デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
1款 株式会社第一銀行
■綱文

第50巻 p.67-68(DK500012k) ページ画像

明治45年6月20日(1912年)

是日栄一、東京銀行集会所ニ於テ開カレタル、当行臨時株主総会ニ出席シテ議事ヲ司宰シ、当行ト株式会社二十銀行トノ合併ヲ議決ス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四五年(DK500012k-0001)
第50巻 p.67 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四五年         (渋沢子爵家所蔵)
三月七日 曇 寒
○上略 十二時第一銀行ニ抵リテ午飧ス○中略又重役会ヲ開キ、要件ヲ議決ス○下略
  ○中略。
三月九日 晴 寒
○上略 正午第一銀行ニ抵リテ午飧シ、後佐々木氏ト行務ヲ談シ○中略再ヒ事務所ニ抵リ、書類ヲ検閲ス○中略佐々木氏来ル、二十銀行トノ約書案ヲ協議ス、午後六時半帰宿○下略
  ○中略。
五月二十六日 晴 暖
午前七時半起床、半身浴ヲナシ朝飧ヲ食ス、後○中略二十銀行ノ事ニ関シテ、佐々木慎思郎・山口荘吉・船山曄知三氏来話ス○下略


竜門雑誌 第二八九号・第九一―九二頁明治四五年六月 ○第一、二十両銀行合併仮契約(DK500012k-0002)
第50巻 p.67 ページ画像

竜門雑誌  第二八九号・第九一―九二頁明治四五年六月
○第一、二十両銀行合併仮契約 旧臘来交渉中なりし第一銀行と二十銀行との合併の件は議愈々熟して、六月一日第一銀行代表者青淵先生と二十銀行代表者佐々木慎思郎君との間に合併仮契約の調印を終り、両行とも六月二十日株主臨時総会を開きて決定する由なるが、其合併仮契約は左の如し。○後掲ニツキ略ス(六月十五日記)


渋沢栄一 日記 明治四五年(DK500012k-0003)
第50巻 p.67 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四五年         (渋沢子爵家所蔵)
六月二十日 雨 暑
○上略 第一銀行臨時会ヲ開キ、要件ヲ議決ス、午後三時事務所ニ抵リ、更ニ第一銀行ニ於テ重役会ヲ開キ、要務ヲ議決ス○下略


明治四拾五年六月二十日臨時株主総会決議録(DK500012k-0004)
第50巻 p.67-68 ページ画像

明治四拾五年六月二十日臨時株主総会決議録   (株式会社第一銀行所蔵)
    臨時株主総会決議録
明治四拾五年六月二十日午後一時三十分、当銀行臨時株主総会ヲ東京市日本橋区阪本町東京銀行集会所ニ開ク、株主総数弐千四拾参名、此株数弐拾万株ノ内出席株主四拾九名、此株数壱万九千百六拾九株、委任状ヲ以テ代理ヲ委托シタルモノ千百弐拾七名、此株数拾弐万弐千九拾七株、合計株主千百七拾六名、此株数拾四万千弐百六拾六株ナリ
 - 第50巻 p.68 -ページ画像 
頭取渋沢栄一議長席ニ就キ、当銀行ト株式会社二十銀行トノ合併ニ関シ、明治四十五年六月一日両銀行取締役間ニ締結シタル仮契約書ノ承認、並ニ右仮契約書ノ大体ノ精神ニ反セザル範囲内ニ於テ、多少ノ変更ヲ為スコトヲ取締役会ニ一任スルノ決議ヲ求メタルニ、一同異議ナク之ヲ承認ス、仍テ更ニ合併実行ヲ条件トシテ、定款第三条・第四条及第六条ヲ、左記之通リ改正スルノ件ニ就テ計リタルニ、満場一致原案ヲ可決ス
 第三条 当銀行ハ資本金ハ壱千七拾五万円トス
 第四条 当銀行ハ本店ヲ東京市ニ置キ左ノ地ニ支店ヲ設置ス
     東京市 参箇所
     大阪市 参箇所
     京都市
     横浜市
     神戸市 弐箇所
     名古屋市
     四日市市
     下関市
     伏見町
     小樽区
     函館区
     釧路町
     根室町
     朝鮮京城
     朝鮮釜山
 第六条 当銀行ノ株式ハ弐拾壱万五千株ニ分チ、壱株ノ金額ヲ五拾円トス
右総会ノ決議ヲ録シ、左ニ署名調印スルモノ也
  明治四拾五年六月弐拾日
          株式会社第一銀行
            取締役頭取 男爵渋沢栄一
            取締役   男爵三井八郎次郎(印)
            取締役     佐々木勇之助
            取締役     熊谷辰太郎(印)
            取締役     日下義雄
            監査役     土岐僙
            監査役     尾高次郎(印)


竜門雑誌 第二九〇号・第七九頁明治四五年七月 ○第一、二十両銀行の合併(DK500012k-0005)
第50巻 p.68 ページ画像

竜門雑誌  第二九〇号・第七九頁明治四五年七月
○第一、二十両銀行の合併 前号所載の如く第一銀行にては六月二十日午後一時より、銀行集会所に於て臨時株主総会を開き、青淵先生会長席に著きて、二十銀行合併の件を附議したるに、全部原案通り可決し、又二十銀行にても、同日同時、臨時株主総会を開きて同件を可決したる由。