デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正6年12月19日（1917年）

是日栄一、上野精養軒ニ於ケル当会秋期懇親会ニ出席シ、演説ヲナス。

（埼玉学生誘掖会舎友会）文書綴　　大正二年―
　　　　　　　　　　　　　　　　（埼玉学生誘掖会舎友会所蔵）
拝啓、時下晩秋之砌愈々御清適奉賀候、陳者規約第六条に依り本月　日午後五時より麹町富士見軒（上野精養軒）に於て秋期懇親会を催候
当日は恰かも母会総会後之懇親会も同所に於て開催致され、之れと合同挙行之次第に御座候へば、出席者も自然多数之見込に有之候に付、万障御繰合せ御出席被下度此段御案内申上候　敬具
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　　大正六年十一月
　　　　　　　　　　　　　　舎友会幹事総代　大井台司
追伸一、会費金弐円五拾銭当日御持参被下度候
　　二、御出席之有無共本月　日迄御一報被下度又御職務並ニ御住所の御返信は必ず頂戴仕度特に御願申候
拝啓、陳者舎友会秋期懇親会は、来る十九日午後五時より上野精養軒に於て、母会懇親会と合同開催致候に付、別ニ御案内申さず候間御含み置被下度、御案内に換へ此段得貴意候　敬具
　　大正六年十二月十四日
　　　　　　　　　　　　　　舎友会幹事総代　大井台司
　　　　特別会員宛

集会日時通知表　　大正六年　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十二月十九日　水　午後三時半　埼玉学生誘掖会（上野精養軒）

学友会報　埼玉学友会編　　第二六号・第一〇四頁　大正八年二月
第八回舎友会秋期懇親会は、大正六年十二月十九日上野精養軒に於て開かれた、此日は丁度母会の総会が同時に開かれた為めに出席者も例会よりも多く、席上会頭閣下の誘掖会延いて舎友会の使命とも言べき御懇篤なる御演説を拝聴し、宴終て会員は三々五々母会の先輩を取囲みて、温情掬すべき先輩の実験談に耳を傾くものあれば、微燻を藉りて当るべからざるの気焔を上ぐるなど、真に和気靄々たるの会合であつた。
　　○演説筆記ヲ欠ク。