デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正2年10月15日（1913年）

是月十一日桂太郎逝ク。是日栄一、東京銀行集会所・東京交換所及ビ銀行倶楽部ヲ代表シテ弔辞ヲ呈ス。

銀行通信録　　第五六巻第三三七号・第六二頁大正二年一一月
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　○録事
　　　　○桂公爵弔辞贈呈
桂公爵薨去○一〇月一一日に付、東京交換所及銀行倶楽部と聯合の上、左の弔辞贈呈し、別に造花一対を贈呈せり
　　　　弔辞
　東京銀行集会所・東京交換所及銀行倶楽部は、陸軍大将従一位大勲位功三級公爵桂太郎閣下の薨去を哀悼し、玆に恭しく弔辞を呈す
　　大正二年十月十五日　　　　　　東京銀行集会所会長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　男爵渋沢栄一
　　　　　　　　　　　　　　　　　東京交換所委員長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　池田謙三
　　　　　　　　　　　　　　　　　銀行倶楽部委員長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　男爵渋沢栄一

竜門雑誌　　第三〇五号・第六六頁大正二年一〇月
○銀行団体の弔辞　東京銀行集会所・東京手形交換所・銀行倶楽部三団体にては、十五日委員会を開き、桂公の薨去に対し集会所委員長青淵先生、交換所委員長池田謙三氏、倶楽部委員長青淵先生の名を以て弔辞を呈する事及び葬儀当日生花各一対を寄贈する事を決議し、十八日青淵先生三団体を代表し桂公邸に到り慇懃に弔意を表せられたり。