デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

6章 学術及ビ其他ノ文化事業
4節 編纂事業
12款 渋沢栄一滞仏日記
■綱文

第48巻 p.70-71(DK480021k) ページ画像

昭和3年1月25日(1928年)

是日、日本史籍協会ヨリ同会叢書ノ一部トシテ、栄一ノ著述「航西日記」「巴里御在館日記」及ビ「御巡国日録」ヲ、菊版一冊(四百九十頁)ニ合本シ、「渋沢栄一滞仏日記」ト題シテ発行ス。


■資料

渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 例言・第一―四頁 昭和三年一月刊(DK480021k-0001)
第48巻 p.70-71 ページ画像

渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 例言・第一―四頁 昭和三年一月刊
    例言
一、本書ハ渋沢栄一滞仏日記ト題シ、徳川幕府陸軍奉行支配調役渋沢篤太夫ノ筆ニ成ル航西日記・巴里御在館日記並ニ御巡国日録ノ三書ヲ収メタリ。渋沢篤太夫トハ今ノ子爵渋沢栄一氏ニシテ、記事ハ慶応三年滞仏中ノ事ニ係レリ、
一、西暦千八百六十七年仏国巴里ニ於テ、万国博覧会ノ開催セラルヽヤ、当時仏国ト国交アル諸国皆ナ高貴ノ人ヲ遣ハシテ、其会ニ臨マシム。時ニ徳川幕府仏国ト頗ル交際ヲ厚フセシカバ、大将軍徳川慶喜ノ弟ニシテ、清水徳川氏ヲ相続セル徳川民部大輔昭武ヲ博覧会ニ遣ハシ、猶序ヲ以テ締約各国ヲ巡回セシメ、使事終ツテ後、数年間巴里ニ留学セシムル目的ヲ以テ渡仏セシム。目付山高石見守信離傅役タルノ外幕臣並ニ水戸藩士等随行セリ。一行ノ乗船アルヘー号慶応三年正月十一日(西暦千八百六十七年二月十五日)ヲ以テ横浜港ヲ解纜ス。
一、武蔵国榛沢郡今大里郡血洗島今八基村ノ出身ナル志士渋沢篤太夫学ヲ修メ剣ヲ学ビ、天下ノ志アリ。文久癸亥歳同志ト共ニ横浜襲撃ヲ企テシモ、機未ダ熱セズトナシ、去リテ京都ニ上リ一橋家ニ仕ヘ、勘定組頭ヨリ御使番格ニ栄転シ、慶応二年一橋慶事ノ入ツテ徳川宗家ヲ相続シ軍職《(将脱カ)》ヲ襲グニ及ビ、随ツテ幕府ニ仕ヘ、陸軍奉行支配調役ニ就キシガ、特ニ慶喜ノ命ヲ以テ民部大輔渡仏ノ一行ニ加ハレリ。本書収ムル所何レモ当時滞仏中ノ記録ニシテ、観察ノ範囲ハ欧洲ノ風俗習慣等ノ社会状態ヨリ政治・財政・美術・工芸・軍事百般ノコトニ亘レリ。後二書ハ巻首ニ石見守ノ自署アルヲ見レバ、寧ロ公記ト認ムベク、記録ノコト多ク渋沢氏ノ手ニ成レルヲ知ルベシ。
一、民部大輔一行差遣ノ事、別シテ巴里万国博覧会ヲ中心トシテ幕府ト薩藩トノ衝突ノ如キハ維新史上重大ナル外交事件ナルガ、此ハ別ニ史書ノ存スルヲ以テ玆ニ述ベズ。本書ハ此等ノ事件ヲ研究スル上ニ貴重ナル史料タルハ疑フベカラズ。
一、本書ノ台本トシテハ、航西日記ハ青淵先生六十年史所載ニ拠レリ但シ傍訓ノ類ハ之ヲ省略ス。後ノ二書ハカツテ維新史料編纂事務局ニ於テ渋沢子爵家ノ原本ニ拠リ謄写セル副本ニ拠レリ。而シテ今渋沢家所蔵英国御巡行日録ノ草稿本ト対照スルニ、頗ル出入アルモ、
 - 第48巻 p.71 -ページ画像 
今副本ニ従フ。又渡仏使節一行ノ写真ト其ノ裏面ニ認メタル役名人名書ハ尾佐竹猛氏所蔵ノモノニ拠レリ。
  昭和三年一月 日本史籍協会


渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 目次・第一頁 昭和三年一月刊(DK480021k-0002)
第48巻 p.71 ページ画像

渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 目次・第一頁 昭和三年一月刊
    目次
                            頁
 一 航西日記                     一
 一 巴里御在館日記                二〇五
 一 御巡国日録                  三六一
    英国御巡行日誌               四六五


渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 奥付 昭和三年一月刊(DK480021k-0003)
第48巻 p.71 ページ画像

渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 奥付 昭和三年一月刊


図表を画像で表示渋沢栄一滞仏日記 大塚武松編 奥付 昭和三年一月刊

  昭和三年一月二十日印刷        渋沢栄一滞仏日記  昭和三年一月廿五日発行        非売品                                                   東京府豊多摩郡杉並町大字高円寺四百十八番地           編輯者               大塚武松  不許           東京市四谷区新堀江町三番地  覆製                    日本史籍協会代表者           発行者              早川純三郎               東京市京橋区新湊町五丁目一番地           印刷者              高橋赤次郎               東京市四谷区新堀江町三番地           発行所             日本史籍協会                       電話四谷 三二八七番                       振替東京 三九四五番