デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

9章 其他ノ公共事業
7節 関係団体諸資料
2款 社団法人日本倶楽部
■綱文

第49巻 p.496-509(DK490172k) ページ画像

大正13年7月26日(1924年)

是日栄一、当倶楽部副会長重任ノ件ヲ承諾ス。爾来毎回重任、歿年ニ及ブ。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四三年(DK490172k-0001)
第49巻 p.496 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四三年        (渋沢子爵家所蔵)
六月十八日 曇 冷
○上略 午後四時日本倶楽部ニ抵リ、委員会ヲ開キ要務ヲ協議ス○下略


青淵先生職任年表(未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編 竜門雑誌第五一九号別刷・第八頁 昭和六年一二月刊(DK490172k-0002)
第49巻 p.496 ページ画像

青淵先生職任年表 (未定稿) 昭和六年十二月調 竜門社編
                 竜門雑誌第五一九号別刷・第八頁昭和六年一二月刊
    明治年代
  年 月
三〇 一二 ―日本倶楽部創立委員―明、三一、七、―〃委員―明、三一、七、―〃副会長―大正一〇、一二、―社団法人〃評議員、理事、副会長―昭和六、五、―〃名誉会員―昭和六、一一。


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0003)
第49巻 p.496 ページ画像

日本倶楽部書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
拝啓 益御清適奉賀候、陳者本年度通常総会に於て役員改選の結果御重任を乞ふ事に決議相成候、就ては御繁用中乍御迷惑右御承諾被下度尚此上とも御参加の程希上候、先は右御依頼旁御通知迄如斯御座候
                         草々敬具
  大正十三年七月二十日
             社団法人日本倶楽部会長
                  子爵 岡部長職
    子爵 渋沢栄一殿


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0004)
第49巻 p.496 ページ画像

日本倶楽部書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(控)
    承諾書
貴倶楽部副会長重任ノ義承諾致候也
  大正十三年七月二十六日
                       渋沢栄一
   社団法人日本倶楽部
    会長 子爵岡部長職殿


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0005)
第49巻 p.496-497 ページ画像

日本倶楽部書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
拝啓 益御清適奉賀候、陳者本倶楽部会長として多年御尽力被下候子爵岡部長職君には、一昨年来御病気にて目下尚御静養中に有之、これ
 - 第49巻 p.497 -ページ画像 
が為め会長御辞任相成候に付、去る十一日の通常総会に於て後任会長として公爵徳川家達君を推薦する事に決議致候処、幸に御承諾被下此度御就任相成候、就ては右御披露旁来る二十日(水曜日)正午十二時新旧会長送迎午餐会相開候間、可成御繰合御出席被下度此段御案内申上候 敬具
  大正十四年五月十五日
                     社団法人日本倶楽部
 追テ岡部子爵は御静養中ニ付当日御出席無之候
 準備之都合有之候に付御諾否共折返御一報被下度候
   ○右ハ往復葉書ノ往信。


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0006)
第49巻 p.497 ページ画像

日本倶楽部書類(一)          (渋沢子爵家所蔵)
(控)
    承諾書
日本倶楽部評議員、理事、副会長ノ重任ノ義承諾致候
  大正十五年 月 日
                      渋沢栄一
   社団法人日本倶楽部
    会長 公爵徳川家達閣下


会員名簿 第八三―八四頁 大正一五年五月刊(DK490172k-0007)
第49巻 p.497-498 ページ画像

会員名簿 第八三―八四頁 大正一五年五月刊
    社団法人日本倶楽部会員録(大正十五年五月現在)
○上略

    役員
          評議員 理事会長  公爵 徳川家達
          評議員 理事副会長 子爵 渋沢栄一
          評議員 理事副会長 子爵 斎藤実
          評議員 理事    男爵 阪谷芳郎
          評議員 理事       矢野恒太
          評議員 理事       福島行信
          評議員 理事       桐島像一
          評議員 監事       服部金太郎
          評議員 監事       大橋新太郎
          評議員 監事       内藤久寛
          評議員          今村繁三
          同            池田成彬
          同       法学博士 岩田宙造
          同            橋本圭三郎
          同            原邦造
          同       法学博士 原嘉道
          同         男爵 東郷安
          同         伯爵 小笠原長幹
          同            相馬半治
          同       医学博士 中浜東一郎
 - 第49巻 p.498 -ページ画像 
          評議員          永田秀次郎
          同         男爵 中島久万吉
          同            倉知鉄吉
          同         伯爵 柳沢保恵
          同            町田忠治
          同       法学博士 江木翼
          同         伯爵 溝口直亮
          同            南弘
          同            土方久徴
          同         男爵 森村開作

○下略


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0008)
第49巻 p.498-500 ページ画像

日本倶楽部書類(一)           (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    社団法人日本倶楽部事務及会計報告
大正十五年四月一日ヨリ昭和二年三月三十一日ニ至ル大正十五年度ノ計算ヲ終了シタルヲ以テ、貸借対照表・収支計算書ヲ添ヘ事務及会計ヲ報告スルコト左ノ如シ
      事務報告
  第壱、会議及役員ノ異動
一、定款第参拾参条ニ基キ大正拾五年五月弐拾五日通常総会ヲ開キ、前期間ニ係ハル事務及会計報告ヲ承認シ、次ヒデ役員ノ補欠選挙ヲナシタリ、其結果評議員中補欠壱名ハ、会長ノ指名ニ依リ原嘉道君新任セラレタリ
一、大正拾五年五月二十九日評議員会ヲ開キ、会長以下常任役員ノ互選並ニ特別委員ニ嘱託ノ件ヲ議定シタリ
○中略
      会計報告
一、本期間ノ総収入ハ金六万五千四拾七円七拾参銭也ニシテ、総支出ハ金参万八千六百六拾六円七拾弐銭也、差引金弐万六千参百八拾壱円壱銭也ノ剰余金ヲ見タリ
   一、貸借対照表
        借方
一金参拾六万四千九百五拾壱円九拾八銭也 建物代価
一金四万弐百九拾参円拾六銭也      器具代価
一金壱千五円拾七銭也          書籍代価
一金参万六千弐百六拾七円九拾参銭也   銀行預金
一金七百八拾壱円参拾五銭也       酒並ニ莨在高
一金参千百七拾九円弐拾六銭也      会員勘定未収高
一金九万八千六百四円参銭也       会館増築費
一金壱千五百六拾四円参拾九銭也     現金在高
  合計金五拾四万六千六百四拾七円弐拾七銭也
        貸方
一金弐拾五万五千円也          倶楽部(旧)債券
 - 第49巻 p.499 -ページ画像 
一金五万九千壱百円也          同 (新)債券
一金弐万八千五百九拾四円拾弐銭也    債券償還其他一時預リ金
一金壱千九百八拾五円弐銭也       建物器具償却積立金
一金八百六拾参円参拾壱銭也       食器具償却積立金
一金拾七万四千七百弐拾参円八拾壱銭也  前期繰越金
一金弐万六千参百八拾壱円壱銭也     当期剰余金
  合計金五拾四万六千六百四拾七円弐拾七銭也
   一、収支計算書(自大正十五年四月一日至昭和二年三月三十一日)
     収入ノ部
一金四万弐千弐拾四円也         会費
一金壱万壱千七百円也          入会金
一金六百弐拾壱円九拾四銭也       酒場収入
一金壱千百弐拾弐円四拾七銭也      球戯収入
一金弐千弐百六拾九円五拾七銭也     預金利子
一金七千参百九円七拾五銭也       雑収入
  合計金六万五千四拾七円七拾参銭也
     支出ノ部
一金四千弐百八拾四円也         借地料
一金壱千参百五拾円也          保険料
一金四百八拾弐円四拾五銭也       電話料
一金壱百五拾七円拾銭也         給水使用料
一金壱千参百六拾七円拾五銭也      電気料
一金壱百八拾七円八拾七銭也       瓦斯料
一金弐千弐百四拾参円参拾四銭也     租税公課
一金壱百七拾九円参拾参銭也       通信費
一金四百五拾六円七拾七銭也       諸帳簿筆紙墨費
一金四百拾六円也            印刷費
一金壱万六千六百拾弐円弐銭也      諸給与及謝金
一金七百六拾五円七拾銭也        新聞雑誌代
一金壱千百八拾弐円八拾七銭也      雑品費
一金壱千九百九拾壱円参拾銭也      薪炭油費
一金壱千七百九拾四円九拾参銭也     修繕費
一金参百五拾六円拾七銭也        消耗費
一金壱千九円七拾六銭也         洗濯費
一金壱百四拾四円五拾銭也        食堂雑費
一金参百弐拾八円五銭也         盆栽借料及花卉代
一金壱百拾弐円也            掃除費
一金五百八拾壱円四拾五銭也       集会費
一金八百弐拾八円六拾銭也        給仕小使被服費
一金壱百壱円拾銭也           使用人居残賄費
一金参百弐拾四円八拾八銭也       雑費
一金壱千四百九円参拾八銭也       道路下水舗装費
  合計金参万八千六百六拾六円七拾弐銭也
 差引金弐万六千参百八拾壱円壱銭也   当期剰余金
 - 第49巻 p.500 -ページ画像 
   一、剰余金処分
一金拾七万四千七百弐拾参円八拾壱銭也  前期繰越金
一金弐万六千参百八拾壱円壱銭也     当期剰余金
  合計金弐拾万壱千百四円八拾弐銭也
     内
一金壱万五千円也    倶楽部債券(旧債券)償還金
一金壱千円也      使用人互助会補給金
  差引金拾八万五千壱百四円八拾弐銭也 後期繰越金
右之通リニ候也
  昭和弐年参月参拾壱日
            社団法人日本倶楽部
              理事 会長 公爵 徳川家達
              同 副会長 子爵 渋沢栄一
              同 同   子爵 斎藤実
              理事    男爵 阪谷芳郎
              同        矢野恒太
              同        福島行信
              同        桐島像一
              監事       服部金太郎
              同        大橋新太郎
              同        内藤久寛


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0009)
第49巻 p.500 ページ画像

日本倶楽部書類(一)          (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
拝啓 益御清適奉賀候、陳者六月一日開催の倶楽部評議員会に於て常任役員互選ノ結果、副会長《(役名手書)》ニ御重任ヲ乞フコトニ決議相成候間何卒御承諾被下度、此段御通知旁得貴意候 敬具
  昭和二年六月五日
             社団法人日本倶楽部会長
                   公爵 徳川家達
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0010)
第49巻 p.500-502 ページ画像

日本倶楽部書類(一)          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    社団法人日本倶楽部事務及会計報告
昭和二年四月一日ヨリ昭和三年三月三十一日ニ至ル昭和二年度ノ計算ヲ終了シタルヲ以テ、貸借対照表・収支計算書ヲ添ヘ事務及会計ヲ報告スルコト左ノ如シ
      ○事務報告
  第壱、会議及役員ノ異動
一、定款第参拾参条ニ基キ昭和二年五月二十五日通常総会ヲ開キ、前期間ニ係ハル事務及会計報告ヲ承認シ、次ヒデ役員ノ改選ヲナシタリ、其結果役員ハ従前通リ重任ノコトニ決定シタリ
○中略
 - 第49巻 p.501 -ページ画像 
      ○会計報告
一、本期間ノ総収入ハ金六万九千弐百九拾六円拾銭也ニシテ、総支出ハ金参万九千八拾七円四拾銭也、差引金参万弐百八円七拾銭也ノ剰余金ヲ見タリ
   一、貸借対照表
        借方
一金参拾六万四千九百五拾壱円九拾八銭也 建物代価
一金四万弐千四百拾六円拾六銭也     器具代価
一金壱千九円六拾七銭也         書籍代価
一金壱万参千五百参拾八円六拾弐銭也   銀行預金
一金七百九拾九円五拾参銭也       酒並ニ莨在高
一金七千壱百弐拾弐円参拾六銭也     会員勘定未収高
一金拾七万四千弐百弐拾円四拾六銭也   会館増築建物代価
一金五千五百五拾弐円弐拾六銭也     同上器具代価
一金参千参百参拾参円参拾七銭也     現金在高
  合計金六拾壱万弐千九百四拾四円四拾壱銭也
        貸方
一金弐拾四万円也            倶楽部(旧)債券
一金九万四千七百円也          同 (新)債券
一金四万四千九百九拾九円四拾六銭也   諸会勘定其他一時預リ金
一金壱千九百八拾五円弐銭也       建物器具償却積立金
一金九百四拾六円四拾壱銭也       食器具償却積立金
一金弐拾万壱百四円八拾弐銭也      前期繰越資産高
一金参万弐百八円七拾銭也        当期剰余金
  合計金六拾壱万弐千九百四拾四円四拾壱銭也
   一、収支計算書(自昭和二年四月一日至同三年三月三十一日)
     収入ノ部
一金四万壱千七百七拾九円也       会費
一金壱万五千円也            入会金
一金壱千八拾円四拾六銭也        酒場収入
一金壱千五百参拾七円四拾七銭也     球戯収入
一金壱千壱百九円拾壱銭也        預金利子
一金八千七百九拾円六銭也        雑収入
  合計金六万九千弐百九拾六円拾銭也
     支出ノ部
一金四千弐百八拾四円也         借地料
一金壱千参百五拾円也          保険料
一金四百六拾参円参拾銭也        電話料
一金四百四拾参円六拾銭也        給水使用料
一金弐千弐百弐拾八円九拾八銭也     電気料
一金壱百五拾弐円七拾五銭也       瓦斯料
一金弐千壱百四拾壱円九拾銭也      租税公課
一金弐百弐拾四円七拾九銭也       通信費
一金壱百四拾六円拾三銭也        諸帳簿筆紙墨費
 - 第49巻 p.502 -ページ画像 
一金四百七拾七円八拾壱銭也       印刷費
一金壱万七千八百参拾参円七拾七銭也   給料及手当
一金八百拾九円参拾五銭也        新聞雑誌代
一金壱千五百拾壱円八拾壱銭也      雑品費
一金壱千七百五拾壱円也         薪炭油費
一金八百九拾壱円拾九銭也        修繕費
一金五百九円弐拾七銭也         消耗費
一金壱千壱百拾六円四拾四銭也      洗濯費
一金壱百参拾円四拾銭也         食堂雑費
一金参百六拾九円参拾銭也        盆栽借料及花卉代
一金弐百七拾五円五拾銭也        掃除費
一金五百五拾九円弐拾参銭也       集金費
一金七百九拾壱円八拾九銭也       給仕小使被服費
一金六拾九円拾銭也           使用人居残賄費
一金四百弐拾五円弐拾四銭也       雑費
一金四拾六円拾銭也           道路下水鋪装費
一金七拾四円五拾五銭也         講話会費
  合計金参万九千八拾七円四拾銭也
 差引金参万弐百八円七拾銭也      当期剰余金
   一、剰余金処分
一金弐拾壱万壱百四円八拾弐銭也     前期繰越資産高
一金参万弐百八円七拾銭也        当期剰余金
  合計金弐拾参万参百拾参円五拾弐銭也
     内
一金壱千円也      使用人互助会補給金
  差引金弐拾弐万九千参百拾参円五拾弐銭也 後期繰越資産高
右ノ通リニ候也
  昭和参年参月参拾壱日
            社団法人日本倶楽部
              理事 会長 公爵 徳川家達
              同 副会長 子爵 渋沢栄一
              同 同   子爵 斎藤実
              理事    男爵 阪谷芳郎
              同        矢野恒太
              同        福島行信
              同        桐島像一
              監事       服部金太郎
              同        大橋新太郎
              同        内藤久寛


日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0011)
第49巻 p.502-503 ページ画像

日本倶楽部書類(一)          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
拝啓 益々御清適奉賀候、陳者去ル五月二十六日開催致候当倶楽部通常総会ハ、議案昭和二年度事務及会計報告並ニ昭和三年度予算ヲ原案
 - 第49巻 p.503 -ページ画像 
通リ承認可決致候、尚当日御報告致置候通リ子爵斎藤実君ハ病気ノ為メ役員ヲ辞任セラレ候処、此度理事会ニ於テ互選ノ結果男爵阪谷芳郎君副会長ニ当選相成、六月五日ノ評議員会ニ於テ子爵斎藤実君ヲ名誉会員ニ推薦致候、又本期間ニ於ケル特別委員ハ左之通リ夫々嘱托相成候間御承知被下度、此段御通知申上候 敬具
  昭和三年六月 日
                社団法人 日本倶楽部
  一、役員
      評議員 理事 会長  公爵 徳川家達
      同   同  副会長 子爵 渋沢栄一
      同   同  同   男爵 阪谷芳郎
      同   理事        矢野恒太
      同   同         福島行信
      同   同         桐島像一
      同   監事        服部金太郎
      同   同         大橋新太郎
      同   同         内藤久寛
      評議員           今村繁三
      同             池田成彬
      同        法学博士 岩田宙造
      同             橋本圭三郎
      同             原邦造
      同        法学博士 原嘉道
      同          男爵 東郷安
      同          伯爵 小笠原長幹
      同             相馬半治
      同        医学博士 中浜東一郎
      同             永田秀次郎
      同          男爵 中島久万吉
      同             倉知鉄吉
      同          伯爵 柳沢保恵
      同             町田忠治
      同        法学博士 江木翼
      同          伯爵 溝口直亮
      同             南弘
      同             土方久徴
      同          男爵 森村開作
   ○特別委員氏名略ス。


日本倶楽部書類(二)(DK490172k-0012)
第49巻 p.503-505 ページ画像

日本倶楽部書類(二)          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    社団法人日本倶楽部事務及会計報告
昭和四年四月一日ヨリ昭和五年三月三十一日ニ至ル昭和四年度ノ計算ヲ終了シタルヲ以テ、貸借対照表・収支計算書ヲ添ヘ事務及会計ヲ報
 - 第49巻 p.504 -ページ画像 
告スルコト左ノ如シ
      ○事務報告
  第一、会議及役員ノ異動
一、定款第三十三条ニ基キ昭和四年五月二十四日通常総会ヲ開キ、前期間ニ係ハル事務及会計報告ヲ承認シ、次ヒデ評議役員ノ改選ヲナシタリ、其結果補欠一名ハ議長ノ指命ニ依リ公爵近衛文麿君新任、其他ハ従前通リ全部重任スルコトニ決議シタリ
一、昭和四年六月四日評議員会ヲ開キ、会長以下常任役員ノ互選並ニ本年度特別委員嘱託ノ件ヲ決議ス
○中略
      ○会計報告
一、本期間ノ総収入ハ金六万五千四百六拾六円参拾弐銭也ニ対シ、総支出ハ金四万参千参百五拾七円五拾弐銭也ニシテ、差引金弐万弐千壱百八円八拾銭也ノ剰余金ヲ見タリ
   一、貸借対照表
        借方
○中略
  合計金六拾弐万参千六百四拾八円九銭也
        貸方
○中略
  合計金六拾弐万参千六百四拾八円九銭也
   一、収支計算書(自昭和四年四月一日至同五年三月三十一日)
      収入ノ部
○中略
  合計金六万五千四百六拾六円参拾弐銭也
      支出ノ部
○中略
  合計金四万参千参百五拾七円五拾弐銭也
 差引金弐万弐千壱百八円八拾銭也   当期剰余金
   一、剰余金処分
 一金弐拾四万八千八拾壱円七拾九銭也  前期繰越資産高
 一金弐万弐千壱百八円八拾銭也     当期剰余金
  合計金弐拾七万壱百九拾円五拾九銭也 後期繰越資産高
     内
 一金弐万弐千円也   倶楽部債券償還金
          以上
右ノ通リニ候也
  昭和五年三月三十一日
           社団法人日本倶楽部
             理事 会長  公爵 徳川家達
             同  副会長 子爵 渋沢栄一
             同  同   男爵 阪谷芳郎
             理事        矢野恒太
             同         福島行信
 - 第49巻 p.505 -ページ画像 
             同         桐島像一
             監事        服部金太郎
             同         大橋新太郎
             同         内藤久寛


日本倶楽部書類(二)(DK490172k-0013)
第49巻 p.505-506 ページ画像

日本倶楽部書類(二)          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    社団法人日本倶楽部事務及会計報告
昭和五年四月一日ヨリ昭和六年三月三十一日ニ至ル昭和五年度ノ計算ヲ終了シタルヲ以テ、貸借対照表・収支計算書ヲ添ヘ事務及会計ヲ報告スルコト左ノ如シ
      ○事務報告
  第一、会議及委員ノ異動
一、定款第三十三条ニ基キ昭和五年五月十日通常総会ヲ開キ、前期間ニ係ハル事務及会計報告ヲ承認決議シタリ
○中略
      ○会計報告
一、本期間ノ総収入ハ金五万七千七百四拾八円四拾参銭六厘也ニ対シ総支出ハ金四万弐千八百四拾五円四拾銭也ニシテ、差引金壱万四千九百〇参円〇参銭六厘也ノ剰余金ヲ見タリ
   一、貸借対照表
        借方
一金五拾四万〇百五拾五円四拾四銭也   建物代価
一金五万弐千百九拾九円八拾六銭也    器具代価
一金壱千五百八拾四円六拾七銭也     書籍代価
一金壱万壱千百五拾九円拾六銭也     銀行預金
一金四百五拾弐円参拾参銭壱厘也     酒並ニ莨在高
一金参千六百七拾四円六拾九銭也     会員勘定未収高
一金弐千弐百八拾九円五拾九銭也     仮払金
一金弐千九百参拾四円五拾壱銭也     現金在高
  合計金六拾壱万四千四百五拾円弐拾五銭壱厘也
        貸方
一金参拾壱万壱千五百円也        倶楽部債券
一金壱万五千弐百九拾参円八拾五銭五厘也 諸勘定其他一時預リ金
一金壱千〇八拾五円弐銭也        建物器具償却積立金
一金壱千四百七拾七円七拾五銭也     食器具償却積立金
一金弐拾七万〇百九拾円五拾九銭也    前期繰越資産高
一金壱万四千九百参円参銭六厘也     当期剰余金
  合計金六拾壱万四千四百五拾円弐拾五銭壱厘也
一、収支計算表(自昭和五年四月一日至昭和六年三月三十一日)
     収入ノ部
○中略
  合計金五万七千七百四拾八円四拾参銭六厘也
     支出ノ部
 - 第49巻 p.506 -ページ画像 
○中略
  合計金四万弐千八百四拾五円四拾銭也
 差引金壱万四千九百参円〇参銭六厘也 当期剰余金
   一、剰余金処分
 一金弐拾七万壱百九拾円五拾九銭也   前期繰越資産高
 一金壱万四千九百参円参銭六厘也    当期剰余金
  合計金弐拾八万五千九拾参円
            六拾弐銭六厘也 後期繰越資産高
    内
 一金壱万弐千円也   倶楽部債券償還高
          以上
右ノ通リニ候也
  昭和六年三月三十一日
            社団法人日本倶楽部
              理事 会長  公爵 徳川家達
              同  副会長 子爵 渋沢栄一
              同  同   男爵 阪谷芳郎
              理事        矢野恒太
              同         福島行信
              同         桐島像一
              監事        服部金太郎
              同         大橋新太郎
              同         内藤久寛



〔参考〕日本倶楽部書類(一)(DK490172k-0014)
第49巻 p.506-507 ページ画像

日本倶楽部書類(一)          (渋沢子爵家所蔵)
    日本倶楽部沿革概要
○上略
明治四十三年七月二十二日委員会は会館各処改修調査委員として矢野恒太・福島行信・郷隆三郎・北沢虎造の諸君に嘱託せり、調査の結果約壱万円の予算を以て同年八月改修に着手、翌年九月を以て之を成就し多少の面目を改めたり
大正四年七月二十一日委員会は現時倶楽部の状況に鑑み新館建設の急要を認めたるを以て、直に調査委員を設けて之を調査することゝし、委員に伯爵柳沢保恵・矢野恒太・福島行信・清水釘吉・佐野善作の諸君を挙けて之を嘱託したり
大正六年八月十九日副会長理学博士男爵菊池大麓君薨去せらる
大正七年五月十四日委員会は故菊池男爵の補欠として、男爵斎藤実君を副会長に推挙したり
大正八年六月二十六日の臨時総会に於て、会館新築債券発行、建築委員嘱託、旧会館売却処分等の諸件を議定し、建築委員を岡部子爵・早川千吉郎・矢野恒太・福島行信の諸君に依嘱せり、右委員は旧館処分債券募集等其他重要事項に付其都度会議を開きて審議を凝らし業務の進捗を計れり
同年九月一日三菱地所有楽町一丁目一番地所在、地坪二百六十四坪九
 - 第49巻 p.507 -ページ画像 
合九勺に対する新館敷地の賃貸借契約を成す
同年十一月十三日地鎮祭を行ひ即日工を起す
大正十年四月三十日の会員総会に於て入会金・会費の増額並に社団法人認可申請に関する件を決議す
同年六月三十日新会館落成し同年七月一日移転す
同年十一月十日社団法人認可申請を為し、同年十二月二十四日許可せらる
大正十二年九月一日午前十一時五十八分大地震あり、室内備附の諸道具及食堂に在りたる食皿類の墜落破壊する音物凄く、多少の被害ありしも会館は構造堅固当時聊かの損傷を見受けざりしが、間もなく有楽町数寄屋橋寄りの一角より発したる火焔は猛然たる勢を以て忽ちに警視庁附近一帯を焼尽し、遂に帝国劇場に延焼したり、本会館と帝劇附属建物とは其巨離僅に数尺を出です、見る間に帝劇は一面の火に包まれ猛火は遂に本会館の各階窓枠に燃へ付きたり、先是危険の将に到らんとするや、先づ重要書類を安全地に搬出し、各室内の緞帳窓掛日除類及椅子卓子等の如き窓際に在る燃焼物は予め悉く之を取去り、一方手桶バケツ類に満水せしめて専ら防火の準備を為せり、斯くする中に火は益々拡大し、北風頻りに火焔を煽りて会館の危機刻々に迫れり、此時に当り倶楽部使用人拾数名は危険を犯して階上に馳せ上り、手々に水槽を以て必死となりて猛火と戦ひ、或は消防夫を激励して之を援助し、前後拾時間の久きに亘り食を採るの暇もなく、疲労極度に達せしも、能く協同一致して防火に従事したる結果、午后十一時に至りて漸く鎮火するに至れり、斯くて其後三回に亘りて一小部分より残火再燃せしも大事に至らずして消止めたり、斯かる有様なるを以て一刻も警戒を忽かせにする事能はず、遂に書記長外数名は爰に徹宵せり
天裕と人力とを以て危く灰燼を免れたる会館は一部焼損したる客室を除く外は、翌二日より使用に差支なからしめ、折柄物資の窮乏に困しながらも兎に角十日より食堂を開始して、簡単なる食事を提供し、専ら会員の便宜を計れり
大正十二年九月十二日内務省より同省土木局臨時事務所に使用の目的を以て、会館室一部借入の件申込来たる、理事会は此際不得止事柄として三階全部を貸すことに決議し、土木局は同十七日より其業務を開始せり
○下略



〔参考〕社団法人日本倶楽部定款 附内則。案内 第一―一四頁 (大正一〇年)刊(DK490172k-0015)
第49巻 p.507-508 ページ画像

社団法人日本倶楽部定款 附内則。案内 第一―一四頁 (大正一〇年)刊
    社団法人日本倶楽部定款(大正拾年四月三十日会員総会ニ於テ議定)
      第壱章 総則
第壱条 本倶楽部ハ会員相互ノ親睦ヲ敦フシ智識ヲ交換シ、併セテ公益ニ関スル事業ヲ補助スルヲ以テ目的トス
第弐条 本倶楽部ハ社団法人日本倶楽部ト称ス
第参条 本倶楽部ハ東京市麹町区有楽町壱丁目壱番地ニ置ク
第四条 本倶楽部ノ目的ヲ達スル為メ施行スル要項左ノ如シ
 一、会館ヲ建設シテ会員ノ集会及懇親ノ便ニ供スルコト
 - 第49巻 p.508 -ページ画像 
 二、内外ノ名士ヲ招待シテ学芸会・講話会ヲ催スコト
 三、図書室ヲ設ケテ、内外ノ図書・雑誌類ヲ蒐集シ、縦覧ニ供スルコト
 四、娯楽ノ器具ヲ備ヘテ使用ニ供スルコト
 五、以上四項ノ外第壱条ニ規定シタル目的ヲ達スルニ必要ナル諸般ノ事業ヲナスコト
○中略
      附則
第参拾五条 本年度ニ限リ役員ノ就任期及会計年度ハ 月 日ニ始マル
第参拾六条 本倶楽部創立初期ノ役員ハ左ノ如シ

図表を画像で表示役員

         役員          評議員 理事会長  子爵 岡部長職          評議員 理事副会長 子爵 渋沢栄一          評議員 理事副会長 男爵 斎藤実          評議員 理事    男爵 阪谷芳郎          評議員 理事       早川千吉郎          評議員 理事       矢野恒太          評議員 理事       福島行信          評議員 監事       服部金太郎          評議員 監事       大橋新太郎          評議員 監事       内藤久寛          評議員       公爵 一条実輝    評議員      今村繁三          同            池田謙三    同        原邦造          同            池田成彬    同        橋本圭三郎          同         男爵 大倉喜八郎   同     男爵 中島久万吉          同       法学博士 岡野敬次郎   同        倉知鉄吉          同         伯爵 小笠原長幹   同     伯爵 柳沢保恵          同            竹内直哉    同        小池国三          同            相馬半治    同   法学博士 江木翼          同       医学博士 中浜東一郎   同        桐島像一          同            永田秀次郎   同        土方久徴 




〔参考〕社団法人日本倶楽部定款 附内則。案内 内則・第一―六頁 (大正一〇年)刊(DK490172k-0016)
第49巻 p.508-509 ページ画像

社団法人日本倶楽部定款 附内則。案内 内則・第一―六頁 (大正一〇年)刊
    社団法人日本倶楽部内則
第一条 本倶楽部ノ通常会員トシテ入会申込ノ場合ハ、紹介者ハ被紹介者ノ氏名・住所及職業ヲ記入シタル紹介状ヲ理事ニ差出スベシ
第二条 会員自己ノ任意ヲ以テ退会シタルトキハ、六ケ月ヲ経過スルニアラザレバ再ビ入会スルコトヲ得ズ
 但再ビ入会セントスルトキハ新タニ入会申込ノ場合ト同様ノ手続ヲナシ、且入会金ヲ納ムルモノトス
 入会金ハ入会可決後十四日以内ニ納付スルモノトス
第三条 会員三ケ月以上海外ニ旅行シ、出発・帰着共ニ書面ヲ以テ之ヲ届ケ出ヅル時ハ、不在中ノ会費ヲ免除ス
 - 第49巻 p.509 -ページ画像 
第四条 会員ハ会館ヲ政治上・宗教上若クハ営業上ノ集会ニ之ヲ使用スルコトヲ得ズ
第五条 会員ガ其知人ヲ誘引シタルトキハ、必ズ其氏名ヲ備付ノ来客名簿ニ記入スベシ
第六条 会員ハ婦人ヲ同伴スルコトヲ得ズ
第七条 会員ト来訪者トノ面談ハ特ニ設ケタル応接室ニ於テ為スコトヲ要ス
第八条 会員ハ一人ニ付キ五名以上ノ知人ヲ誘引スルコトヲ得ズ
第九条 来館者ハ見苦シカラザル服装ヲナスコトヲ要ス
第拾条 会員ノ誘引ニ依リ来館シタル者ノ行為ニ付テハ誘引者其責ニ任ズ
第拾一条 本倶楽部会館ハ毎朝九時ニ之ヲ開キ夜十一時半之ヲ閉ヅ
 但臨時必要ニ際シ理事会ハ之ヲ伸縮スルコトヲ得
第拾二条 前条ノ時間外ニ会館ヲ使用スル者ハ、各自一時間毎ニ金五円ノ使用料ヲ納ムルモノトス
 時間ノ端数弐拾分ヲ超フルトキハ一時間ト見做ス
第拾三条 館内ニ在リテハ他ノ在館者ノ迷惑トナルベキ一切ノ行為ヲ厳禁ス
第拾四条 食事時間ヲ左ノ通リ定ム
 昼餐 正午ヨリ午後二時迄
 晩餐 午后六時ヨリ同八時迄
第拾六条 会員ガ故意又ハ過失ニ因リテ器具其他ノ物件ヲ毀損シタルトキハ、評価ニ依リ之ヲ弁償スルモノトス
第拾七条 会員其氏名ヲ改メ又ハ転居シタルトキハ直ニ届ケ出ルコトヲ要ス
第拾八条 本倶楽部ノ新聞紙・書籍類及物品等ハ凡テ他ヘ持出スコトヲ許サズ
第拾九条 本倶楽部ニ左ノ特別委員ヲ置ク
 特別委員ハ評議員会ニ於テ会員中ヨリ之ヲ選挙ス
  一風紀委員   弐名   一会館保全委員 四名
  一図書委員   弐名   一講話会委員  弐名
  一俳話会委員  弐名   一禅話会委員  弐名
  一食堂委員   弐名   一酒場委員   弐名
  一球戯委員   参名   一囲碁委員   弐名
  一将棋委員   弐名   一謡曲会委員  四名
  一娯楽委員   弐名
第弐拾条 来館者ハ使用人ニ心付トシテ金銭又ハ物品ヲ与フルコトヲ得ズ
 但中元又ハ歳暮ニ際シ有志者醵金シテ使用人ニ慰労金ヲ与ヘ、又ハ集会其他特別ニ使用人ヲ煩ハシタル場合ニ心付ヲ為スハ此ノ限ニアラズ
 前項但書ノ場合ニ於テハ理事ヲ経由スルコトヲ要ス