デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

6章 学術及ビ其他ノ文化事業
1節 学術
6款 社団法人温故学会
■綱文

第46巻 p.381-388(DK460111k) ページ画像

大正14年1月(1925年)

是月当学会、群書類従ノ版木保存倉庫並ニ閲覧所等ヲ建設センガタメ、募集資金趣意書ヲ諸方ニ発送ス。栄一、井上通泰・芳賀矢一・中村弥六等ト之ニ連署ス。引続キ、依頼状ヲモ発シ、且ツ当学会理事斎藤茂三郎ヲ紹介スル等募金ニ尽力ス。尚、栄一金二千円ヲ寄付ス。


■資料

温故学会書類(一)(DK460111k-0001)
第46巻 p.381-383 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    募集資金趣意書
本会は、贈正四位塙保己一先生の遺業を継承して之を江湖に宣布し、以て国家に貢献せむとする団体にして、曾孫故忠雄君の創始するところなり、先生が失明の身を以て一代の学者となり、社会滔々として惰眠を貪るの時世に於て尊皇愛国の大義に感得する所あり、奮つて国史国文の講究に従事し、学界に多大の貢献をいたしたるは世の周く知る
 - 第46巻 p.382 -ページ画像 
ところなり、先生の和学講談所を創立するや、幕府は之が敷地を与へ紀州・尾州両家は建築の材料を寄贈せられたり、かくて著名なる屋代弘賢をはじめとして多数の学者を養成し、又古書の散逸するを憂へて群書類従の編纂刊行を計画し、四十一年の長日月を経て遂に之を完成せり、これ皆先生の絶倫なる精力の結果に外ならざれども、幕府を始として富豪鴻池氏等の熱心なる援助に因りたるもの多し、群書類従の原板は壱万八千枚の多きにのぼり、汗牛充棟も啻ならず、学界無比の国宝的貴重物にして、今本会保管のもとにあり、本会は曩に此原板の官庫に入りて空しく堆積せらるゝに慨して、其下附を乞ひて玆に該書の再刊を企しより 畏くも東宮職を始め各皇子、各皇族殿下よりの御用命を忝うし、大方諸彦の御賛同に依り絶えず之が頒布につとめ、以て今日にいたれるは本会の深く光栄とするところなり、先年東宮殿下の英国イートン学校へ寄贈せられし図書の中に本書の加はりしは、時恰先生の百年祭に相当せるも一奇と称すべし、然るに此貴重なる原板の完全なる保存法全く立たずして、市井の間にある本会の倉庫中に在るは其危険言ふべくもあらず、今に於て適当なる方法を講ずるにあらずんば後に千歳の悔を貽すことあらむ、先生は群書類従の外、国法・国史・国文に関する著書頗る多く、又水戸家の依嘱によりて大日本史等の校正に当られしが如き、先生一代の偉績誰か之を欽仰せざらむや因て本会は先生の偉績を永遠に伝へむが為めに、今回汎く天下の義人に愬へて、鉄骨石身の安全なる倉庫を建築して群書類従の原板を保蔵すると共に、昨年震害にて倒壊せる図書館を再築して公衆の閲覧に供し、又学術講究所を設けて和学講談所の遺謨に従がはむとす。風俗の頽廃思想の紊乱最も甚だしき時にあたりて、本会の事業の如きも亦国家に竭す涓埃たらずんばあらず、有志の諸君、本会趣旨の在る処を諒として幸に賛襄せらるるあらば、何者の幸慶か之に如かむ
  大正十四年一月
            東京市四谷区寺町二十二番地
                   社団法人温故学会
                     維持会員
                   子爵 渋沢栄一
                 医学博士 井上通泰
                 文学博士 芳賀矢一
                 林学博士 中村弥六
                 工学博士 山田直矢
                      内藤久寛
                   理事 斎藤茂三郎
 一、御申込所 本会宛
 一、御払込所 東京市日本橋区兜町株式会社第一銀行
    計画書
一金拾万円也    募集資金予定額
      内訳
 一金弐万円也 但シ原板倉庫二階建一棟、鉄筋コンクリート、建坪二十四坪、二階坪二十四坪
 - 第46巻 p.383 -ページ画像 
 一金参万円也 但シ図書閲覧所・講演場・事務所一棟、鉄筋コンクリート、建坪五十坪、二階坪五十坪
 一金五万円也 但シ維持資金並ニ事業資金
右ノ資金ヲ以テ左ノ事業ヲナス
 一、和学講談所ニ準拠シタル国史・国文・歌道ノ研究並ニ講演
 一、塙検校ノ著書ノ刊行
 一、塙検校ノ著書其他ノ関係図書縦覧所ヲ開クコト
 一、其他塙検校ノ遺業復興ニ関聯シテ学界ニ裨益アリト認ムル事項
             東京市四ツ谷区寺町二十二番地
                   社団法人温故学会


埼玉県人会会報 第六号・第一〇三―一〇五頁大正一四年一〇月 社団法人温故学会資金募集(DK460111k-0002)
第46巻 p.383 ページ画像

埼玉県人会会報 第六号・第一〇三―一〇五頁大正一四年一〇月
 ○社団法人温故学会資金募集 同会は塙検校の遺業を継承せんとの趣意より金拾万円の資金を募集、鉄筋コンクリートの倉庫及図書閲覧室を建設せんとする計劃なり、塙検校が世界一の偉業をなせることは欧米にも轟き渡れることにて、斯かる偉人が我が埼玉県にあることは県の一大名誉なれば、県民挙つて援助せらるべきものなり、今其趣意書・計劃書等を得たれば左に掲ぐ。
   ○募集資金趣意書・計画書前掲ニ付キ略ス。
      依頼状
拝啓、益御清適奉賀候、然ば社団法人温故学会は塙保己一先生の遺業を継承し、之を江湖に宣布し以て国家に貢献せむとする団体にして、老生も予てより多少の助力を致居候処、今般事業資金の募集を企図し大方の御賛成を仰ぐことゝ相成候に付ては、塙先生と因深き県下出身の有力者諸氏には是非御助力願度と存、別紙趣意書等同封御送付致候に付ては、御熟覧の上相当御寄附被下度希望の至に御座候
右乍略儀書中得貴意度如此御座候 敬具
  大正十四年二月
                      渋沢栄一
      資金募集取扱法
拝啓、時下益御清勝奉賀上候、陳者別紙趣旨並に計画書を以て資金募集計り度と存じ候間、御高覧の上何卒御賛襄被成下度奉懇願候
 一、御申込所 本会宛
 一、御払込所 東京市日本橋区兜町
              株式会社第一銀行
  大正十四年一月 日


温故学会書類(一)(DK460111k-0003)
第46巻 p.383-384 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、益御清適奉賀候、然ば老生予てより助力致居候社団法人温古学会は塙保己一先生の遺業を継承し之を江湖に宣布し、以て国家に貢献せんとする団体に有之候処、今般事業資金募集を企図し種々尽力致居塙先生の関係より貴県下有志よりも御寄付を得度希望致居候に付ては何かと御高配願上度、同会理事斎藤茂三郎氏罷出候間、御多忙中恐縮ながら御引見の上願意御聴取被下度候、右得貴意度如此御座候 敬具
  大正十四年二月五日
 - 第46巻 p.384 -ページ画像 
                      渋沢栄一
  埼玉県知事
    斎藤守圀殿


温故学会書類(一)(DK460111k-0004)
第46巻 p.384 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、益御清適奉賀候、然ば故塙保己一先生の偉績保存の為め、予て小生等世話致居候社団法人温故学会に於て資金募集致居候処、先生は埼玉とは深き縁故も有之候間、小生も微力ながら金弐千円寄付致置候次第に付、貴台に於ても御賛成被下、資金御醵出被下候様致度希望の至に御座候、右申上度病中乍略儀書中得貴意候 敬具
 尚々別紙印刷物御一覧被下度候
                渋沢栄一
    大川平三郎殿
    諸井恒平殿
    渋沢義一殿
    斎藤安雄殿
    小倉常吉殿
    指田義雄殿
    渋沢治太郎殿
    田中栄八郎殿
   ○右ハ大正十四年四・五月頃ト推定サレル書翰ノ控ナリ。栄一是年二月初旬ヨリ微恙、三日以降九月頃マデ転地又ハ在邸静養ス。


温故学会書類(一)(DK460111k-0005)
第46巻 p.384 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    社団法人温故学会寄附者芳名(申込順四月二十八日○大正一四年現在)
  金額 住所 氏名
○上略
金弐千円 東京市日本橋区 渋沢栄一
○下略
   ○栄一ハ収載人員四十七名中四十五番目ナリ。


渋沢栄一 日記 大正一五年(DK460111k-0006)
第46巻 p.384 ページ画像

渋沢栄一 日記 大正一五年       (渋沢子爵家所蔵)
一月八日 晴 寒
午前七時半起床、入浴朝飧例ノ如クシテ、後、来人ニ接ス○中略斎藤茂三郎氏来リ、温故学会ニ付埼玉県人ノ有力者ヨリ学会ヘ寄附金勧誘ノ事ニ付依頼アリ、依テ名刺ヲ以テ数名ニ紹介シ遣ハス○下略


温故学会書類(一)(DK460111k-0007)
第46巻 p.384-385 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓益御清適奉賀候、然ば本書持参の斎藤茂三郎氏は、老生維持会員として世話致居候社団法人温故学会の理事として、専心同学会の為め奔走致居候処、今般同会の義に付親しく拝願致度義有之候趣を以て御紹介方申出候ニ付、本書相付候間、参趨の節は御引見の上願意御聴取被下候はゞ幸甚に御座候、右拝願旁得貴意度如此御座候 敬具
 - 第46巻 p.385 -ページ画像 
  大正十五年二月一日
                      渋沢栄一
    第一銀行 石井健吾殿
    東洋生命保険会社 木村雄次殿
    渋沢義一殿


温故学会書類(一)(DK460111k-0008)
第46巻 p.385 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓益御清適奉賀候、然ば故塙保己一先生記念事業たる社団法人温故学会は老生も維持会員として年来多少添心致来候処、今般同会に於て御地方に支部開設を企劃致候由に付ては、誠に勝手の御願にて恐縮至極ながら、何卒御差支無之範囲に於て御便宜御許与被下度御願申上候尚右に付ては何廉御面倒御願申上候義と存じ、予め厚く御礼申上候、右願用得貴意度如此御座候 敬具
  大正十五年二月一日
                      渋沢栄一
  愛知県知事
    山脇春樹殿


温故学会書類(一)(DK460111k-0009)
第46巻 p.385 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓然ば本書持参の斎藤茂三郎氏は、老生維持会員として世話致居候社団法人温故学会理事に有之、専心同学会の為め奔走致居候処、今般同会の義に付御依頼致度義有之候趣を以て、御紹介致候様申出候に付本書相付候間、御訪問の節は御面会の上願意御聴取被下度候、右御紹介迄可得貴意如此候 匆々
  大正十五年二月廿六日          渋沢栄一
    渋谷正吉殿 渋沢治太郎殿 }両氏ニハ同年三月十二日付ニ此紹介状発送
    尾高豊作殿


(内藤久寛)書翰 斎藤茂三郎宛(大正一五年)四月二八日(DK460111k-0010)
第46巻 p.385 ページ画像

(内藤久寛)書翰 斉藤茂三郎宛(大正一五年)四月二八日
                    (社団法人温故学会所蔵)
此程御来訪被下候処風邪中失礼仕候、最早追々快方に付御安意被下度候、然ハ今朝渋沢事務所より五日昼温故学会々議承知之旨申来リ候間山田直矢氏にも電話打合せの上出席を約し候、且又日本工業倶楽部に借席約束仕候、就而別紙草案の如き意味の案内状此状御披見次第早速五百円以上寄附者に御発送被下度候
右不取敢得貴意度候 敬白
 尚々諸事御相談申上度候間、来月二日頃御出京被下度候、先以て御状相願度候
  四月廿八日               内藤久寛
    斎藤茂三郎殿


温故学会書類(一)(DK460111k-0011)
第46巻 p.385-386 ページ画像

温故学会書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
 - 第46巻 p.386 -ページ画像 
拝啓春暖之候益御清勝奉賀上候
陳は建築其他ニ付来五月五日正午日本工業倶楽部に於て協議会開催仕リ度候間、御繰合せ御出席被成下度、此段御依頼申上候 頓首
 追而別紙様式にて多額寄附者ニ案内状差出し候間、御了承被下度候
  大正十五年四月三十日     温故学会
                   理事 斎藤茂三郎
  維持会員
    (宛名手書)
    渋沢栄一殿
(別紙、謄写版)
落花芳草之好時節益御佳安奉賀候、然ハ兼て御寄附相願置候温故学会に於て御下賜金、並御領地拝借之件、資金募集に関する件等を御報告申上、猶新築に関する件並該委員選定其他に付御協議相願度候間、来五月五日正午東京駅前日本工業倶楽部ニ御光来被下度、此段御案内申上候 敬白
  大正十五年四月三十日         温故学会
                       渋沢栄一
                       井上通泰
                       芳賀矢一
                       中村弥六
                       山田直矢
                       内藤久寛
                       斎藤茂三郎
           殿


温故学会書類(二)(DK460111k-0012)
第46巻 p.386-388 ページ画像

温故学会書類(二)            (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    社団法人温故学会寄附者芳名録
            並ニ会員名簿
御下賜金壱千五百円 宮内省
御料地拝借
        会館建設地
            東京府豊多摩郡渋谷町氷川四番地
            此坪数 百八十七坪

    社団法人温故学会寄附者芳名(金高順)
 金五千円     東京市麻布区今井町         男爵 三井八郎右衛門
 金五千円     同 麹町区三菱合資会社々長     男爵 岩崎小弥太
 金弐千円     同麹町区合資会社保善社総長        安田善次郎
 金弐千円     同 日本橋区兜町          子爵 渋沢栄一
 金弐千円     同 麻布区材木町             内藤久寛
 金弐千円     同 麹町区大川合名会社          大川平三郎
 金弐千円     同 合資会社清水組            清水釘吉
 金壱千五百円   同 麹町区紀尾井町         男爵 大倉喜七郎
 - 第46巻 p.387 -ページ画像 
 金壱千五百円   同 小石川区水道瑞町           山田直矢
 金壱千円     大坂市東区今橋           男爵 鴻池善右衛門
 金壱千円     東京市芝区白金台町            堀越久三郎
 金壱千円     同 日本橋区古河合名会社長     男爵 古河虎之助
 金壱千円     東京市麹町区丸ノ内       財団法人 森村豊明会
 金壱千円     同 京橋区銀座              服部金太郎
 金壱千円      大阪市東区住友合資会社長     男爵 住友吉左衛門
 金壱千円      東京市赤坂区青山南町          根津嘉一郎
 金壱千円      同 日本橋区日本銀行          市来乙彦
 金壱千円      同 麹町区上六番町           大橋新太郎
 金壱千円      同 牛込区市ケ谷砂土原町        神田鐳蔵
 金壱千円      同 麻布区新網町            藤原銀次郎
 金壱千円      同 牛込区市ケ谷仲之町         小池厚之助
 金壱千円      同 日本橋区通リ四丁目         津村重舎
 金壱千円      同 日本橋区兜町       株式会社 第一銀行
 金五百円      大阪市北区大阪毎日新聞社長       本山彦一
 金五百円      東京市赤坂区表町            植村澄三郎
 金五百円      東京府北品川宿             原邦造
 金五百円      東京市日本橋区小船町          小倉常吉
 金五百円      同 麹町区丸ノ内            田中栄八郎
 金五百円      東京府大崎町              神戸挙一
 金参百拾四円参銭  川越市              国学研究会川越市青年団通町支部
 金弐百四拾参円七拾六銭 埼玉県大里郡下小学校職員総代    秋葉保雄
 金弐百六拾七円四拾壱銭 同 北埼玉郡下小学校職員児童 総代 黒沢秀雄
 金弐百弐拾円    同 入間郡役所有志並郡下小学校  総代 関口類作
 金弐百円      東京市麻布区東鳥居坂町      子爵 山尾三郎
 金弐百円      同 小石川区大塚坂下町         芳賀矢一
 金弐百円      同 みどり会           総代 斎藤茂三郎
 金弐百円      同 芝区車町              川崎栄助
 金弐百円      埼玉県北足立郡下小学校職員一同  総代 小川与之助
 金百八拾円     埼玉県比企郡下小学校職員一同   総代 内田常光
 金百円       川越市                 市立小学校教員一同
 金壱百円      横浜市本町               渋沢義一
 金壱百円      東京市外巣鴨町             木村雄次
 金壱百円      同 本郷区蓬莱町            関口児玉之輔
 金壱百円      埼玉県秩父郡三峰神社々司        薗田稲太郎
 金壱百円      同 児玉郡下小学校職員生徒    総代 柳玉置
 金壱百円      東京市牛込区市ケ谷田町      子爵 近藤滋弥
 金壱百円      同 小石川区原町            渋沢元治
 金壱百円      大阪市東区西乃町            市村富久
 金壱百円      埼玉県入間郡霞ケ関村          発知太郎
 金九拾五円     埼玉県郡役所有志外三学校職員一同 総代 岡利和
 金七拾参円六拾銭  同 北葛飾郡下小学校職員児童   同  平山延寿
 金七拾弐円弐拾五銭 同 秩父郡下小学校職員一同    同  池田貞三
 - 第46巻 p.388 -ページ画像 
 金五拾円      川越市                 綾部利右衛門
 金五拾円      埼玉県入間郡太田村           山田房吉
 金五拾円      同                   高山仁平
 金五拾円      同 入間郡豊岡村            繁田武平
 金五拾円      同 川越市県立川越中学校     総代 岩泉善太郎
 金五拾円      東京市本郷区真砂町           諸井恒平
 金五拾円      甲府市和田平町             寺田喜作
 金五拾円      神戸市株式会社鈴木商店         金子直吉
 金五拾円      甲府市柳町               村松甚蔵
 金五拾円      同 緑町                平原庄兵衛
 金五拾円      同 山田町               名取忠愛
 金五拾円      東京市牛込区鷹匠町           石井健吾
 金五拾円      同 神田区柳原河岸           堀越嘉太郎
 金五拾円      同 日本橋区弓町            佐々木勇之助
 金五拾円      同 麹町区日本石油会社内        田中次郎
 金五拾円      同 市外代々幡町            尾高豊作
 金五拾円      同 小石川区駕籠町           増田明六
 金五拾円      同 日本橋区兜町            明石照男
   ○以下百九拾七名氏名略ス。
    合計金四万六千八百九拾円五銭
         (昭和三年二月廿六日現在)
      以上会館建築寄附者