デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

5章 教育
3節 其他ノ教育関係
13款 財団法人私立高千穂学校
■綱文

第45巻 p.507-511(DK450187k) ページ画像

明治45年5月(1912年)

是ヨリ先、明治四十四年、当学園ヲ財団法人ニ改組セントスルノ議起リ、栄一之ガ設立準備ノタメ尽力ス。是月、財団法人私立高千穂学校設立ノ認可ヲ得、栄一引続キ同校評議員ニ就任シ、歿年ニ及ブ。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四四年(DK450187k-0001)
第45巻 p.507-508 ページ画像

渋沢栄一日記  明治四四年          (渋沢子爵家所蔵)
三月二十五日 晴 軽寒
○上略 川田鉄弥氏、高千穂学校ノ教員及生徒同伴来訪ス○下略
  ○中略。
六月二十六日 曇 暑
○上略 川田鉄弥氏来リ、高千穂学校ノ事ヲ談シ且内事ニ関スル談話アリ○下略
  ○中略。
九月十一日 晴 冷
○上略 川田鉄弥氏来リ、高千穂学校ノ事ヲ談ス○下略
  ○中略。
九月二十三日 晴 冷
○上略 川田鉄弥氏、《(来脱カ)》リ高千穂学校ノ事ヲ談ス○下略
  ○中略。
 - 第45巻 p.508 -ページ画像 
十月三日 曇 冷
○上略 十二時銀行倶楽部ニ抵リ川田鉄弥氏ノ催シ《(ニ脱カ)》係ル高千穂学校寄附行為ニ関スル協議会ニ出席シ、森村・郷・古河・小池諸氏ト談話ス○下略
  ○中略。
十一月一日 晴 寒
○上略 川田鉄弥氏来リ、高千穂学校ノ事ヲ談ス○下略
  ○中略。
十一月二十八日 雨 寒
○上略 午後四時銀行集会所ニ抵リ、川田鉄弥氏ノ催ニテ森村・小池二氏ト共ニ、高千穂学校ヲ財団法人トスルノ手続ヲ協議シ、役員等ノ推薦ヲ内諾ス、夜飧後種々ノ談話ヲ為シ夜九時半帰宿○下略


渋沢栄一 日記 明治四五年(DK450187k-0002)
第45巻 p.508 ページ画像

渋沢栄一日記  明治四五年          (渋沢子爵家所蔵)
一月二十八日 晴 寒
○上略 川田鉄弥氏来リ、高千穂学校ノ事ヲ談ス○下略
  ○中略。
三月二十日 晴 寒
○上略 午前九時半高千穂学校ニ抵リ、卒業証書授与式前ニ於テ、寄附金ヲナシタル諸氏ト本学校ノ将来ノ経営ヲ協議ス、川田氏ノ企望ニ応スル為メナリ、其議妥協ヲ得スシテ散会ス○下略
  ○中略。
三月二十四日 曇 軽寒
○上略 磯江潤・川田鉄弥二氏来リ、各其学校ノ関係ヲ談ス○下略


高千穂学報 九 第二一頁 明治四五年二月 沿革(DK450187k-0003)
第45巻 p.508 ページ画像

高千穂学報 九  第二一頁 明治四五年二月
    沿革
○上略
明治四十五年二月 財団法人組織の手続完了


高千穂学報 二十八 第四一頁 昭和四年一一月 校則(DK450187k-0004)
第45巻 p.508 ページ画像

高千穂学報 二十八  第四一頁 昭和四年一一月
  校則
    一、沿革
○上略
一、明治四十五年五月 財団法人組織完了
○下略


青淵先生公私履歴台帳(DK450187k-0005)
第45巻 p.508 ページ画像

青淵先生公私履歴台帳          (渋沢子爵家所蔵)
一、財団法人高千穂学校評議員     四十四年十二月
  ○栄一評議員就任ハ明治四十年四月ヲ初任トス。本資料第二十七巻所収「財団法人高千穂学校」参照。


高千穂学報 二十八 第五五―五八頁 昭和四年一一月 評議員及賛成員(イロハ順)(DK450187k-0006)
第45巻 p.508-509 ページ画像

高千穂学報  二十八 第五五―五八頁 昭和四年一一月
    評議員及賛成員(イロハ順)
 - 第45巻 p.509 -ページ画像 
      ○印評議員
○上略
 ○子爵 渋沢栄一
○下略


青淵先生職任年表(未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編 竜門雑誌第五一九号別刷・第一三頁 昭和六年一二月刊(DK450187k-0007)
第45巻 p.509 ページ画像

青淵先生職任年表(未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編
              竜門雑誌第五一九号別刷・第一三頁 昭和六年一二月刊
    明治年代
 年 月
四〇 四 ―高千穂学校評議員―明、四五、五。明、四〇、四―〃資金保管監督―明、四二、六。明、四五、五、―財団法人高千穂学校評議員―昭和六、一一。


高千穂学校書類(DK450187k-0008)
第45巻 p.509-511 ページ画像

高千穂学校書類              (渋沢子爵家所蔵)
    財団法人私立高千穂学校寄附行為証書
東京府豊多摩郡大久保村大字西大久保字仲通二百五十九番地私立高千穂学校ハ、明治三十六年四月現校長川田鉄弥ガ数多篤志者ノ寄附金ニ依リテ創設セシ所ナルガ、右寄附金ヲ以テ買入レタル地所・建物・器具及其他学校所属資産ノ所有名義者タル川田鉄弥ハ、前記一切ノ資産ヲ以テ財団法人ヲ設立シ、学校ノ基礎ヲ永遠ニ鞏固ナラシメンコトヲ企図シ、玆ニ寄附行為ヲナシテ左ノ条項ヲ定ム
      一 目的
第一条 本財団法人ハ学令ニ基キ幼児保育、国民教育、高等普通教育及高等実業教育ヲ施スヲ以テ目的トス
第二条 前条ノ目的ヲ達スルガ為メ本財団法人ノ経営スル学校ノ学科課程及其他ノ規定ハ別ニ之ヲ定ム
      二 名称
第三条 本財団法人ハ私立高千穂学校ト称ス
      三 事務所
第四条 本財団法人ノ事務所ハ東京府豊多摩郡大久保町大字西大久保字仲通二百五十九番地ニ置ク、但評議員会ノ決議ニ依リ主務官庁ノ認可ヲ経テ之ヲ移転スルコトヲ得
      四 資産
第五条 川田鉄弥ハ本財団法人ヲ設立センガ為ニ、地所・建物・器具其他、現在私立高千穂学校所属一切ノ資産ヲ寄附ス
第六条 前条ノ外現在ノ私立高千穂学校ニ対スル寄附予約金ニシテ将来本財団法人ニ払込マルヽ資金、及本財団法人ノ目的ヲ賛助シテ寄贈セラルヽ資金ハ、本財団法人ノ資産ニ編入スベキモノトス
第七条 資産ノ管理ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第八条 本財団法人ノ資産ハ如何ナル場合ト雖モ、教育ノ目的以外ニ使用スルコトヲ許サズ
第九条 学校ノ維持経費ハ左ノ収入ヲ以テ之ヲ支弁ス
    一、資産ヨリ生ズル利子及ビ其他ノ収益
    一、入学金・授業料及ビ其他ノ雑収入
    一、経費指定ノ寄附金
 - 第45巻 p.510 -ページ画像 
第十条 本財団法人ハ法定ノ解散事由ノ発生スルニ非ザレバ解散スルコトナシ
第十一条 本財団法人解散スルニ至リタルトキハ、評議員会ハ予メ其決議ヲ経タル後、主務官庁ノ許可ヲ得テ、其資産ヲ本財団法人ノ目的ニ同一ナルカ、又ハ之ニ類似セル他ノ学校団体若シクハ学会ニ寄附シテ、本法人設立者ノ目的ヲ永遠ニ継続セシムルコトヲ計ルベシ
      五 評議員
第十二条 本財団法人ニ十名乃至三十五名ノ評議員ヲ置ク
第十三条 評議員ハ法人設立ノ際、現在ノ私立高千穂校長之ヲ嘱托ス
第十四条 評議員ニ欠員ヲ生ジタル時ハ評議員会ノ決議ニ依リテ之ヲ選定嘱托ス
第十五条 本財団法人ノ業務ニ関スル重大ノ事項ハ、必ズ評議員会ノ議決ヲ経ルコトヲ要ス
  但シ評議員会ノ職制ハ別ニ之ヲ定ム
第十六条 評議員会ノ議事ハ評議員全員過半数ノ同意ヲ以テ之ヲ決ス
第十七条 評議員ハ自ラ本財団法人ノ資産及ビ業務ノ状況ヲ監査スルコトヲ得
      六 理事及監事
第十八条 本財団法人ヲ代表シ法人ノ事務ヲ処理セシムル為メ、理事一名ヲ置キ之ヲ校長ト称ス
第十九条 理事ハ評議員会ノ議決ニ依リ之ヲ選定ス
第二十条 理事ハ別ニ定ムル職制ニ従ヒ評議員会ノ議決ニ従ヒ其職務ヲ行フ
第廿一条 本財団法人ノ資産及業務ノ状況ヲ監査セシムル為メ、監事二名ヲ置ク
第廿二条 監事ハ評議員会ノ議決ニ依リ選定嘱托ス
      七 寄附行為ノ変更
第廿三条 本寄附行為ニ定メタル事項ニシテ第五条及第八条ノ趣旨ニ反セザル範囲内ニ於テ、評議員会ノ議決ニヨリ必要ト認メタル時ハ主務官庁ノ認可ヲ経テ之ヲ変更スルコトヲ得

    私立高千穂学校評議員会職制
第一条 評議員会ハ寄附行為証書ノ趣旨ニ拠リ本校重要ノ事件ヲ議決スル者トス
第二条 評議員会ハ寄附行為証書ニ規定シアルモノヽ外、特ニ左ノ事項ニ就キ商議スルモノトス
  一 資産ノ管理運用ニ関スル事項
  二 経費ノ予算及決算
  三 学校課程ノ新設及ビ改廃
  四 其他本校ニ関スル重要ノ事項
第三条 監事ハ本校資産ノ管理運用ヲ監督シ、且ツ本校ノ会計ニ関スル事務ヲ処理スルモノトス
第四条 評議員会ハ毎年一回三月ニ於テ之ヲ開クモノトス
第五条 評議員会ノ開会ノ通知及ビ其ノ議案ハ理事之ヲ発ス
 - 第45巻 p.511 -ページ画像 
○下略