デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.617-619(DK430136k) ページ画像

大正13年4月29日(1924年)

是ヨリ先、大正十二年八月十四日、当団団長田尻稲次郎歿ス。依ツテ是日、東京銀行集会所ニ於テ、当団評議員会開カレ、後任トシテ当団監事平沼騏一郎ヲ推薦スルノ件ヲ決ス。栄一出席ス。


■資料

修養団三十年史 同団編輯部編 第一二〇―一二一頁昭和一一年一一月刊(DK430136k-0001)
第43巻 p.617 ページ画像

修養団三十年史 同団編輯部編 第一二〇―一二一頁昭和一一年一一月刊
 ○本篇 三十年史
    九、平沼騏一郎氏団長に就任
      最大の受難時代に
 大正十二年八月十四日、田尻団長の薨去に遭ひ、団員一同は悲傷痛恨の日を送り、渋沢・森村両顧問を始め、賛助員各位も亦団の為めに深く憂慮された。
○中略
 この非常時に当り、主幹の脳裡を往来して已まなかつたのは、平沼氏の高風であつた。
 団が財団法人と成つたとき以来、氏は既に監事として団の為めに尽力されていたのであるが、今はこの団難を打開すべき頭首として、蹶起していたゞかなければならぬ時が来た。
○中略
 斯くて渋沢顧問が、「団の運命は、貴下が団長をお引受け下さるか、否かにかゝつているのです」
と訴へられたとき、氏はたゞ一語「お引受けします」と答へられた。真に男子の一諾である。
○下略


修養団書類(一)(DK430136k-0002)
第43巻 p.617-618 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    評議員会通知書
拝啓、益々御清穆為邦家慶賀至極ニ奉存候、偖テ来ル二十九日午後一時ヨリ丸ノ内銀行集会所ニ於テ左記事項ニ依リ、第二回評議員会開催致度候間、万障御繰合セノ上御臨席被下度此段御通知申上候 敬具
  大正十三年四月二十一日
                 修養団主幹 蓮沼門三
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿
      会議ノ目的タル事項
  一、団務報告ノ件
 - 第43巻 p.618 -ページ画像 
  一、大正十二年度決算承認ノ件
  一、大正十三年度予算議決ノ件
  一、焼失財産ニ関スル件
  一、団長外役員推薦ニ関スル件
  一、寄附行為改正ノ件


集会日時通知表 大正一三年(DK430136k-0003)
第43巻 p.618 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年        (渋沢子爵家所蔵)
四月廿九日 火 午後一時半 修養団評議員会(銀行クラブ)


財団法人修養団書類(二)(DK430136k-0004)
第43巻 p.618-619 ページ画像

財団法人修養団書類(二)         (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    財団法人修養団事業報告書(大正十三年度)
○上略
      第二、評議員会
大正十三年四月二十九日午後二時ヨリ丸ノ内銀行集会所ニ於テ開会ス
出席者 渋沢顧問・平沼監事・二木謙三・蓮沼主幹・瓜生喜三郎・後藤静香・島芳太郎・岸田軒造 各評議員
 委任状出席 山崎延吉・古河虎之助・松平恒雄・諸井恒平・松元稲穂・宇津木勢八・吉武栄之進・清水釘吉・田中義一・吉田茂・宮田修・一木喜徳郎・岡田良平・床次竹二郎・山岡万之助・滝沢菊太郎・井上哲次郎・栗原幸八・林平馬・杉田稔・加藤熊一郎・服部金太郎・二荒芳徳 各評議員
議事
  一、議長互選 団長欠員ニ付互選ニ依リ蓮沼主幹議長席ニ着ク
  二、団務報告(蓮沼主幹説明)
   1大正十二年四月以降開催講習会ノ件
   2大正十二年四月以降支部設立ノ件
   3大正十二年九月一日本部罹災ノ件
   4団員名簿整理ノ件
   5本部組織変更ノ件
   6会館敷地恩借ノ件
   7評議員推薦ノ件
   8社会事業部ノ件(瓜生理事説明) 以上全部承認
  三、団長及役員推薦ノ件
    満場一致平沼監事ヲ団長ニ推薦ス
    増田評議員ヲ監事ニ嘱託スルコトヲ決議ス
    宇津木勢八・田沢義鋪ノ両氏ヲ理事ニ選任ス
  四、寄附行為中改正ノ件
    第十九条ノ改正「団長ノ任期ヲ四年トシ理事・監事及評議員ノ任期ヲ二年トス」可決
    改正寄附行為ノ任期ハ就職ノ日ヨリ起算ス(現任理事ハ明年改選スルコト)
  五、大正十二年度決算承認ノ件(原案可決)
    附特別会計承認ノ件   (原案可決)
 - 第43巻 p.619 -ページ画像 
  六、大正十三年度予算議決ノ件(原案修正可決)