デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
1款 株式会社第一銀行
■綱文

第50巻 p.87-93(DK500018k) ページ画像

大正4年1月26日(1915年)

是日栄一、東京銀行集会所ニ於テ開カレタル、当行第三十七期定時株主総会ニ出席シ、議事ヲ司宰ス。尚、四月上旬関西地方ニ旅行シ、京都・大阪・神戸・名古屋ノ各支店ヲ訪フ。


■資料

渋沢栄一 日記 大正四年(DK500018k-0001)
第50巻 p.87 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正四年          (渋沢子爵家所蔵)
一月廿六日 曇
○上略 午飧後ヨリ銀行集会所ニ抵リ、第一銀行株主総会ヲ開キ、要件ヲ議決ス○下略


株式会社第一銀行第三十七期自大正三年七月一日至大正三年十二月卅一日営業報告書 第二―四頁刊(DK500018k-0002)
第50巻 p.87-88 ページ画像

株式会社第一銀行第三十七期自大正三年七月一日至大正三年十二月卅一日営業報告書
                        第二―四頁刊
    営業景況
例ニヨリ当半期金融ノ概況ト、当銀行営業ノ大体ヲ叙述センニ、当季ノ初メニ於テハ、経済界ハ至ツテ平穏ニシテ、前期末ニ放出セシ半期決済資金モ迅速ニ回収セラレ、日本銀行カ公定利子歩合ノ引上ヲ行ヒタルニ係ラス、市場ノ金利ニ何等ノ影響ヲ受クルコトナク、其際発行ノ東京市短期公債五百万円ノ如キ、即日売切ノ盛況ヲ見タリシモ、八月々初ニ至リ墺・塞両国間ノ葛藤ハ、延テ独・墺対露・仏・英諸国間ノ開戦トナリ、欧洲ノ経済界ハ為メニ未曾有ノ混乱ヲ来シ、欧米ノ取引所ハ一時閉鎖セラレ、英・仏両国共ニモラトリアム(仕払延期)ヲ施行セラレ、貿易ハ杜絶シ金利ハ暴騰シ、英蘭銀行ノ公定利子歩合一割ニ引上クルニ至レリ、玆ヲ以テ我経済界モ亦直接間接ニ之カ圧迫ヲ
 - 第50巻 p.88 -ページ画像 
免ルヽコト能ハスシテ、一部商工業ノ活況ヲ呈シタル外一般ニ不況ニ陥リ、殊ニ外国為替ノ硬塞ハ運輸ノ危険、保険料ノ暴騰ト相待テ、大ニ外国貿易ヲ妨害シ、輸出入業者ノ打撃ヲ蒙ルコト甚シク、就中生糸ノ暴落ハ其波及スル処大ナルヲ以テ、一層商況ヲ沈衰セシメタリ、加之我政府ハ独逸ニ対シ最後ノ通牒ヲ発シ、八月二十三日宣戦ヲ布告セラレ、経済界ハ更ニ惨状ヲ極ムルニ至レリ、然レトモ戦局ノ進捗スルニ従ヒ、欧米各国ハ鋭意戦乱ノ経済上ニ及ス悪影響ヲ緩和スルコトニ勉メ、我政府モ日本銀行及正金銀行ヲシテ輸出入為替ノ取組ニ便宜ヲ与ヘ、或ハ勧業銀行・興業銀行ニ対シ、大蔵省預金部ノ資金ヲ融通シテ、小工業ノ救済ニ当テシメ、又海上戦時保険補償法ヲ実施シテ貿易ノ便宜ヲ謀リ、紡績業者ハ操業ノ短縮ヲ励行シテ生産ヲ制限シ、蚕糸業者ハ生糸ノ売止ヲ決議シテ糸価ノ維持ヲ講スル等、種々劃策スル処アリシモ、景気ハ容易ニ挽回セス、加フルニ米価ノ暴落ハ地方ノ人心ヲ萎縮セシメ、公債株券ノ価格ハ漸次下落シテ小銀行ノ破綻スルモノ尠ナカラス、十一月七日ニ至リ青島ハ陥落シタルモ、欧洲ノ戦局ハ容易ニ終了スヘクモアラス、内ニ在リテハ政界ノ風雲次第ニ険悪トナリタルヲ以テ経済界ニ活気ヲ呈スルヲ得ス、都鄙各銀行モ亦一般ニ警戒ヲ怠ラサリシヲ以テ市場ハ引続キ不振ヲ極メタリ、只季末ニ入リテ資金ノ移動頻繁トナリ、兌換券ノ制限外発行額最高四千八百五十万円ヲ示スニ至リタルモ、例年ニ比スレハ金融ハ当季ヲ通シテ閑散ナリキ
斯ノ如キ異常ノ時ニ於テ、当銀行ハ能ク金融業者ノ本務ヲ完フスルニ勉メ、常ニ資金ノ運用ニ留意シタルカ為メ、別表○略ス示スカ如ク所有有価証券ノ価格ノ低落ニ対シテ、巨額ノ償却ヲ行ヒタルニ係ラス、尚百六万余円ノ純益ヲ挙クルコトヲ得タルハ、株主各位ト共ニ欣賀スヘキ所ナリトス


株式会社第一銀行第三十七期自大正三年七月一日至大正三年十二月卅一日営業報告書 第一頁刊(DK500018k-0003)
第50巻 p.88 ページ画像

株式会社第一銀行第三十七期自大正三年七月一日至大正三年十二月卅一日営業報告書
                          第一頁刊
    株主総会
一、七月二十三日定時株主総会ニ於テ、大正三年上半期営業報告書・貸借対照表・損益計算書及財産目録ヲ承認シ、同期利益分配ヲ決議セリ
一、右総会ニ於テ、取締役渋沢栄一・三井八郎次郎・佐々木勇之助・熊谷辰太郎・日下義雄任期満了ニ付改選ヲナシタルニ、総テ再選重任セリ


第三十七期定時株主総会決議録(DK500018k-0004)
第50巻 p.88-89 ページ画像

第三十七期定時株主総会決議録      (株式会社第一銀行所蔵)
    第三十七期定時株主総会決議録
大正四年一月廿六日午後一時三十分、当銀行定時株主総会ヲ東京市日本橋区坂本町東京銀行集会所ニ開ク、株主総数弐千七百六拾弐名、此株数四拾参万株ノ内出席株主百弐拾弐名、此株数四万五千五百弐拾六株、委任状ヲ以テ代理ヲ委托シタルモノ千参百拾弐名、此株数弐拾参万壱千七拾参株、合計株主千四百参拾四名、此株数弐拾七万六千五百九拾九株ナリ
 - 第50巻 p.89 -ページ画像 
頭取渋沢栄一議長席ニ就キ、大正三年下半季金融ノ概況ト当銀行営業ノ要項トヲ叙述シ、総支配人佐々木勇之助ヲシテ営業景況ヲ朗読セシメ、次テ第三十七期貸借対照表及損益計算書ノ承認ヲ求メタルニ、一同異議ナク之ヲ承認ス、仍而更ニ左記利益分配案ヲ朗読シテ其決議ヲ求メタルニ、満場一致原案ヲ可決ス
      利益金分配案
一金百六万弐千四百四拾六円九拾六銭    当半季純益金
一金七拾壱万八千九百七拾壱円七拾四銭   前半季繰越金
合計金百七拾八万千四百拾八円七拾銭
  内
 一金五万参千百弐拾円        役員賞与金
 一金弐万千弐百四拾円        行員恩給及退職給与基金
 一金参拾万円            積立金
 一金五拾参万七千五百円       旧株配当金壱株ニ付金弐円五拾銭即年壱割
 一金拾参万四千参百七拾五円     新株配当金壱株ニ付金六拾弐銭五厘即年壱割
 一金七拾参万五千百八拾参円七拾銭  後半季繰越金
右総会ノ決議ヲ録シ、左ニ署名調印スルモノ也
  大正四年壱月弐拾六日
          株式会社第一銀行
            取締役頭取 男爵渋沢栄一
            取締役   男爵三井八郎次郎(印)
            取締役     佐々木勇之助
            取締役     熊谷辰太郎(印)
            取締役     日下義雄
            取締役     佐々木慎思郎
            監査役     土岐僙
            監査役     尾高次郎(印)


中外商業新報 第一〇三三三号大正四年一月二七日 第一銀行総会 分配案承認(DK500018k-0005)
第50巻 p.89-90 ページ画像

中外商業新報  第一〇三三三号大正四年一月二七日
    ○第一銀行総会
      分配案承認
第一銀行は二十六日午後一時、銀行集会所に定時株主総会を開会、渋沢男会長席に就き、当期営業概況を報告し
 欧州動乱の為め、我経済界も亦直接間接に之が圧迫を免るゝこと能はずして、一部商工業の活況を呈したる外一般に不況に陥り、殊に外国為替の硬塞は運輸の危険、保険料の暴騰と相待て、大に外国貿易を妨害し、輸出入業者の打撃を蒙ること甚しく、就中生糸の暴落は其波及する処大なるを以て、一層商況を沈衰せしめたり、加之我政府は独逸に対し最後の通牒を発し、八月廿三日宣戦を布告せられ経済界は更に惨状を極むるに至れり、然れ共戦局の進捗するに従ひ欧米各国は鋭意戦乱の経済上に及す悪影響を緩和することに勉め、我政府も日本銀行及正金銀行をして輸出入為替の取組に便宜を与へ或は勧業銀行・興業銀行に対し、大蔵省預金部の資金を融通して、小工業の救済に当てしめ、又海上戦時保険補償法を実施する等、種
 - 第50巻 p.90 -ページ画像 
種画策する処ありしも、景気は容易に挽回せず、加ふるに米価の暴落は地方の人心を萎縮せしめ、公債株券の価格は漸次下落して小銀行の破綻するもの尠からず、十一月七日に至り青島は陥落したるも欧洲の戦局は容易に終了すべくも非ず、内に在りては政界の風雲次第に険悪となり、都鄙各銀行亦一般に警戒を怠らざりしを以て、市場は引続き不振を極めたり、斯の如き異常の時に於て、当銀行は能く金融業者の本務を完ふするに勉め、常に資金の運用に留意したるが為め、所有有価証券の価格に巨額の償却を行ひたるに係らず、尚百六万余円の純益を挙ぐることを得たるは、株主各位と共に欣賀すべき所なりとす
と述べ、次いで諸計算書及左の利益配当案を満場一致可決、午後一時半散会
                       円
 当半期純益金       一、〇六二、四四六・九六
 前半期繰越金         七一八、九七一・七四
  合計金         一、七八一、四一八・七〇
      内
 役員賞与金           五三、一二〇・〇〇
 行員恩給及退職給与基金     二一、二四〇・〇〇
 積立金            三〇〇、〇〇〇・〇〇
 旧株配当金(一株二円五十銭年一割)
                五三七、五〇〇・〇〇
 新株配当金(一株六十二銭五厘年一割)
                一三四、三七五・〇〇
 後半期繰趣金         七三五、一八三・七〇


渋沢栄一 書翰 杉田富宛(大正四年)三月二五日(DK500018k-0006)
第50巻 p.90-91 ページ画像

渋沢栄一 書翰  杉田富宛(大正四年)三月二五日   (杉田富氏所蔵)
拝読 益御清適奉賀候、然者来月初旬老生貴地ヘ罷越候ニ付而ハ、貴支店ニ於ても地方得意先招待会御開被成度、而して其時日を四月五日と御治定可被成云々来示拝承仕候、老生ハ病気等之故障無之限りハ四月二日出立、即夜興津一泊ニて井上老侯を訪問し、翌三日大坂着之予定ニ御坐候、且大坂並貴地滞在中ハ明石方ヘ止宿之積ニ付別ニ旅宿之御手当ハ無之様、昨日野口弥三君出京面会ニ付伝言いたし置候、竜門社之会合、国産奨励会之用事抔、色々引受候ニ付、両三日之滞在ニてハ相応ニ世話敷事と存候、尚貴地着之上ハ万端御高配相願候、右拝答まて匆々如此御坐候 敬具
  三月廿五日
                     渋沢栄一
    杉田賢台
       拝答

「神戸市栄町第一銀行支店」 杉田富様 拝答親展 「東京日本橋兜町」 渋沢栄一
 - 第50巻 p.91 -ページ画像 
三月廿五日


渋沢栄一 日記 大正四年(DK500018k-0007)
第50巻 p.91-93 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正四年          (渋沢子爵家所蔵)
四月二日 半晴
○上略 今日出発シテ京阪ノ旅行ヲ為スニ付、朝来旅装ヲ整フ、兼子同行ス○中略七時二十分東京駅ノ汽車ニ搭ス○中略午後二時過興津駅ニテ下車シテ、井上侯爵ヲ訪問ス○中略四時六分興津発ノ汽車ニ搭シテ名古屋ニ向フ○中略午後九時過名古屋ニ達ス、神田鐳蔵夫妻其他多数来リ迎フ、名古屋支店長清水・永田二氏ハ豊橋駅ヘ迎ノ為メ出張セシ由ナルモ、行違トナリテ面会セス○下略
四月三日 朝来雲深ク天雨ナラントス
○上略 一時過発ノ汽車ニテ大阪ニ向フ○中略京都ニテ中川氏等来リ迎フ、午後八時頃大阪ヲ通過ス、明石夫妻其他大阪支店長以下来リ迎フ、明石夫妻ト相携ヘテ住吉ニ抵リ、明石氏ノ寓居ニ投宿ス
四月四日 半晴
○上略 大阪ホテルニ抵リ同地ニ開催スル竜門社員会ニ出席ス、来会者約八十名許リナリ、野口弥三氏ヨリ開会ノ趣旨ヲ述ヘラレ、尋テ阪谷評議員長ノ演説アリ、余モ政争ニ対スル実業者ノ態度ト題スル趣旨ニテ一場ノ演説ヲ為シテ閉会○下略
四月五日 晴
午前八時起床入浴シテ後○中略杉田富夫人来話ス、朝来野口大阪支店支配人来リ、午後神戸同行ノ事ヲ約ス○下略
四月六日 晴
○上略 午前十時野口大阪支店長来ル、相伴フテ住吉ヲ発シ、大阪ニテ野口氏ト分レ、京都ニ赴ク○下略
四月七日 雨
○上略 中川知一氏来訪ス、午前九時京都第一銀行支店ニ抵リ、店員ニ会見ス、尾高次郎氏来会ス、中川支配人ト行務ヲ談話ス、午前十時過七条発ノ汽車ニテ大阪ニ抵ル、梅田停車場ニテ野口支店長来リ迎フ、第一銀行支店ニ抵リ行務ヲ談ス○中略後再ヒ第一銀行ニ抵リ行員一同ヘ一ノ訓示ヲ為ス、畢テ店員ノ企望ニヨリテ揮毫ス○中略夜九時二十分発ノ汽車ニテ住吉ニ帰寓ス○下略
四月八日 晴
○上略 杉田神戸支店長来訪ス、午前九時住吉発ノ汽車ニテ神戸ニ赴ク、杉田氏同伴ス、十時前神戸第一銀行支店ニ抵リ、店員一同ニ会見シテ一言ノ訓示ヲ為ス、更ニ兵庫支店ニ抵リ同シク店員ニ面会ス○中略九時二十分ノ汽車ニテ住吉帰寓○下略
四月九日 晴
○上略 大阪ホテルニ抵リ支店ニ於テ開催セル宴会ニ出席ス、大阪大方ノ人士来会ス、食後一場ノ食卓演説ヲ為ス、大阪府知事大久保氏ヨリ答
 - 第50巻 p.92 -ページ画像 
礼ノ演説アリ、十分ノ歓ヲ尽シテ夜十時頃散会、十一時住吉ニ帰宿ス
  ○中略。
四月十二日 雨 昨日来天気悪シク朝来降雨強シ
○上略 午前十時三十分京都発ノ汽車ニテ名古屋ニ赴ク、清水百太郎氏同行ス、汽車中ニテ午飧シ、四時頃名古屋ニ着ス○中略午後五時半、魚半楼ニ於テ第一銀行支店開催ノ得意先招宴ノ席ニ列ス、来会者三十名許リ、皆得意先ノ商工業者ナリ、酒席ニ於テ一場ノ挨拶ヲ為シ、更ニ一場ノ企望ニ応シテ戦後ノ実業ニ関スル問題ニテ講演ヲ為ス、夜十時頃散会、丸文ニ帰宿ス
四月十三日 半晴
○上略 午後三時第一銀行支店ニ抵リ、店員一同ニ一場ノ訓示ヲ為ス○中略午後五時名古屋美術倶楽部ニ抵リ、第一銀行支店主催ノ地方人士招宴ノ席ニ列ス、来賓ニ対シ一場ノ挨拶ヲ為ス、杯酒間種々ノ余興アリ、夜十時散会帰宿ス
四月十四日 風寒シ曇
○上略 此日ハ当地ヲ去リ帰京ノ筈ナレバ来訪者頗ル多シ、午前九時旅装ヲ整ヘ名古屋ヲ発シ、十一時蒲郡ニ抵リ車ヲ下リテ人車約十四町一旅館ニ抵リ小憩ス、蓋シ清水百太郎氏ノ勧誘ニ応シテ同地ノ風光ヲ探ル為メナリ○中略夜九時東京ニ着ス、来リ迎フル者多シ、十時頃帰宅○下略
(欄外記事)
 名古屋出立ノ際、地方人士及得意先ノ人々多人数停車場ニ来リ送別ス
四月十五日 晴
○上略 午前十時半本郷ニテ佐々木氏ヲ訪ヒ、昨夜ノ結婚披露ノ祝詞ヲ述フ○中略正午第一銀行ニ於テ午飧ス、佐々木氏其他ト留守中ノ行務及ヒ京阪神名四支店ノ行務ニ付、種々ノ談話ヲ交換ス○下略
  ○中略。
四月二十日 曇
○上略 午後二時第一銀行ニ抵リ、支店長会議席ニ出席シテ一場ノ講演ヲ為ス○下略
四月廿一日 曇
○上略 午後二時第一銀行ニ抵リ、支店長会議ニ出席ス○下略
  ○中略。
四月廿五日 半晴
○上略 午後五時ヨリ帝国ホテルニ抵リ、佐々木勇之助氏還暦ノ祝宴ニ出席ス、食卓ニテ懐旧演説ヲ為ス○下略
四月廿六日 曇
○上略 佐々木勇之助氏来リ、昨夕ノ挨拶アリ○中略午後三時ヨリ徳川公爵ヲ始トシテ第一銀行本支店ノ人々多数来会ス、支店会ノ主任者ヲ慰労スルタメナリ、囲碁其他ノ余興アリ、夜十時頃散会ス○下略
四月廿七日 曇
○上略 午飧後第一銀行ニ出勤シ、支店長会議ニ出席ス○中略午後六時浜町常盤屋ニ抵リ、佐々木勇之助氏ノ招宴ニ出席ス○下略
四月廿八日 雨
 - 第50巻 p.93 -ページ画像 
○上略 正午第一銀行ニ出勤ス、午飧後支店長会議ニ出席シテ各店ノ情況ヲ聞ク○下略
  ○佐々木勇之助氏還暦祝賀ニ就イテハ本資料第四十九巻所収「佐々木勇之助還暦祝賀会」参照。