デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

6章 学術及ビ其他ノ文化事業
2節 演芸
1款 帝国劇場
■綱文

第47巻 p.402-405(DK470102k) ページ画像

大正3年7月23日(1914年)

是日栄一、予テノ希望ニヨリ、当劇場取締役会長ヲ辞ス。依テ当劇場取締役会ニ於テ互選ノ結果、取締役大倉喜八郎ヲ後任ニ推薦ス。次イデ八月二十二日、栄一取締役ヲ辞ス。十一月五日、当劇場ニ於テ新旧会長及ビ重役送迎会開カレ、栄一出席シテ挨拶ヲ述ブ。


■資料

(帝国劇場株式会社)第十五回報告書 大正三年上半期・第三頁 刊(DK470102k-0001)
第47巻 p.402-403 ページ画像

(帝国劇場株式会社)第十五回報告書
 - 第47巻 p.403 -ページ画像 
                大正三年上半期・第三頁 刊
 ○第一五回報告書
    第三 取締役異動
大正三年五月八日専務取締役手塚猛昌氏ハ専務取締役ヲ辞任シタリ
 但シ取締役タルコト故ノ如シ
大正三年七月二十三日取締役会長男爵渋沢栄一氏ハ取締役会長ヲ辞任ニ付、取締役会ニ於テ互選ノ結果、取締役大倉喜八郎氏ヲ取締役会長ニ推薦シ、其承諾ヲ得タリ


(帝国劇場株式会社)第十六回報告書 大正三年下半期・第一―五頁 刊(DK470102k-0002)
第47巻 p.403-404 ページ画像

(帝国劇場株式会社)第十六回報告書
                大正三年下半期・第一―五頁 刊
 ○第一六回報告書
    第一 第十五回定時株主総会
大正三年八月二十二日午前十時、東京市麹町区有楽町一丁目一番地帝国劇場内ニ於テ、帝国劇場株式会社第十五回定時株主総会ヲ開ク、出席人員委任状共壱百参拾参名、此株数壱万弐千八百拾株ニシテ、取締役会長大倉喜八郎氏会長席ニ就キ、大正三年上半期事務報告・貸借対照表・財産目録・利益金処分案・取締役及監査役補欠選挙ノ件、退任取締役及監査役ニ対シ謝意ヲ表スル件・前専務取締役ニ対シ慰労金贈呈ノ件等ヲ議シ、左記ノ通リ承認又ハ決議シタリ
一 当半期ニ係ル営業報告及諸勘定決算並ニ利益金処分ハ原案ノ通リ承認
一 取締役男爵渋沢栄一氏及同日此翁助氏並ニ監査役浅野総一郎氏辞任ニ付、補欠選挙ノ件ハ山本久三郎氏取締役ニ当選就任シ、他ハ当分欠員ノ儘ニ置クコトニ決ス
一 退任取締役及監査役ニ対シ謝意ヲ表スル件及前専務取締役手塚猛昌氏ニ対シ慰労金贈呈ノ件ハ現重役ニ一任ノ事ニ決ス
    第二 営業ノ概況
本期間ハ諒闇中ニ属セルト、且ツハ欧洲ノ大動乱勃発シテ我邦モ亦之ニ参加シ、青島ノ攻陥ヲ行フニ至リ、東洋方面ハ既ニ平静ニ帰セルト雖モ、外国貿易ハ引続キ杜塞シ、一般商業ノ沈衰ヲ来タシタル結果、近年ニナキ不景気ヲ現ハスニ至リ、当劇場亦其影響ヲ受ケテ、営業成績良好ナラサリシハ大ニ遺憾トスル所ナリ
本期間、即チ大正三年八月一日ヨリ大正四年一月三十一日ニ至ル六ケ月、此日数百八十四日間ニ於テ、左表ニ示ス如ク其興行数ヲ重ヌルコト十八回、開演日数本興行百八十三日、「マチネー」十五日、臨時興行三日ニシテ、閉場日数唯一日ナリ、而カモ之レハ八月十三日暴風雨ノ為メ已ムヲ得ズ臨時休場セシモノニシテ、本興行ト「マチネー」及臨時興行トノ営業日数ヲ通算スレハ、本期間ノ実際日数ニ超過スルコト実ニ十七日ナリトス、斯ノ如キ大活動ハ我邦ニ於ケル大劇場ニハ未タ曾テ前例ナキ所ナリ
尚ホ当劇場洋劇部(外ニ女優一名ヲ加入セシム)ハ一月十五日ヨリ同月二十四日迄、十日間有楽座ニ於テ、無名会ト合同演劇ヲ試ミタリ
    本期間興行表○略ス
 - 第47巻 p.404 -ページ画像 
    第三 取締役及監査役異動
大正三年八月二十二日取締役渋沢栄一氏、同日比翁助氏、監査役浅野総一郎氏辞任ニ付、補欠選挙ハ山本久三郎氏ヲ取締役ニ挙ケ、其他ハ当分欠員ノ儘ニ置クコトニ、第十五回定時株主総会ニ於テ決議セリ
○中略
    第五 専務取締役就任
大正三年八月二十二日専務取締役左ノ通リ取締役会ニ於テ互選セラル
         専務取締役就任  取締役 山本久三郎
    第六 登記
大正三年八月二十九日、東京区裁判所ニ於テ、取締役男爵渋沢栄一氏及同日比翁助氏、監査役浅野総一郎氏辞任ノ登記ヲ了セリ
大正三年八月二十九日山本久三郎氏取締役就任ノ登記ヲ了セリ
大正三年八月二十九日支配人山本久三郎氏辞任ノ登記ヲ了セリ


中外商業新報 第一〇一七八号 大正三年八月二三日 ○帝国劇場総会(DK470102k-0003)
第47巻 p.404 ページ画像

中外商業新報  第一〇一七八号 大正三年八月二三日
○帝国劇場総会 廿二日開催、総て原案を承認し、取締役男爵渋沢栄一氏及日比翁助氏並に監査役浅野総一郎氏辞任に付、補欠選挙の件は山本久三郎氏を取締役に挙げ、同氏の就任承諾を得、他は当分欠員の儘に置くことに決し、退任取締役及監査役に対し謝意を表する件及前専務取締役手塚猛昌氏に慰労金贈呈の件は、現重役に一任することに決せり、尚ほ総会終了後取締役会開催、互選の結果山本氏専務取締役に就任せり


竜門雑誌 第三一五号・第七七頁 大正三年八月 ○青淵先生の帝劇重役辞任(DK470102k-0004)
第47巻 p.404 ページ画像

竜門雑誌  第三一五号・第七七頁 大正三年八月
○青淵先生の帝劇重役辞任 帝国劇場の事業も略々其緒に就きたるを以て、青淵先生には予ての希望通り、本年上半期の定時総会を機とし取締役及会長を辞任せられたるが、後任には大倉喜八郎氏推選せられ尚ほ取締役日比翁助氏病気辞任に付き、其の補欠として現支配人山本久三郎氏を取締役に選挙の上、専務取締役に推選し、監査役浅野総一郎氏の辞任は其儘欠員とすることに決定したり○下略


中外商業新報 第一〇二五四号 大正三年一一月七日 ○帝劇社長送迎会《(会)》(DK470102k-0005)
第47巻 p.404 ページ画像

中外商業新報  第一〇二五四号 大正三年一一月七日
○帝劇社長送迎会《(会)》 帝国劇場では過般、社長渋沢男爵引退《(会)》し大倉喜八郎氏其後任となり、日比・浅野両重役も病気其他の都合で辞職したので、新旧社長及両重役の送迎会を五日正午階上大食堂で開催、各重役社員・男女俳優七十余名出席、席上山本専務の挨拶、新旧社長《(会)》の演説及び末松子爵・西野取締役の演説あり、盛会だつたと


竜門雑誌 第三一八号・六七頁 大正三年一一月 ○帝劇社長送迎会《(会)》(DK470102k-0006)
第47巻 p.404-405 ページ画像

竜門雑誌  第三一八号・六七頁 大正三年一一月
○帝劇社長送迎会《(会)》 帝国劇場にては過般社長青淵先生引退《(会)》し、大倉喜八郎氏其後任となり、日比・浅野両重役も病気其他の都合にて辞職したるを以て、十一月五日正午新旧社長及両重役《(会)》の送迎会を階上大食堂にて開催、各重役・社員・男女俳優七十余名出席、席上山本専務の挨拶、青淵先生・大倉喜八郎両氏の挨拶あり、次いで末松子爵・西野取
 - 第47巻 p.405 -ページ画像 
締役の演説ありて散会せりといふ。
  ○栄一挨拶筆記ヲ欠ク。



〔参考〕帝劇十年史 杉浦善三編 第六九―七〇頁 大正九年四月刊(DK470102k-0007)
第47巻 p.405 ページ画像

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