デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

9章 其他ノ公共事業
1節 記念事業
1款 財団法人中央乃木会
■綱文

第49巻 p.16-18(DK490007k) ページ画像

大正13年10月7日(1924年)

是日栄一、毎年九月十三日乃木神社大祭ノ時掲揚スル大幟ノ文字ヲ揮毫ス。


■資料

中央乃木会回答(DK490007k-0001)
第49巻 p.16 ページ画像

中央乃木会回答              (財団法人竜門社所蔵)
拝復 貴所愈々御多祥奉賀候、陳者四月十八日付御照会ノ件敬承、左記御回答申上候、宜敷御願申上候
    記
一、大正十三年九月八日本会槙主事滝ノ川御邸ニ罷出御揮毫相願、同年十月七日御揮毫頂戴仕候、尤モ幟ニ御揮毫ナク紙(幟大)ニ御揮毫下サレ候為メ掲揚致サス、然ルニ故子爵様始メ各位(石黒子爵・小笠原子爵・一戸大将)ノ御揮毫下サレ候原物ハ、宝物トシテ永代保存ノ為、大正十五年八月之ヲ染抜タル代用ノ幟ヲ作製、爾来毎年九月大祭ニ掲揚致居候
一、幟ノ大字ハ左ノ通リニ有之候
 祭礼 忠勇義烈乃木軍神 祭礼 万人斉仰乃木軍神
          正三位勲一等 子爵渋沢栄一敬書
               以上
  ○右ハ当資料編纂所ノ問合セニ対シテ昭和十三年四月十八日付回答セラレタルモノナリ。


集会日時通知表 大正一二年(DK490007k-0002)
第49巻 p.16 ページ画像

集会日時通知表  大正一二年       (渋沢子爵家所蔵)
十一月一日 木 午後六時 乃木神社鎮座祭(同社)


竜門雑誌 第四三三号・第三七頁 大正一三年一〇月 青淵先生動静大要(DK490007k-0003)
第49巻 p.16 ページ画像

竜門雑誌  第四三三号・第三七頁 大正一三年一〇月
    青淵先生動静大要
      九月中
十三日 乃木神社大祭(同社)に付参拝。○下略


中外商業新報 第一三八三九号 大正一三年九月一四日 乃木神社の大祭(DK490007k-0004)
第49巻 p.16-17 ページ画像

中外商業新報  第一三八三九号 大正一三年九月一四日
    乃木神社の大祭
乃木神社が府社に昇格した報告祭を兼ねた大祭は乃木大将の十三忌に相当する十三日挙行、沢田斎主以下斎員一同伶人と共に参列、引続き宇佐美府知事・阪谷会長・市長代理・宇垣陸相・河合参謀総長・一戸大将・大庭教育総監・渋沢子・石黒子・坂本海軍中将その他参列大祭を執行、九時卅分散会し、午後二時より山脇女学校講堂で陸軍中将白井二郎・文学博士吉田静致・同有馬祐政諸氏の講話があつたが、本郷竜岡町の麟祥院に於ては午後二時から其大追悼会が行はれた、正面祭
 - 第49巻 p.17 -ページ画像 
壇には伯爵乃木希典霊位及び故乃木伯爵夫人静子の霊位と記した大位牌を安置し、その前に将軍夫妻の写真を飾つてあつた、式は品川東禅寺の住職大宵絶覚師が導師で衆僧三十余名の手に依り厳そかに執行、香煙淋しくゆれて、列席の人々そゞろに将軍在世の頃をしのびしめやかな気満つる時、玉木陸軍中佐から焼香が始まり、続いて親戚知人と順次に進んで行つた、出席者は宇垣陸相を始め上原元帥、其他陸軍の将星三百余名、一般参列者五百余名で、非常な盛会であつた



〔参考〕集会日時通知表 大正一五年(DK490007k-0005)
第49巻 p.17 ページ画像

集会日時通知表  大正一五年       (渋沢子爵家所蔵)
九月十三日 月 午前八時 乃木神社大祭(同社)


〔参考〕日本文化団体年鑑 日本文化中央聯盟編 第一八〇―一八一頁 昭和一四年七月刊 財団法人中央乃木会(DK490007k-0006)
第49巻 p.17-18 ページ画像

日本文化団体年鑑 日本文化中央聯盟編  第一八〇―一八一頁 昭和一四年七月刊
    財団法人中央乃木会
        〔事務所〕東京市赤坂区新坂町六三番地(乃木神社社務所内)電話赤坂(48)四〇二三
役員
  会長    男爵 阪谷芳郎
  理事    男爵 阪谷芳郎
      陸軍大将 河合操
        男爵 坂本俊篤
      海軍大将 野村吉三郎
           小橋一太
        監事 見山正賀
      庶務主事 槙忠一郎
      会計主事 粟原敏雄
組織
  財団法人(大正六年十一月許可)
  昭和二年七月褒章条例による公益団体たること認定
  会員約二一〇、〇〇〇名
目的及事業
  故乃木大将の誠烈を顕揚し、国民道徳の向上を計り、兼て其の遺蹟を保存するを目的とす、この目的を達する為め本会の行ふ事業の概目次の通り
  (一)東京市と連絡し故大将の遺蹟保存方法を講ず
  (二)乃木神社の完成、尚祭祀維持等に必要なる経費の寄附
  (三)記念品陳列館及び図書館の建設
  (四)故大将に関する講演・講談の会合等
沿革及既往事業
  大正二年六月十三日創立、爾来為し来つた事業中の主要なるもの次の通り
  (一)大正二年より毎年九月十三日旧乃木邸内小祠前に於て故大将夫妻の祭典を執行、乃木神社鎮座後は神社に奉賛祭事の遂行に努む
  (二)講演会を開催すること七十余回
 - 第49巻 p.18 -ページ画像 
  (三)乃木邸保存図計の作製
  (四)乃木公園費を東京市へ寄附
  (五)神社建設の為め乃木邸隣地一、三二五坪七合一勺買収、その地に乃木神社建設
  (六)乃木神社へ基本金の奉献
○下略