デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

6章 学術及ビ其他ノ文化事業
1節 学術
10款 大日本文明協会・財団法人文明協会
■綱文

第47巻 p.263-265(DK470064k) ページ画像

大正12年6月(1923年)

是月、当協会ノ事務所及ビ倉庫ヲ牛込区早稲田町三十四番地ニ新設ス。栄一ソノ費用トシテ金五百円ヲ寄付ス。


■資料

財団法人文明協会三十年誌 同協会編 第一一五―一一六頁昭和一三年六月刊(DK470064k-0001)
第47巻 p.264-265 ページ画像

財団法人文明協会三十年誌 同協会編  第一一五―一一六頁昭和一三年六月刊
 ○第三期 社会的進出
    本会事務所の新築
 一月の理事会に於て予ねての懸案であつた本会事務所建設を附議し場所は牛込区早稲田町三十四番に株式会社文明書院所有の土地百三十坪許の土地を借入れ、之に会長寄贈にかゝる二戸建一棟の家屋を移転し、之れに二階十六坪を増設すること、その後方に同じく御寄贈の倉庫を建設することゝし、その費用は評議員に援助を乞ふ事を申合した直ちに理事森脇美樹氏、主務内田義三氏は各評議員を夫れ夫れ訪問して、此の報告と同時に援助を乞ふた所、その承認を得たので、愈々着手することゝし、その設計並に予算を立案して、三月末より工事に着手、六月末に二階建総坪六十二坪二合の事務所と二階建二十五坪の倉庫が立派に完成した、之れが即ち現在の事務所である。
 蓋しこれは現会長並に多くの評議員の賜物である。此の厚志によつて大正十二年七月一日より本会は新築事務所に於て執務するに至つたのである。
 今左に建築費と建築費寄附者の芳名を録す。
  総経費七千参百参拾壱円弐拾参銭
   内訳  大工支払金       六、一六七・三〇
        水道工事         一五〇・〇〇
       電灯設備費         一三二・六九
       瓦斯設備費          四九・六二
       室内諸設備費        三五〇・五〇
       垣根塀設備費         八〇・〇〇
       諸雑費           四〇一・一二
 この資金は大体に於て評議員中より寄附金を得る見込が立つたので一時借入金をして之れに充当した。然し次ぎに記載する大震災の為め申込と収入金に於て多少の齟齬を来したのである、実際収入した金額と芳名は左の通りである。
    一金五百円也   神戸挙一殿
    一金五百円也 子爵渋沢栄一殿
    一金弐百円也   松下久治郎殿
    一金五百円也   小池国蔵殿
    一金弐百円也   青木菊雄殿
    一金壱百円也   昆田文次郎殿
    一金参百円也   増田義一殿
    一金弐百円也   志村源太郎殿
    一金弐百円也   田崎忠恕殿
    一金参百円也   朝比奈貞英殿
    一金五百円也   服部金太郎殿
    一金弐百円也   田中武兵衛殿
    一金弐百円也   皆川広量殿
    一金参百円也   金子元三郎殿
    一金弐百円也   須田利信殿
 - 第47巻 p.265 -ページ画像 
    一金弐百円也   山地土佐太郎殿
    一金弐百円也   石丸竜太郎殿
    一金弐百円也   白井新太郎殿
    計 金五千円也