デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.674-677(DK430148k) ページ画像

昭和4年8月(1929年)

是月開カレタル宇治山田市外神宮皇学館ニ於ケル当団第三十六回講習会、及ビ十一月開カレタル福島市ニ於ケル当団第三十八回講習会ニ、栄一、祝辞又ハ祝電ヲ送ル。


■資料

向上 第二三巻第九号・第三〇―三三頁昭和四年九月 第三十六回修養団男子講習 救霊救国聖戦の勇士神都に集り 国の礎固めに酷暑の熱鉄鍛錬 座間止水(DK430148k-0001)
第43巻 p.674-675 ページ画像

向上 第二三巻第九号・第三〇―三三頁昭和四年九月
  第三十六回修養団男子講習
    救霊救国聖戦の勇士神都に集り
      …国の礎固めに酷暑の熱鉄鍛錬…
 - 第43巻 p.675 -ページ画像 
                      座間止水
    ◇灼熱下の勇姿
 第三十六回修養団男子講習は、同志各位がかねてから御承知のとほり、八月三日から七日まで五日間、宇治山田市外の神宮皇学館で開かれました。
 全国から参加を熱望された同志は一千余名にのぼりましたが、会場の収容力がそれに応じ得ず、七百四十八名が参加されたのであります
○中略
    ◇渋沢顧問の祝辞
 財団法人修養団顧問子爵渋沢栄一閣下は、老齢のため後援会幹事長瓜生喜三郎氏を代理としてこの講習に差遣され、瓜生幹事長を通して同志に意中を伝達されました。
 渋沢子爵は修養団の生みの親、育ての親として、修養団を忘れられたことは寸刻もありません。身体の自由が許すならば、炎熱燬くが如き盛夏の候と雖も進んでお出でになります。
 嘗て箱根仙石原に於て開催された本団講習――当時の東宮殿下今の 聖上陛下が御親閲になりました最も意義深きあの講習には、子爵もわざわざ御参加になつたくらゐ修養団については、あらゆる事業のうちで特にお心を止めて居られます。
 この八百人に近い劃期的の大講習にはおからだが許せば必ず参られ同志をねぎらはるゝでありませうけれども、老齢意の如くなりませぬ私が代つて子爵の胸中をお伝へ申し上げます云々。


向上日報 第三号・第四頁昭和四年一一月一〇日 祝電(DK430148k-0002)
第43巻 p.675 ページ画像

向上日報 第三号・第四頁昭和四年一一月一〇日
    祝電
○上略
                 顧問 子爵 渋沢栄一
 世界平和の為め皆様の御奮励を望む
○下略
   ○右ハ昭和四年十一月八日ヨリ四日間ニワタリ、福島市公会堂ニ開カレタル教化動員修養団講習会ニ寄セタル祝電ナリ。


向上日報 第一号・第一頁 昭和四年一一月八日 東北の関門福島市に於て教化動員 修養団本部東北講習会開かる(DK430148k-0003)
第43巻 p.675-676 ページ画像

向上日報 第一号・第一頁昭和四年一一月八日
    東北の関門福島市に於て教化動員
      修養団本部東北講習会開かる
 昭和四年十一月八日……最も意義深き第三十八回本部講習会の幕は切つて落された。本回の本部講習は特に文部省の希望に基いて募集条件を定めたので、集まるものは真に一粒選りの受講員、小学校長・市町村長・教化団体幹部・工場長級の百四十余名で、其の数に於ては稍稍尠きの憾が無いではないが、而も質に於ては稀に見る所のもので、随つて講師も亦衝天の意気を以て之にのぞみ熱誠の溢るゝ所は何物をも焼き尽さずんば止まざるの慨あるを見るのである。
 福島の一角から投げらるゝ霊の波紋が、之れ等訓育の任に当る士によつて、やがては東北六県を救ふべき偉大なる力となるであらふ事を
 - 第43巻 p.676 -ページ画像 
思ひ、一筋に本講習間神明の御恵み豊かならんことを祈る。
○下略


向上日報 第三号・第三―四頁昭和四年一一月一〇日 閉会式(DK430148k-0004)
第43巻 p.676 ページ画像

向上日報 第三号・第三―四頁昭和四年一一月一〇日
    閉会式
 十一月十一日午前十時太鼓の音はたうたうとして閉会を報ずる、来賓・講師以下受講員一同会場に整列、左記の式次第により開催
 一 着席
 二 静座
 三 朗誦
 四 遥拝
 五 君が代
 六 勅語捧読
 七 証書授与
 八 閉会の辞
 九 来賓祝辞
 十 祝電披露
 十一 主任講師挨拶
 十二 講習員総代謝辞
 十三 団歌合唱
 十四 万歳三唱
 十五 閉式
 先づ修養団の整然たる着席と静座によりて心身を統一し、朗誦の声は正に四日間の講習を祝福するかの如き朗らかさ敬虔の極たる遥拝より順次進みて、終了証書を総代古村万之助氏に授与、増田理事の閉会の辞に次いで知事・裁判所長・市長以下の祝辞あり、主任竹内講師の挨拶は懇々として受講員の骨に徹するもの、受講生総代の謝辞は第五小学校長柏村幸太郎氏の熱情溢るゝ言辞によりて前途の光明を照らし団歌合唱万歳声裡に芽出度四日間の講習を終了せしは午前十一時、中食後結盟の握手も固くそれぞれ家郷に向ふ



〔参考〕(蓮沼門三)書翰 渋沢栄一宛昭和四年一〇月一〇日(DK430148k-0005)
第43巻 p.676-677 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕(蓮沼門三)書翰 渋沢栄一宛昭和四年一〇月一二日(DK430148k-0006)
第43巻 p.677 ページ画像

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