積立並保険料
   一金拾万円也 後援会事務費其他寄附金募集ニ関スル諸費
                          (終)
 - 第43巻 p.367 -ページ画像 

財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0004)
第43巻 p.367 ページ画像

財団法人講道館後援会書類         (渋沢子爵家所蔵)
              (別筆朱書)
              大正十五年二月一日
              講道館後援会々長男爵郷誠之助氏来状
(印刷物)
拝啓、時下益々御清穆奉賀候、陳者今般財団法人講道館の事業を援助する目的を以て、講道館後援会を組織致し、不肖会長の任に当り候事に相成候処、幸ひ尊台に於て本会評議員たる事御内諾被下候趣奉謝候就てハ公私御多端の御事とは存じ候へ共、何卒本会の為め御尽力を煩はし度切望の至に奉存候、右御依頼申述度、此段得貴意候 敬具
  大正十五年二月一日
           講道館後援会々長 男爵 郷誠之助
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿

(謄写版)
拝啓、陳者来ル二月九日午後四時ヨリ、丸ノ内工業倶楽部ニ於テ、講道館後援会評議員会ヲ開催致シ、同会寄附金募集ニ関スル会務ノ状況ヲ報告シ、後援会趣意書及後援会々則ノ御承認ヲ仰キ、且ツ後援会々計規則ノ御審議ヲ煩ハシ度候間、御多用中トハ存候得共、御繰合セ御出席被下度候 敬具
  大正十五年二月五日
           講道館後援会々長 男爵 郷誠之助
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿
 二伸、御出席ノ有無ハ封入ノ端書ニテ御回答願上候


渋沢栄一 日記 大正一五年(DK430055k-0005)
第43巻 p.367 ページ画像

渋沢栄一 日記 大正一五年          (渋沢子爵家所蔵)
一月二十八日 晴 寒
午前○中略嘉納治五郎氏来リ○飛鳥山邸講道館寄附金募集ニ付趣意書及規則書ヲ示サル、依テ大体ニ於テ同意ノ事ヲ答フ○下略
   ○中略。
二月九日 晴 寒
○上略四時再ヒ工業倶楽部ニ抵リ、講道館柔道奨励ノ為ニ設立セル後援会ニ出席ス、郷誠之助氏其他ノ諸氏ト寄附金募集ノ事ヲ議ス、六時辞去ス
○下略


集会日時通知表 大正一五年(DK430055k-0006)
第43巻 p.367 ページ画像

集会日時通知表 大正一五年          (渋沢子爵家所蔵)
九日○二月 火 午後四時 講道館後援会評議員会(日本工業クラブ)


財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0007)
第43巻 p.367-368 ページ画像

財団法人講道館後援会書類           (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
拝啓、愈々御清栄慶賀ノ至ニ存候、陳ハ講道館ハ創立以来既ニ四十余年ノ星霜ヲ経、今日有段者数壱万参千人ヲ越ヘ、直接講道館ニ入門シタル者ノミニテモ遠カラス四万人ニ達スヘク、間接ニ講道館柔道ヲ修メタル者ニ至ツテハ其ノ幾何ナルヲ知ラス、諸外国ニ於テモ、或ハ軍
 - 第43巻 p.368 -ページ画像 
隊ニ或ハ警察ニ又学校倶楽部等ニモ多数ノ修行者アリ、将来加速度ヲ以テ全世界ニ普及スル状況ニ有之、諸君ト共ニ深ク悦フ所ニ御座候、此大勢ニ順応スル為ニ、講道館本部ノ教育力ヲ充実セシムル事ハ今日ノ急務ナルガ故ニ、同感ノ士相議リ、講道館後援会ヲ組織シ、男爵郷誠之助君ヲ会長トシ広ク寄附金ヲ募集シテ、講道館ノ使命ヲ一層十分ニ果タサシメントスルノ計画成立シ、同会長ヨリ同封ノ依頼書ヲ発スル事ト相成候、右ハ直接ニハ講道館ノ為、間接ニハ国家社会ノ為、極メテ必要ノ企ト存候間、拙者ニ於テモ同会ノ相談役トシテ其ノ目的ノ達成ニ尽力スル積リニ候、貴下ニ於テモ何卒奮ツテ御加勢被下候様御依頼申上候 頓首
  大正十五年二月十一日 講道館館長嘉納治五郎
   ○同封依頼書略ス。


財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0008)
第43巻 p.368-369 ページ画像

財団法人講道館後援会書類           (渋沢子爵家所蔵)
         (別筆)
         大正十五年二月九日日本工業クラブに開催せられたる相談会に出席せられたり
(印刷物)
    講道館後援会趣意書
修文尚武は興国の要道なり。神武創業以来、今代に至る迄二千五百八十有余年、我が国政挙り、紀綱張り、外患を一掃し、国運を伸暢し、以て国家をして常に磐石の安に在らしむるもの、我国民が文を修むると共に尚武の精神を涵養したるによらずんばあらず。
明治維新直後、所謂る泰西文物の輸入に維れ日も足らざりし余弊は、由来尊重せられたる武術、著しく弛緩し、甚しきは之を無用視するに至れり。此秋に際し、嘉納治五郎氏は、斯道の為め深く計図する所あり、玆に日本伝講道館柔道を工夫し、明治十五年道場を設け、親ら教育指導の衝に膺り、以て国民の体力を強健にし、徳性を涵養し、元気を作興し、風尚を淳化するの一大事業を樹立せられる。是れ現今の財団法人講道館の濫觴にして、爾来爰に四十余年を経たり。
講道館は元来、嘉納氏の独力経営に成り、其貲用亦同氏の支持に由れるを以て、入門者よりは何等報酬を収受する所なかりしが、漸次事業の繁盛に赴くに従ひ、入門料又は道場費として少額の金員を徴するに至り、次で明治四十三年有志の賛助を得て、同館を財団法人とし、寄附行為の下に事業を継承せり。
今其の成績を観るに本館入門者約四万人、有段者約壱万三千人、現に毎日本館及び在京諸学校等に於て柔道を修行する者数万に及び、其他国内各地方に於ける修行者の数幾何なるを知らず。更に欧米諸国に於ける斯道普及の状況を観るに、或は軍隊に於て或は警察官衙に於て之を練習し、又は教科として之を課する学校あり、且つ大学体育科教授の熱心之を研究する者あり。斯の如く我が国粋たる柔道は、今や世界的権威を発揮しつゝあり、然も倍々之が普及と保持とを図らんには、省みて其の研究設備を整へ、以て内容の充実を講ぜざるべからず。
さて講道館の現状を査するに、修行者激増の為め、道場は狭隘を告げ練習に支障を生じつゝある情況にして、之を拡張するは刻下の急務な
 - 第43巻 p.369 -ページ画像 
りとす。又同館の教職に在る者は、由来師弟の情誼に委せ、多年無報酬なりしが将来は相当の報酬を贈るの制と為し、且つ柔道の各地方に普及するに従ひ、講道館より指導者を派遣し、以て其の純正なる発達を助長せしめ、又た柔道教育の徹底を期する為め、特に教育者を養成するの必要あり。然るに現在財団法人講道館の資産情態は、辛うじて現状を維持し得るに過ぎず。
上叙の諸事項は内外の情勢に鑑み、速に着手するの要、切なるものあるを以て、講道館々員一同奮起して、自ら乏を割き労を効し、其大成を期せんとす。然れども多数の館員は志気満ちて財力伴はざるの憾あり。吾曹は深く這般の消息に想到し、此の国家的社会的事業の一日も速に発展せんことを冀ひ、玆に汎く有志者の援助を請ふの至当なるを信じ敢て自ら揣らず、講道館員と与に本会を組織せる所以也。願くは微衷の存する所を諒せられ、各位奮て賛助を賜はらんことを。
                 講道館後援会々長 男爵 郷誠之助


財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0009)
第43巻 p.369-370 ページ画像

財団法人講道館後援会書類         (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    財団法人講道館後援会会則
      第一 名称及目的
第一条 本会ハ財団法人講道館後援会ト称ス
第二条 本会ハ財団法人講道館ノ事業ヲ援助スル為メ必要ナル資金ヲ募集スルヲ以テ目的トス
      第二 事務所
第三条 本会ハ其ノ本部ノ事務所ヲ東京市麹町区丸ノ内永楽町日本工業倶楽部内ニ置ク
第四条 北海道・各府県・朝鮮・台湾・樺太及満洲ヲ各一区域トシ、各区域内ニ本会支部ヲ置ク、但シ地方ノ状況ニ依リ、一区域内ニ数個ノ支部ヲ置キ、又ハ支部ノ区域内ニ数個ノ支所ヲ置クコトヲ得
 前項支部又ハ支所ノ事務所ハ当該地方ニ於テ適宜之ヲ定ム
      第三 寄附金
第五条 寄附金ハ講道館員・柔道修行者並ニ一般篤志家ノ賛助ヲ求ムルモノトス
第六条 寄附金ハ一口金五円ヲ単位トスル口数トシ一時又ハ三ケ年以内ニ払込ムモノトス、但シ時宜ニ依リ時間ヲ延長スルコトアルベシ
第七条 寄附金ハ申込ノ際、予メ其ノ払込期限及払込方法ヲ定メテ、所定ノ申込書ニ記入スルモノトス
第八条 寄附金ノ払込ハ、前条所定ノ方法ニ依リ、寄附申込者ヨリ直接後援会会長宛、後援会本部事務所ニ送附スルモノトス
第九条 寄附金ノ払込ヲ受領シタルトキハ、本会ハ直ニ所定ノ領収証ヲ寄附者ニ送付スルモノトス
第十条 寄附金ハ募集完了後講道館ニ引継ヲナスモノトス
 但シ理事会及評議員会ノ議決ヲ経タルトキハ、其ノ一部ノ引継ヲ為スコトヲ得
      第四 役員
 - 第43巻 p.370 -ページ画像 
第十一条 本会ニ左ノ役員ヲ置ク
  一、会長 一名
     会務ヲ総理シ、評議員会及理事会ノ議長トナル
  二、評議員 若干名
     会長之ヲ依嘱シ、重要ナル会務ヲ審議ス
  三、理事 三十名以上
     会長之ヲ依嘱シ、会長ヲ輔佐シテ会務ヲ掌理ス
  四、常務理事 七名以上
     理事中ヨリ会長之ヲ依嘱シ、会長ヲ輔佐シテ常務ヲ掌理ス
  五、理事長 一名
     理事中ヨリ互選シ、会長ヲ輔佐シ、会長事故アルトキハ其ノ職務ヲ代理ス
  六、委員 若干名
     会長之ヲ依嘱シ、会長ノ諮問ニ答ヘ、又本会ニ於テ定メタル計画並ニ其ノ実行方法ニ依リ資金募集ノコトヲ担当ス
  七、書記及雇 若干名
     会長之ヲ任命シ、会長及常務理事ノ命ヲ受ケ事務ニ従事ス
第十二条 講道館々長ハ本会相談役トス
第十三条 各支部ノ支部長・支部主任又ハ支部委員長一名並ニ支部委員若干名ヲ置キ、会長之ヲ依嘱ス
 支部ニ支所ヲ置ク場合ハ、支所長・支所主任又ハ支所委員長一名並ニ支所委員若干名ヲ置キ、支部長・支部主任又ハ支部委員長之ヲ依嘱ス
第十四条 本会又ハ地方支部若クハ支所ニ顧問・相談役・評議員又ハ賛助員ヲ依嘱スルコトアルベシ
      第五 事務分掌
第十五条 本会ニ総務及会計ノ二部ヲ設ケ左ノ事務ヲ分掌ス
  一、総務部、募集事務ノ計画及実行其ノ他会計部ニ属セザル事務
  二、会計部、寄附金ノ出納保管ニ関スル事務
第十六条 各部ニ主任一名ヲ置キ常務理事中ヨリ会長之ヲ依嘱ス
      第六 会議
第十七条 評議員会及理事会ハ会長之ヲ招集ス
第十八条 評議員会又ハ理事会ニ於テ会長事故アルトキハ、理事長其ノ職務ヲ代理シ、会長及理事長共ニ事故アルトキハ、各会議々員ノ互選ヲ以テ其ノ代理者ヲ定ム
      第七 会計
第十九条 本会ノ会計年度ハ暦年ニ従フ
第二十条 寄附金ノ出納及保管ニ関シテハ、本会々計規則ニ依ル、会計規則ノ制定及改廃ハ理事会及評議員会ノ決議ヲ経ルコトヲ要ス
      第八 附則
第二十一条 本会ハ資金募集事務完了シタルトキハ解散シ、残務アルトキハ之ヲ講道館長ニ引継クモノトス
第二十二条 本規則ノ改廃ヲ為サントスルトキハ本会評議員会ノ議決ヲ経ルコトヲ要ス(了)
 - 第43巻 p.371 -ページ画像 


財団法人講道館後援会書類(DK430055k-0010)
第43巻 p.371-372 ページ画像

財団法人講道館後援会書類          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    講道館後援会役員表
一、会長 男爵 郷誠之助
二、相談役 講道館々長 嘉納治五郎
賛助員・評議員・理事トシテ現在決定シタル諸君左ノ如シ
 但シ実業家ニシテ賛助員又ハ評議員タルコトヲ承諾セラレタル諸君ハ、渋沢子爵始メ多数アルモ纏マリタル上追テ発表スベシ
三、賛助員(イロハ順)
 文学博士    井上哲次郎         浜口雄幸
         早速整爾  法学博士    林毅陸
 法学博士    花井卓蔵          林市蔵
         西久保弘道 法学博士 男爵 穂積陳重
         本多日生       公爵 徳川家達
         徳富猪一郎         頭山満
 理学博士    小川正孝          片岡直温
         粕谷義三          田所美治
 文学博士    村上専精          占部百太郎
         野田卯太郎         小崎弘道
 海軍大将 男爵 八代六郎       男爵 山内長人
 海軍大将    山下源太郎 工学博士 男爵 古市公威
         江木千之          荒木寅三郎
         安達謙蔵          新井石禅
 農学博士    佐藤昌介  文学博士    沢柳政太郎
      子爵 清浦奎吾          北島多一
 法学博士    岸清一           道重信敬
      男爵 幣原喜重郎 陸軍大将    柴五郎
         元田肇   海軍大将    鈴木貫太郎
四、評議員(イロハ順)
 海軍少将 子爵 花房太郎  陸軍大将    本郷房太郎
 海軍中将    堀内三郎          床次竹二郎
 陸軍中将    大島健一          岡田良平
         太田政弘          若槻礼次郎
         鎌田栄吉          嘉納徳三郎
 海軍中将    吉岡範策  陸軍大将 男爵 田中義一
 海軍大将    財部彪   海軍大将    竹下勇
 法学博士    高田早苗          竹内平吉
         中村是公  海軍少将    南郷次郎
         村山竜平  理学博士 男爵 山川健次郎
 法学博士    矢作栄蔵          山内一次
      子爵 後藤新平  農学博士    古在由直
         小橋一太       男爵 田健次郎
         荒井賢太郎 法学博士 男爵 阪谷芳郎
 - 第43巻 p.372 -ページ画像 
 医学博士 男爵 佐藤達次郎 法学博士    水野錬太郎
         三土忠造          正力松太郎
 医学博士    平山金蔵          平塚広義
         平沼亮三          本山彦一
 法学博士    関一
五、理事(イロハ順)
         岩永裕吉  海軍少将 子爵 花房太郎
 理事長兼常務  嘉納徳三郎         金沢冬三郎
         柿沼谷蔵  海軍中将 常務 吉岡範策
      常務 多賀義三郎 海軍少将 子爵 田村丕顕
      常務 中川末吉  海軍少将 常務 南郷次郎
      常務 永野護           中村愛作
      常務 宗像逸郎          内田信也
      常務 松岡辰三郎         福沢駒吉
         駒井重次          有田秀造
 医学博士 男爵 佐藤達次郎         斎藤力
      常務 正力松太郎      常務 渋沢正雄
         柴田一能  医学博士    平山金蔵
         平沼亮三