デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正11年10月23日（1922年）

是日栄一、故大隈侯爵記念事業後援会ノ要務ニ因リ東京ヲ発シ、大阪・神戸・京都・名古屋ヲ歴巡、二十八日帰京ス。

竜門雑誌　第四一四号・第六三頁大正一一年一一月
○青淵先生関西旅行　青淵先生には故大隈侯記念事業後援会の要務を帯ひ、十月廿三日午前九時三十分東京駅発列車にて大阪に赴かれ、次で神戸・京都・名古屋に立寄られたる上、廿八日午後七時二十分無事東京駅に帰着せられたり。

集会日時通知表　大正一一年　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十月二十三日　故大隈侯記念事業後援会ノ件ニツキ関西地方へ御出発（東京駅発）
　　　○中略。
十月二十八日　午後七時廿分　東京駅御帰着

（増田明六）　日誌　大正一一年　　　　　　（増田正純氏所蔵）
十月廿三日　月　晴
今朝九時三十分の東京発汽車にて、子爵ハ早稲田大学寄附金募集の為め、大隈侯爵・難波氏及同大学書記壱名及事務所の中野時之を同伴、大阪・京都・神戸・名古屋を巡回すべく出発セらるゝニ付、御留守中の用事を承り且御見送申さんと九時迄ニ駅ニ出掛けた、五分と待たぬ間ニ子爵も駅ニ到着セられ、廉書にセられたる種々の用事ニ付き夫々命令セられ、定刻御機嫌能出発セられた
○下略

集会日時通知表　大正一一年　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十月廿四日　火　午后五時　故大隈侯記念事業後援会招待会（大阪ホテル）自由亭泊
十月廿五日　水　午后五時　早大在阪校友会招待会　自由亭泊

（増田明六）　日誌　大正一一年　　　　　（増田正純氏所蔵）
十月二十八日　土　晴
○上略
午後七時二十分、京阪地方の旅行を終りて東京駅ニ帰着セらるゝ渋沢子爵の御出迎をして、御帰邸の自動車ニ同乗、道すがら御留守中の仕事を御話を為し○中略
子爵ハ廿三日大阪ニ着し、廿四・五を同地自由亭に投宿し、廿六日ハ京都井作に、廿七日正午頃名古屋ニ着し、其夜同地丸文ニ投宿して、廿八日午後一時同地を立つて、午後七時二十分東京駅ニ帰着されたのである○下略

集会日時通知表　大正一一年　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十二月八日　金　午后弐時　早稲田大学定時委員会（恩賜館）
　　　○中略。
十二月十七日　日　朝　　　早稲田大学難波氏来約（飛鳥山邸）
　　　　　　　　　　　　　雑誌「早稲田教育」記者来約（飛鳥山
 - 第45巻 p.368 -ページ画像 
邸）
十二月十八日　月　午后四時　早稲田教育会記者来約（飛鳥山邸）

集会日時通知表　大正一二年　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
参月廿日　　火　午后弐時　臨時維持委員会（早稲田大学恩賜館）
　　　○中略。
四月九日　　月　午后弐時　早稲田大学定時維持員会（同大学恩賜館）
　　　○中略。
四月十一日　水　午后四時　塩沢早大学長ヨリ御案内（東京会館）
　　　○中略。
六月二日　　土　午前十時　総長就任式（早稲田大学校庭）