デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

6章 学術及ビ其他ノ文化事業
4節 編纂事業
15款 其他 3. 公爵桂太郎伝
■綱文

第48巻 p.91-92(DK480028k) ページ画像

大正6年3月1日(1917年)

是ヨリ先、故桂公爵記念事業会、記念事業ノ一トシテ、徳富猪一郎ニ編纂ヲ依嘱セル、「公爵桂太郎伝」成リ、是日栄一、同会常務委員長トシテ、桂家ヲ訪問ノ上、当伝記ヲ贈ル。


■資料

青淵先生職任年表(未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編 竜門雑誌第五一九号別刷・第一八頁 昭和六年一二月刊(DK480028k-0001)
第48巻 p.91 ページ画像

青淵先生職任年表 (未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編
               竜門雑誌第五一九号別刷・第一八頁昭和六年一二月刊
    大正年代
  年月
 三 一〇 ―故桂(太郎)公爵記念事業会常務委員長―大、六、三


渋沢栄一 日記 大正六年(DK480028k-0002)
第48巻 p.91 ページ画像

渋沢栄一 日記 大正六年         (渋沢子爵家所蔵)
三月一日 晴 寒
○上略 午飧後三田ノ桂公爵邸ヲ訪ヒ、梅沢氏ト共ニ故公爵ノ伝記ヲ其家人ニ呈ス、桂二郎氏接見ス、嗣子広太郎氏其母親ト共ニ来会ス○下略


竜門雑誌 第三四六号・第六九―七〇頁大正六年三月 ○故桂公の法要並に奉告式(DK480028k-0003)
第48巻 p.91 ページ画像

竜門雑誌 第三四六号・第六九―七〇頁大正六年三月
    ○故桂公の法要並に奉告式
 桂公爵薨じて既に五週年、同公記念事業亦こゝに完成を告げたるにより、三月十日午後三時より芝増上寺に於て五周忌の法要を兼ね其奉告式を執行せり、定刻、故桂公記念事業常務委員長たる青淵先生の先導にて当主広太郎公は井上三郎氏及び寺内首相に左右を擁せられつゝ家族席に著き、○中略 次で青淵先生は左の条文を朗読せられ、終つて一同焼香の上午後四時式を閉じたるが、○中略
 維れ時三月十日、桂公爵記念事業会常務委員長渋沢栄一本会を代表し玆に薄奠を具し謹で前相国桂公の霊を祭る○中略 相謀りて公爵記念事業会を設け三事業に着手したり○中略 其三は公爵の記伝を精査編纂して其功績を不朽に伝ふること是なり、而して栄一乏しきを本会委員長に承け江湖諸賢賛襄の下に此事業の完成を了り、玆に公の霊前に於て結果を奉告するを得るは、独り栄一の光栄とするのみならざるなり。○中略
  大正六年三月十日
        故桂公爵記念事業会常務委員長
             従三位勲一等 男爵渋沢栄一


公爵桂太郎伝 徳富猪一郎編 乾巻・例言第一―六頁大正六年三月刊(DK480028k-0004)
第48巻 p.91-92 ページ画像

公爵桂太郎伝 徳富猪一郎編 乾巻・例言第一―六頁大正六年三月刊
    例言
一桂公記念事業委員会は、其の記念事業の一として、伝記編述を予に嘱せらる。予不敏と雖も、義固に辞す可からさるものあり。而して委員会か、一切の責任と自由とを挙けて、予に附託せられたるは、予か一たひは喜ひ、一たひは懼れたる所也。
○中略
 - 第48巻 p.92 -ページ画像 
一本書に資料を供給し、或は本書編纂に、直接間接の助力を与へたる諸君の中には、毛利家記録科、侯爵木戸孝正、故侯爵井上馨、伯爵寺内正毅、子爵平田東助、子爵大迫尚敏、子爵大島久直、子爵大島義昌、子爵川上素一、男爵渋沢栄一、男爵後藤新平、男爵木越安綱、男爵石黒忠悳、男爵中村雄次郎、男爵真鍋斌、男爵有地品之允、男爵宇佐川一正、男爵佐藤進、男爵村木雅美、男爵外松孫太郎、長岡外史、田中義一、故児玉淳一郎、故馬屋原二郎、山田春三、平井政遒、本尾敬三郎、柴田家門、若槻礼次郎、中原邦平、江本翼、遠藤慎司、林英吉。山口県に於ける公爵の知友、故旧。及ひ公爵の奥羽戦役に関係ある各地の諸君、其他枚挙に遑あらす。若夫れ公爵未亡人を始め、令弟桂二郎、令妹桂駒子等、桂公爵家一門の方々は、固より云ふ迄もなし。
 編述者は其の姓名を、玆に掲記し尽さゝるを遺憾とす。
○中略
  大正五年十二月九日
                     徳富猪一郎識